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8月に三条で大学野球サマーリーグ ことしは新発田にも会場広げ、県内高校生も運営に参加へ

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首都圏の大学野球の次世代育成と地域交流を図る「次世代育成大学野球サマーリーグ」が8月6日(木)から10日(月)までの5日間、新潟県三条市の三条パール金属スタジアムを中心に開かれる。ことしで12回目。これまでの三条、白根、見附に加え、新たに新発田市の五十公野公園野球場も会場に加わり、開催エリアを大きく広げる。

三条パール金属スタジアムを訪れたサマーリーグの運営にあたる慶応大と筑波大の学生
三条パール金属スタジアムを訪れたサマーリーグの運営にあたる慶応大と筑波大の学生

参加するのは、慶応大、明治大、法政大、立教大、国学院大、駒沢大、筑波大、拓殖大、新潟大などの大学チームで、残念ながらことしは早稲田大の参加はない。

県内高校との交流試合も組まれ、新潟産業大学附属高、新潟県央工業高、北越高、新潟西高、新潟高、新発田農業高、佐渡高などが大学チームと対戦する。

三条パール金属スタジアムでは4日間とも試合が行われ、白根球場で7日から9日までの3日間、五十公野公園野球場で8日、見附運動公園野球場で9日に試合が行われ、計24試合が予定されている。

中学生や高校生への野球教室、障害者野球チームとの交流も

地域交流プログラムも多彩だ。慶応大が中学生対象の対面野球教室、明治大が地元の障害者野球チームとの交流、筑波大と拓殖大が高校生向けの対面野球教室、慶応大が三条高対象のオンライン野球教室などを計画している。

学生と関係者らでミーティング
学生と関係者らでミーティング

三条の地域資源も体験 三条市立大学とコラボグッズも企画

試合の合間に地域の魅力を体験するエクスカーションも実施する。参加大学の学生が三条市内の事業者や観光資源を訪れ、ものづくり、食、自然を体験する。

候補には、サンファームでのBLTサンドイッチ作りや笹団子作りのほか、彫金の出張ワークショップ、寺での瞑想会、川遊びと温泉、ブルーベリー摘み取り体験などがある。

例年行っている三条市立大学とのコラボグッズ制作も進める。学生が三条市立大学の3Dプリンターやレーザー加工の技術を活用し、キーホルダー、コースター、ノート、スプーンなど、300円から500円程度の価格帯の商品を検討している。

各大学のグッズに加え、サマーリーグ独自のオリジナルグッズ販売にも挑戦する方針で、在庫リスクも見ながらていねいに準備を進める。

企画の内容を説明する学生
企画の内容を説明する学生

スポーツツーリズムで初めて新発田市が会場のひとつに

ことし新たに会場となる新発田市は、スポーツツーリズムに力を入れている。市では合宿補助金の制度を整え、施設予約や宿泊の調整をワンストップで受ける体制を進めている。野球だけでなく、空調設備のある体育館を生かしたバスケットボール、卓球、応援団などの合宿誘致にも積極的に取り組んでいる。

新発田市の担当者は「行政が待っていてもだめ。営業マンのつもりで動いている」と話し、大学野球サマーリーグの受け入れを新発田市のPRや交流人口拡大につなげたい考えだ。

学生が試合だけでなく、新発田城や川遊びなど地域の体験にふれることで、「大人になったときにまた新発田に来たいと思ってもらえれば」と期待する。

大会関係者は、新発田の参加によってサマーリーグの規模が一段広がると見ており、「まずはやってみて、ノウハウを蓄積したい」と話している。

企画チーム23人、高校生も「一緒につくる」大会へ

サマーリーグは2015年に始まり、大学野球部の学生が運営にも深くかかわるのが特徴。企画チームは参加大学の学生を中心に23人で構成し、試合運営だけでなく、地域交流、グッズ制作、広報、野球教室、エクスカーションなどを分担して準備を進めている。

ことしは新たな試みとして、高校生も単なるボランティアではなく、運営の一部に入る。新発田農業高や新潟県央工業高の生徒の参加を想定し、大学生と高校生が一緒に大会をつくる形を目指す。

5月30日、企画チームの慶応大6人、筑波大2人の8人が来条し、エクスカーションの視察などを行ったあと、三条パール金属スタジアムで地元大会関係者らと顔合わせし、打ち合わせした。

ほかの大学にも参加したいと思ってもらえる大会に

慶応野球部マネージャーでことしの学生統括を務める3年の植田さくらさんは、3回目のサマーリーグ参加になる。昨年も運営統括を務めたが、「引き継ぎがあいまいだったところもあり、うまくいかなかった部分があって悔しかった」と振り返る。

ことしは「去年より絶対にいい大会にしようと、早め早めに動いている。もっとほかの大学にも参加したいと思ってもらえる大会にしたい」と意気込む。

学生や高校生が一緒に大会をつくる形にしたい

サマーリーグの仕掛け人の松橋崇史拓殖大教授
サマーリーグの仕掛け人の松橋崇史拓殖大教授

慶応野球部OBで、12年前に自身が主導してサマーリーグを立ち上げた実行委員長の拓殖大商学部教授、松橋崇史さんは「単なるお手伝いではなく、大学生や高校生が一緒に大会をつくる形にしたい」と強調する。

茨城県の高校野球関係者から「高校生ボランティアを入れたらどうか」と助言されたことが、今回、高校生に運営にかかわってもらうことにしたきっかけ。地域の盛り上がりづくりにもつなげたい考えだ。

また、サマーリーグを見て大学野球を目指す高校生が増えているとも述べ、もっと情報発信していく余地があると言う。会場を盛り上げる企画にも力を入れ、野球だけでなく地域交流を含めた大会づくりを進めると話していた。

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