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7・13水害仮設住宅で暮らす高齢者の交流の場「お茶の間広場」の利用者が今度はボランティアの側に(2006.8.26)

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三条市総合福祉センターを会場に7・13水害仮設住宅で暮らす高齢者の交流の場「お茶の間広場」の最終回となった25日、あわせて行われた感謝の集いで、利用者が今度は自分たちがボランティアをする側に回ろうと動き始めた。

25日開かれたお茶の間広場の最終回の感謝の集い

25日開かれたお茶の間広場の最終回の感謝の集い

感謝の集いの最後に、お茶の間広場の運営をしてきた三条市ボランティア連絡協議会が提案したもの。手始めに会場を提供してくれた総合福祉センターの車いすの掃除をと呼びかけ、それに利用者が拍手で応えた。

ボランティア参加に意欲的な三条市曲渕に住む58歳の女性は、7・13水害でけがをして4カ月入院し、自宅を失った。夫婦で支えた7代続いた家業もやめざるを得ず、「本当に何もかも失った」。

入院中には死を考えることもあったが、その支えになったのもお茶の間広場だった。みんなと食事し、ボランティアから悩みを聞いてもらううちに笑顔が戻った。

そこで知り合った人たちとは、身内以上に心を開き、離れがたいに存在になった。一方で、この日を迎えられずに脳梗塞(こうそく)などで数人の仲間と死別するつらさも味わったが、それでも、たくさんの人と出会えたお茶の間広場に参加するのが仮設住宅での生活の励みだった。

「今までは、してもらってばっかりで心苦しかったけど、今度は、できることから手伝わせてほしい」。仮設住宅を出てスタートした新しい生活は、さらに輝きを増したかのようだたった。

7・13水害仮設住宅に入居する高齢者の交流の場「お茶の間広場」が25日でその役目終える(2006.8.25)