小脳萎縮症という難病と闘いながら絵筆を握る江口昭さん(58)=三条市三竹=の作品展「江口昭 その人とその作品」が、11日まで三条市・パルム2号館で開かれている。
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11日まで三条市・パルム2号館で開かれている「江口昭 その人とその作品」 |
江口さんは、昭和24年旧栄町生まれ。43歳のときに小脳萎縮症と診断された。全身の震えなどがあり、小千谷市内の病院に2年間、入院して今は三条市に住む。
車いすの生活で言葉も不自由になったが、一方で自分を表現する手段として絵を描き始めた。病院で落書き帳などに描き始めたのが最初で、描きためたスケッチブックは今では120冊にもなる。
作品の多くは画面の中央に観音や地蔵の姿を描き、その周りを笑顔の太陽や花、トンボ、カエル、アリ、ハートなどのユーモラスなキャラクターたちで囲む。筆ペンで線を描き、ピンクや黄、赤、緑、青など優しい色合いの色鉛筆やクレヨンで彩色する華やかなイメージだ。
さらに、「五体不まん足なれど 心は健やかなり!幸福です…」、「夢と希望をこの手でつかみ取れ!」など、感謝の気持や自分自身を奮い立たせる言葉を書き加え、見る人に勇気や感動を与える。
作品には描きあげた日付けと時刻を記す。作品展を手伝う江口さんの友人らは、「生きることに対しての喜びを表現している江口さんにとって、時間はとても大切なものなのでは」と、その心を読み解く。病状が少しずつ良くなっている部分があり、筆を持って集中すると震えが止まることもあると言う。
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会場を訪れた江口さん |
江口さんの作品の展示は、平成18年2月に三条市丸井今井邸で約30点を初めて展示し、今回2回目。今回は前回の3倍以上の100点余りを展示している。
江口さんが利用する福祉タクシーの運転手が江口さんの書いた絵を見て、同社の会報紙の表紙に掲載。その会報紙を見たパルム内の店主が、場所を提供するので作品展を開いてはと勧め、実現した。毎日午前10時から午後5時まで開いている。入場無料。





