帝国データバンク長岡支店によると、関栄ニット有限会社(見附市学校町1)は2月29日に事業を停止し、3月8日に新潟地裁長岡支部へ自己破産を申請した。負債は債権者約55人に対して約1億4000万円。
同社は、1951年(昭和26)5月創業、64年(昭和39)6月に法人改組されたニット製品製造業者。婦人用セーター、紳士用セーターなど、各種ニット製品の製造を手掛け、ピーク時の年売上高は5億円を超えたようだ。
しかし、国内アパレル需要の縮小などを背景の業容は縮小傾向にあったほか、近年は新型コロナウイルス感染拡大の影響などもあり、厳しい業況を強いられ、2023年7月期の年売上高は5000万円程度にとどまっていたらしい。
その後も事業の立て直しは進まず、借入金の返済負担が重くなるなか、事業継続を断念した。