元イスラエル兵で平和活動家、木工作家のダニー・ネフセタイさんを講師に迎えた「第2回パレスチナ学習会」が9月10日(木)午後3時から6時まで、新潟県三条市本町2の三条別院旧御堂で開かれる。「ダニーさんの気づき〜他人事から自分事へ パレスチナ問題から考える〜」をテーマに、イスラエルで生まれ育ったネフセタイさんが、自身の経験をもとに平和について語る。
主催は「パレスチナ問題を考える有志の会」(菊池要代表)。昨年に続いて2回目の学習会となる。午後2時半開場。参加費500円で、学習会継続のためのカンパも呼びかけている。
イスラエル軍で3年間兵役
ネフセタイさんは1957年、イスラエル生まれ。高校卒業後の1975年、徴兵制によってイスラエル軍に入り、空軍のレーダー部隊で3年間兵役を務めた。退役後はアジアを旅し、1979年10月に来日。日本各地をヒッチハイクなどで旅した後、日本語学校で学び、神奈川県の家具会社に勤めた。
1988年に埼玉県皆野町へ移り、木工房を開設。現在は妻とともに注文家具や遊具、木工小物などを制作する一方、自らの軍隊経験などを踏まえ、平和や戦争について講演を続けている。
著書に「国のために死ぬのはすばらしい?―イスラエルからきたユダヤ人家具作家の平和論―」、「イスラエル軍元兵士が語る非戦論 『抑止力』という考えはもうやめよう」、「どうして戦争しちゃいけないの?―元イスラエル兵ダニーさんのお話―」、絵本「ダニーさんのちゃぶだい―もの造り/ものの破壊―」などがある。
主催者は開催趣旨で、ガザ地区をはじめとするパレスチナをめぐる状況を背景に、「イスラエルでの生活、イスラエルでは敵だと教えられてきたアラブの人たちと日本で共に学んだこと、立場の違う両方の視点を経験して気づいたことを聞く学習会」としている。
午後1時から松葉幼稚園の園児と交流
学習会に先立ち、同日午後1時からは松葉幼稚園を訪れ、園児との交流会「平和について考える『ダニー先生のお話を聞く会』」を行う。
幼稚園では、ネフセタイさんの話を聞くことを通して平和について考え、「他者への思いやりやいたわりの心を育てる一助」とすることをねらいとしている。
園児には事前に絵本「ダニーさんのちゃぶだい」を読み聞かせて当日に備える。ネフセタイさんの話を聞いた後、園児が感想を述べ、最後には感謝の気持ちを込めて歌を披露する予定。希望する保護者も参加する。
著書や妻の手作り品、パレスチナ関連商品も販売
三条別院での学習会では、ネフセタイさんの著書やDVDも販売する。「国のために死ぬのはすばらしい?」、「イスラエル軍元兵士が語る非戦論」、「どうして戦争しちゃいけないの?」、「ダニーさんのちゃぶだい」などを用意する。
さらに、ネフセタイさんの妻が制作したペンダントやバッグなどの小物類、昨年の学習会で講師を務めた高橋真樹さんの著書も販売する。
このほか、フェアトレードでパレスチナの生産者を支援する「パレスチナ・オリーブ」のオリーブオイル、石けん、ハーブとスパイスを混ぜた「ザータル」なども並ぶ予定だ。
問い合わせは「パレスチナ問題を考える有志の会」の菊池要代表、電話0256-33-3356(浄圓寺内)。
