三条市吉田、(社)県央研究所(高野雅志理事長)とNPO全国法人ごはん科学研究所は27日、同研究所そばの田んぼで「平成20年度版 もうひとつの小さな稲刈り」を行い、研究用に栽培した古代米を手作業で刈る昔ながらの稲刈りを体験してもらった。
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27日行われた「平成20年度版 もうひとつの小さな稲刈り」 |
市内の小学生を中心に子どもや保護者など一般38人と職員約20人の計60人近くが参加。研究用に栽培した7品種の古代米とコシヒカリのうち、収穫期期を迎えた古代米の「紅香(ベニカ)」や「紫宝(シホウ)」など4品種とコシヒカリを、かまで刈り取った。
収穫したイネをワラで束ね、天日干しするために田んぼの中にタケで作った「はざ」にかけ、脱穀機を使った脱穀も体験した。
曇りで半袖では肌寒いくらいだった。前夜来の雨は朝までにあがったが、田んぼは水を張ったようにぬかるんで所も多く、長靴だと足が抜けずに動けなくなる場面もあった。
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刈り取ったイネを天日に干すためにはざかけ |
三条市茅原、鈴木虹(こう)ちゃん(6つ)は「(イネの根本を)切るとき固かった」と小さな手でかまを動かし、「寒いけど、楽しい」と初めての稲刈りを楽しんでいた。
はざがけは小学生の時以来と言う新潟市の渋木多喜男さん(57)は「昔はこれ(はざがけの手伝い)をやらされるのがいやでね~」と半世紀前の収穫の秋を懐かしんでいた。
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脱穀も体験 |
食育と地域農業の活性化に寄与しようと長年、コメの研究に取り組むなかで、5年前から試験研究圃場の認可を受けた田んぼで古代米を栽培。田植えと稲刈りは地域の子どもたちなどに参加を呼びかけ、昔ながらの手作業を体験してもらっている。
ことしは温暖化や温室効果ガスの対策として水田の効果に期待が集まるよと予測し、新たな研究課題とした「水田機能を利用した温暖化対策と米の品質向上に関する研究」の一環として春の田植えから行い、「稲作文化から学ぶ豊かさの意味-地域に根ざした温暖化対策」をテーマに開いた。
収穫したコメは今後、抗酸化物質やおいしさなどの研究のために使用するとともに、同研究所では昨年も行った「収穫祭」での試食なども計画している。



