「SUWADA(スワダ)」ブランドのニッパー型のつめ切りで世界に販路を広げる(株)諏訪田製作所(新潟県三条市高安寺)は、創業100周年を記念した特別イベント「諏訪田百年祭」を5月2日(土)、3日(日)の2日間、同社のSUWADA OPEN FACTORYで開く。「百年の感謝、そして新たなはじまり」をテーマに、100周年限定商品、ライブ、ワークショップ、飲食、工場見学、スカイランタン打ち上げなど、SUWADAのものづくりと遊び心を詰め込んだ2日間になる。
100周年限定BOXは1日100個、2日間で200個限定
とくにSUWADAファン注目なのが限定ボックス「100th LIMITED BOX」。100周年限定ロゴ入りのつめ切りとつめやすり、つめ切り用のトレー、つめ切り用の革ケース、ツールボックスを詰め合わせた。
ロゴには歴代の爪切りのモチーフをあしらい、真ん中にはSUWADAの合言葉「Heart Made」を象徴するハートを配置。通常の4割引き近い税込み1万1000円で販売する。
1日100個限定で、2日間で計200個を販売。イベントは午前10時開場だが、それに先立って午前9時20分から購入希望者に整理券を配布する。
さらに、同社の原点にちなむレトロなデザインの記念グッズも販売する。創業期に大工道具の「食い切り」を作っていたころのちらしをデータ化し、クリアファイルやメモ帳、歯ブラシなどに仕立てた。古くて新しい、どこかかわいらしいデザインで、100年の時間を手に取れるグッズだ。
鼓童ミニライブ、ジャズ、スカイランタンも
音楽ライブ「SUWA JAM」では、2日はハンドパンの燕市の時田清正さん(11:00)、和太鼓芸能集団 鼓童(13:00)、ジャズのナオミ'S JAZZ QUARTET(15:00)、3日は鼓童(11:00)、ジャズのLIQUID PARKS(14:30)が出演する
2日午後8時から100周年に願いを込めてスカイランタンを打ち上げる。参加費は2,640円で予約が必要。夜空に浮かぶランタンで、これまでの100年への感謝と、これからの100年への思いを共有する。
飲食も充実。地元の店や話題のフード、ドリンクが並び、「いいもの市」では職人たちが余暇に作った作品なども販売する。先着100人に「おはよう豚汁」を無料で振る舞う企画や、コーヒーパックと焼き菓子の無料配布もある。
ふだん入れない現場へ 廃材に命を吹き込むART LABツアー
ものづくり企業らしい体験企画も多彩だ。おすすめは「SWD ART LABアトリエツアー」。工場の廃材などを使い、アート作品として新たな命を吹き込む職人の作業現場を見学する。ふだんは来場者が入れない場所まで案内する特別ツアーで、参加費は1,000円。ちょっとした土産も付く。
東京・世田谷の人気ネイルサロン「UNCLOUD」によるネイルケア体験もある。派手な装飾ではなく、つめ本来の美しさを引き出すケアを体験できる。SUWADAの爪切りと親和性の高い、100周年ならではの企画だ。
このほか、オリジナルキャラクターを自由にペイントするキーホルダー作り、ダマスカス鋼を使ったアクセサリー制作、ミニメタル盆栽作り、つめやすりストラップのプレゼント、スタンプラリー、じゃんけん大会など、親子で楽しめる内容もそろえる。一部は有料で予約が必要だ。
小学5、6年生を100周年パーティーに招待するという10年越しの約束を果たす
ちょっとしたエピソードがある。2016年に諏訪田製作所90周年の記念イベントで、当時の小学5、6年生を対象に夏休みの宿題を手伝うSuwada Summer Schoolというものづくりイベントを行った。
10年後、参加した子どもたちが二十歳になり、SUWADAは100歳になる。その子どもたちを100周年パーティーに招待すると約束。チケット代わりに金属のコインをプレゼントした。
その二十歳になった子どもたちを100周年パーティーに招待し、スカイランタンの打ち上げにも参加してもらって10年越しの約束を果たす。
食い切りからつめ切りへ、そして次の100年へ
諏訪田製作所は1926年創業。当初は大工道具の「食い切り」を製造した。食い切りは、釘の頭などを切り取る道具で、関東大震災後の復興需要も支えたという。その後、木造建築の減少や戦時下の材料不足を背景に、少ない材料で生活に役立つものを作ろうと、職人が技術を生かしてつめ切りづくりへと進んだ。その技術が、つめを気持ちよく切る道具へと受け継がれた。
現在のSUWADA OPEN FACTORYは、製造現場を公開し、職人の手仕事を間近に見られる工場として知られる。今回の百年祭では、工場見学に加え、100年の歩みを振り返る展示や、スタッフから来場者へのメッセージを掲示する「SUWADA THANKS WALL」も設ける。
100周年のメインイベントとなる今回の百年祭。同社は「これまでの百年、諏訪田製作所を支えてくださった皆さまへ、心より感謝申し上げます。これからの百年、私たちは感性に響く工場として、技術・道具・接客・食を通じて新たな価値をお届けしてまいります」としている。問い合わせや予約申し込みは諏訪田製作所(0256-45-6111)。
