新潟県田上町の田上小学校(佐藤智昭校長)の5年生が、このほど学校教育田で稲刈りを行った。収穫した米は、町外の人にも田上の米のおいしさを知ってもらい、人とのつながりを生み出したいという思いを込めて「田上のご縁米」と名付けた。10月23日には道の駅たがみで、羽生田小学校の児童と一緒に販売する予定だ。

ぬかるみに四苦八苦しながら稲刈り
米づくりの学習には、毎年5年生が取り組んでいる。ことしは5月に田植えを行い、夏休み明けには田んぼを訪れて稲の成長を観察した。
学校教育田の広さは5.5アール。稲刈りは5年生26人を対象に、保護者も参加する学年PTA行事として行った。学校教育田の耕作者や町、農業関係者らの協力を得て、米づくりに携わる人たちの苦労や工夫を学び、食料や農業への理解を深めるとともに、郷土の米を大切にする気持ちを育てるのがねらいだ。
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稲刈り当日は晴れたが、それまでに降った雨で田んぼはぬかるみ、コンバインが走るのもやっと。児童は長靴で田んぼに入り、稲をつかんで根元から鎌で刈り取った。
「けがをしないで頑張るぞー!」と気勢を上げて始めたものの、田んぼに入れた足が抜けなくなったり、転びそうになったりして四苦八苦。「足が無理ゲー!」と声を上げ、ぬかるみと格闘していた。

米を通して人との縁を
ことしの米の名前「田上のご縁米」には、自分たちが育てた米を、ほかの人とつながるきっかけにしたいという児童の思いが込められている。
町内だけでなく、町外の人にも米のおいしさを伝えたいと、PRの方法や商品づくりを考え、販売に向けた準備を進めている。ポスターやチラシ、動画などに稲刈りの写真を使う案も出ており、育てて収穫した経験を、米の魅力を伝える活動につなげようとしている。
10月23日に道の駅で販売へ
10月23日の販売は、羽生田小学校と合同で行う予定。児童は米の販売に加え、おにぎりと田上町の梅を組み合わせて売ることも検討している。
収穫した米は児童自身も味わう。米づくりから販売、食べる体験までを通して、地元の米のおいしさや田上町の魅力を学んでいく。
