新潟県燕市宮町の戸隠神社秋季祭礼に合わせ、19日夜、宮町商店街で初の「つばめまちなかビアガーデン」が開かれた。ここ数日は夜になると肌寒さも感じる日が続いていたが、この日は残暑がぶり返し、夜になっても蒸し暑さが残る絶好のビアガーデン日和。屋外席にはほどよい数の来場者が集まり、料理やビールを片手に、秋祭りの宵を商店街でゆったりと楽しんだ。
蒸し暑い夜、屋外席に心地よいにぎわい
主催は宮町商店街を中心に活動する任意団体「つばめまんなか商店街」。これまで本祭の日に開いてきた「えんにちひろば」に加え、ことし初めて宵宮の19日に夜のイベントを企画した。
代表でフリーカメラマンの歸山芳文さん(40)がえんにちひろばを、メンバーで「Bar Healer(バー・ヒーラー)」店主の平原健太さん(37)がビアガーデンを担当した。2人とも仕事の拠点は宮町商店街だ。
戸隠神社の秋季祭礼に露店が出なくなり、歸山さんたちが「商店街でできることをちょっとやろう」と、キッチンカーを呼んだり、遊びのブースを設けたりして2023年にえんにちひろばの原型がスタートした。
ビアガーデンは今回が初めて。平原さんが飲食店を巡るイベントを考えていた。それに歸山さんが宵宮に合わせた開催を提案し、えんにちひろばの前夜祭として開くことにし、2日間のイベントになった。
19日のビアガーデンは、商店街の飲食店などがテイクアウトメニューを用意し、「美しい時間」前や宮町シェアオフィス前などに設けられた屋外席へ持ち寄って味わうスタイル。店内で飲食する人、通りを歩きながら店をのぞく人もいて、普段の夜と違った宮町の表情が広がった。
人出は混み過ぎることも寂し過ぎることもなく、初開催の催しとしてはちょうどいいにぎわい。夜になっても湿った空気が残り、冷たい飲み物がよく似合った。
アイリッシュ音楽で一気に異国情緒
会場では宮町を中心に活動する「つばめアイリッシュ」の演奏も。フィドルやアコーディオンの音色が通りに響き、屋外席で酒や料理を楽しむ人たちの姿と重なって、ヨーロッパの街角を思わせる風景になった。
今回のビアガーデンは、参加店で買った料理を屋外で楽しんでもらうだけでなく、これまで入ったことのなかった店を知ってもらい、その後の来店につなげることも狙い。宵宮の夜に新たな楽しみを加える試みとなった。
戸隠神社では午後7時から宵宮祭が行われた。境内にはポッポ焼きの夜店1店だけが出店していた。歸山さんは「夜店がなくてもこんなに大勢の人が来てくれることがわかった」と喜び、手応えを感じていた。
20日は子どもが主役の「えんにちひろば」
翌20日(日)は午前10時から午後4時まで、戸隠神社境内と宮町商店街で恒例の「えんにちひろば」が開かれる。
「たのしいひろば」には7団体・店舗が参加し、射的、的当て、コーンホール、モルック、ミニボウリングなどを用意する。糸鋸やモールドールのワークショップ、古本絵本の販売、つばめベースでのゲートボールも楽しめる。
県央地域の若手農業者らでつくる「どろんこ塾」は、農産物販売や宝探し収穫ゲームを実施。秋祭りらしく、農業や収穫に触れられる企画も盛り込む。
「おいしいひろば」には阿部商店、キッチンカー多聞、気まぐれnono、旅する居酒屋ヤヘドン、CHINAMI、chou chou* Crepes、モグモグlaboratoryのキッチンカー7台が並び、唐揚げやクレープなどを販売する。
神輿渡御も、宮町から仲町は交通規制
戸隠神社では20日午前11時から例大祭、午後2時から江戸神輿渡御、午後3時から町内子供みこしを予定する。
20日は午前9時から午後5時まで、宮町から仲町の一部区間で交通規制を行う。特設駐車場は会場から徒歩約5分の燕庁舎(旧水道局)第二駐車場。
