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島根大生のインターンから生まれた「冷やししじみ蕎麦」 宍道湖と下田を一杯でつなぐ 売上の一部は熊本地震義援金に

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「道の駅 漢学の里しただ」(新潟県三条市庭月・渡邉梨絵駅長)の農家レストラン「庭月庵 悟空」で、島根県・宍道湖(しんじこ)産のシジミと下田産そば粉を使った期間限定メニュー「冷やししじみ蕎麦」(1,500円)が登場した。島根大学4年の山根織音(しおん)さんが三条市でインターンシップに取り組むなかで生まれたメニューで、売り上げのうち1食につき200円を令和8年熊本地震の被災地支援に寄付する。

「道の駅 漢学の里しただ」の農家レストラン「庭月庵 悟空」が期間限定している「冷やししじみ蕎麦」
「道の駅 漢学の里しただ」の農家レストラン「庭月庵 悟空」が期間限定している「冷やししじみ蕎麦」

下田の課題を学ぶインターンから商品開発へ

山根さんは、移住促進やまちづくりに取り組むきら星(株)(湯沢町)が三条市内に置く拠点でインターンシップに取り組んでいる。その一環で約1カ月間、週に数回、漢学の里しただに通っている。

当初は、道の駅で接客をしながら生産者らと交流し、過疎化が進む下田地域の課題を探ることがテーマだった。しかし、道の駅側から「せっかくならもっと楽しいことをやろう」と提案。山根さんの地元・島根県の名物に話が及んだ。

そこで出てきたのが、日本有数のシジミ産地として知られる宍道湖。山根さんに現地からシジミを取り寄せることができるつながりもあった。下田産そば粉を使う同店のそばと組み合わせることになり、島根と下田を一杯で結ぶしじみそばの商品開発が始まった。

「冷やししじみ蕎麦」を共同開発した渡邉駅長(左)と島根大学4年の山根さん
「冷やししじみ蕎麦」を共同開発した渡邉駅長(左)と島根大学4年の山根さん

宍道湖産シジミを約80グラム

一杯には宍道湖産のシジミを約80グラム使用。シジミから取っただしをそばつゆに合わせ、だしを取った後のシジミもそのままたっぷりと盛り付ける。

担当者は宍道湖産シジミについて、だしを取った後も身に弾力が残り、「普通に食べてもおいしい」と話す。

開発時は暑い時期だったことから冷たいそばに仕立てた。ミョウガと三つ葉を添え、シジミのうまみの強いだしにさわやかな香りを加えた。気温によっては温かいそばでの提供にも対応する。

つゆにはシジミのだしがしっかりと感じられ、そばとの相性もいい。だしを取ったあとのシジミなのにしっかり歯応えとうま味が残って具としても楽しめる。つゆもそのまま飲みたくなる一度は味わってみたい一杯に仕上がった。

下田産のそば粉でそばを打つ渡邉駅長
下田産のそば粉でそばを打つ渡邉駅長

1食200円を熊本地震の被災地へ

商品開発だけで終わらせず、山根さんから「熊本地震で被災した人たちの一日も早い復旧、復興につなげたい」と提案があり、売り上げの一部を寄付することも決めた。

1食につき200円を被災地支援に充てる。山根さんが三条を離れる前をめどにいったん販売実績をまとめ、集まった寄付金を関係機関を通じて届ける考えだ。

販売は8月27日にスタートし、9月末までを予定しているが、材料がなくなりしだい終了する場合がある。

島根からやって来た大学生と下田の道の駅との出会いから生まれた一杯。遠く離れた宍道湖と下田を食で結び、さらに熊本の被災地支援へとつなげる取り組みとなった。

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