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燕市から熊本地震の被災地へ簡易ベッド256台 新越ワークスが寄贈、佐川急便が輸送

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新潟県燕市は7日、令和8年熊本地震で被災した熊本県八代(やつしろ)市へ、市内のアウトドア用品メーカー、(株)新越ワークス(燕市小関、山後佑馬代表取締役社長)が寄贈した簡易ベッド256台を発送した。同社と燕市、佐川急便株式会社が連携し、被災地から要望のあった寝具を速やかに届ける。

新越ワークスの山後社長から佐野燕市長に目録を手渡す
新越ワークスの山後社長から佐野燕市長に目録を手渡す

同日午前9時、新越ワークス本社前で出発式を行った。佐野大輔燕市長と山後社長らが見守るなか、簡易ベッドを積んだトラックが八代市へ向けて出発した。10日に現地へ到着し、八代市を通じて避難所で活用される予定。

新越ワークスは、これまでも被災者支援に取り組んでおり、10年前の熊本地震では熊本県のPRマスコットキャラクター「くまモン」をレーザー刻印したシェラカップ約2,000個を販売し、その売り上げから60万円ほどを被災地に寄付している。

被災地の「寝具が足りない」の声に即応

今回の支援のきっかけは、4日にオンラインで開かれた「活力ある地方を創る首長の会」。八代市の小野泰輔市長が避難所で段ボールベッドなどの寝具が不足していると訴えた。

新越ワークスの折り畳み式簡易ベッド「リラックスコット」の寝心地を試す佐野市長
新越ワークスの折り畳み式簡易ベッド「リラックスコット」の寝心地を試す佐野市長

その直前、新越ワークスから燕市へ「被災地へ何か支援物資を届けたい」と申し出があった。燕市は同社にもオンライン会議へ参加してもらい、被災地の生の声を聞いてもらった。

段ボールベッドについては、国のプッシュ型支援によって必要量を確保できる見通しが立っていた。一方、燕市が、日中に素早く撤収でき、ベンチとしても使えるなど、避難者や支援職員、ボランティアが多用途に活用できる簡易ベッドを提案したところ、八代市から「活用させていただきたい」と回答があったことから、今回の支援が決まった。

新越ワークスはことし4月にも燕市へ防災用寝具を寄贈しており、自社製品を提供することを決めた。

当初は300台を送る計画だったが、トラックの積載重量との兼ね合いで256台に変更した。輸送は燕市と災害時の物資輸送協定を結んでいる佐川急便が担った。

ベンチにもなる折り畳み式

寄贈したのは、新越ワークスのアウトドアブランド「ユニフレーム」の折り畳み式簡易ベッド「リラックスコット」。持ち運びや設置が容易で、ベッドだけでなくベンチとしても使える。

簡易ベッドを積み込んだ佐川急便のトラック
簡易ベッドを積み込んだ佐川急便のトラック

山後社長は「報道で避難所の皆さんが非常に困っていることを知り、私たちが持っているもので何か役に立てないかと考えていた。床で寝なければならない方もいると聞いている。少しでも体を休めるために活用してもらえればありがたい」と話した。

佐野市長も実際にベッドへ横になり、段ボールベッドに比べても寝心地が良いことを確かめた。

「少しでも心と体を休めて」

佐野市長は「災害時には、必要とされている物資をいかに早く届けるかが大切。燕市が要請する前から新越ワークスに名乗り出ていただき、佐川急便にも迅速に対応していただいた」と両社に感謝した。

長期化する避難生活については「避難所にいるだけでも精神的な負担は大きく、疲労が災害関連死につながることもある。少しでも心と体を休めてもらい、その負担の緩和に役立てば」と願った。

出発する佐川急便のトラックを見送る
出発する佐川急便のトラックを見送る

燕市は今後、国や県、首長間のネットワークを通じた要請を見ながら、職員派遣を含む追加支援にも迅速に対応する。

令和8年熊本地震は7月28日に発生し、熊本県内で最大震度7を観測した。八代市では避難生活が続き、寝具をはじめとする生活物資の確保が課題になっている。

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