(一社)燕三条青年会議所(酒井貴輝理事長・会員55人)は、3日の7月通常総会で、2027年度の第31代理事長候補者に副理事長の遠藤重樹さん(38)=燕市・飴屋本舗代表=を選出した。6日の記者会見で遠藤さんは、2027年度は創立30周年の節目で、「これまでの歴史を振り返り、関係各位への感謝を伝えるとともに、燕三条青年会議所が目指す理想の未来を広く力強く示す1年にしたい」と抱負を述べた。
燕三条青年会議所は、新潟県燕市、三条市を中心に活動する。2027年度は2027年1月1日から1年間。監事候補者には齋藤和也さん(36)=LCエデュケーション・燕市議=と西岡修平さん(37)=マルソー=が選ばれた。
25周年でできなかった式典分も感謝を伝える
遠藤さんは記者会見で、2027年度が燕三条青年会議所の創立30周年に当たることにふれ、「青年会議所は5年、10年の節目に周年事業を行い、市民、行政、諸団体、関係者に感謝の気持ちを伝える場を設けている」と話した。
5年前の2022年の創立25周年は、コロナ禍で記念式典をできなかった。このため30周年では「5年前にできなかった分の歴史も振り返り、感謝の気持ちを伝える場を設けたい」。
「燕三条ビジョン」「JC宣言」も検証
燕三条青年会議所が目指す未来像として2022年に改定した「燕三条ビジョン」について、「燕三条タスクフォース2040プロジェクトチーム」の活動を踏まえ、2027年度に検証する考えを示した。
2017年の創立20周年時に改定した「JC宣言」も10年が経過することから、現在の時代に即しているかを組織として見直す。必要なら改定し、記念式典や記念事業を通じて市民や関係団体に広く発信する。
会員の4割超が入会3年未満 資質向上と会員拡大へ
遠藤さんは、会員の資質向上も重点に掲げた。青年会議所は40歳で卒業する仕組み。ベテランが抜け、若手が増えていく。現在、入会3年未満の「アカデミーメンバー」が全体の4割を超える。「青年会議所の意義や魅力を次の世代につなぐことが難しくなっていく」と危機感を示した。
具体的には、青年会議所が長年、培ってきた会員育成プログラムを活用するほか、他の青年会議所の成功事例から学び、燕三条青年会議所の活動に生かす。研修だけでなく会員同士の交流も重視し、若手と経験豊富な会員が互いに学び合い、組織として一枚岩になれるよう取り組む考えだ。
経営資質の向上については、会員の多くが企業経営者や役員、事業所の中核を担う立場にあることから、社会情勢の変化に対応できる経営感覚や判断力を磨く機会を設ける。遠藤さんは「JC活動を続けるには、その基盤となる企業や事業がしっかりしていなければならない」とし、JCとしての資質と経営者としての資質の両面を高めていく。
会員拡大については、委員会ではなくプロジェクトチームを設ける構想。拡大に精通した現役メンバーや卒業年度の会員を中心にチームを編成。OBにも協力を求めながら組織全体で取り組む。
4委員会体制を想定
2027年度の委員会構成は、30周年記念式典を担当する委員会、記念事業を担当する委員会、会員の資質向上を図る委員会、経営資質の向上を目指す委員会の4委員会を想定している。
組織案は11月の通常総会で固め、2027年1月1日から新体制をスタートする予定。遠藤さんは「40年、50年と持続可能な燕三条青年会議所となり、少しでも燕三条地域をより良くする一年にしたい」と決意を述べた。
監事候補者の齋藤さんは、塾講師と市議会議員を務めていることにふれ、「遠藤理事長候補者を支え、30周年の節目の年をしっかり務めたい」と話した。
同じく監事候補者の西岡修平さんは、上越青年会議所で活動した後、燕三条青年会議所に移った経歴を紹介。「燕三条に来て3年目、来年で4年目になる。別の青年会議所にいたからこその経験や、第三者的、俯瞰的な視点を生かし、青年会議所はどうあるべきか、理事長の考えに基づいてバランスを取りながら監事として務めたい」と述べた。




