【第2回】三条市のシンガー吉田睦さんがジャズギタリスト布川俊樹さんとのデュオユニット「Found」でアルバムをリリース(2/2) (2013.6.14)

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米国での音楽活動の経験もあり、新潟を中心に活躍する三条市の女性シンガー、吉田睦さん(34)とジャズギタリスト布川俊樹さん(54)とのデュオユニット「Found(ファウンド)」のファーストアルバム『Found』がこのほどリリースされた。アコースティックでジャジーなサウンドは幅広い層の音楽ファンを魅了している。

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吉田さんは東京・大妻女子短大英文科を卒業してIT関連企業の事務職に就くと、英語が好きで「英語の歌を歌いたい」とボイストレーニングの教室に通った。それまではカラオケで歌うていど。マライヤ・キャリーやホイットイニー・ヒューストンが好きだった。

吉田睦さん
吉田睦さん

そのうちに教室の発表会に参加すると、今度はバンドで歌ってみたくなり、メンバーを募集。20代半ばからバンド活動を始め、ライブハウスに出演したり、ユニットに参加したり、フルバンドで歌ったりと自然に活躍のフィールドが広がった。

中学生のときに米国でホームステイの経験があり、いつか海外で暮らしてみたいと思っていた。その気持ちが募り、貯金して渡米、留学したのは27歳の夏。カリフォルニア州サンノゼの語学学校に通った。同時にハーフの友だちとカフェで演奏することも。サンノゼで4カ月過ごしたあとは、中学生のホームステイでも過ごしたフロリダで1カ月滞在。今度は音楽がやりたくなってニューヨークへ移った。

バーやレストランで行われていたオープンマイクで飛び入りで歌った。教会へゴスペルを見に行ったり、アポロ・シアターへ行ったり。3カ月で資金が尽き、帰国。東京の家は引き払っていたので、実家へ戻り、派遣会社に勤務後、今も働くJAにいがた南蒲に就職した。

アルバム『Found』のポスター
アルバム『Found』のポスター

地元では、サックス奏者でもある「見附Jazz倶楽部」の阿部泰比古さんと知り合って見附市のジャズプレーヤーを紹介され、音楽仲間が増えていった。「新潟でも音楽ができるのかなと思って」活動のフィールドを広げ、数年前に「吉田睦 with Sekt」、続いて「吉田睦&ザ・ゴールデンズ」を結成している。

「吉田睦 with Sekt」は09年にアルバム『Dressing Up !』をリリースしており、吉田さんにとっては、今回が2枚目のアルバムになっった。

阿部さんに歌を続けるには東京に出ろと言われたことがある。そのことで11年に阿部さんが布川さんに相談すると、布川さんに「地元にファンがいるんだから出て行かなくてもいい」と言われたという。新潟にいても、必要なら演奏するときだけ東京に来ればいいと。

アルバム『Found』を手に吉田睦さん
アルバム『Found』を手に吉田睦さん

吉田さんは「まだ新潟でも全然、知られてませんから」と言う。今は東京に拠点を移すことを考えるような段階にはないとも。それよりも「まずは県内の人に聴いてもらいたい」。今回のアルバムには「田園風景なんかにインスパイアされた新潟でしかでき得ないCDになったと思う」と満足している。県内には自身のほかにもたくさんの音楽仲間がいる。「近くに上質な音楽あることを知ってもらいたい」と、地元にスポットライトが当たることを願っている。

『Found』は税込み2,520円で、Amazonのほか吉田さんが出演するライブ会場や三条市のHappy life cafe、Room、燕市のALLDAYS cafeなどで販売している。詳細は未定だが、吉田さんの誕生日の7月5日は初めて「吉田睦 with Sekt」と「吉田睦&ザ・ゴールデンズ」で出演するライブを行う。布川さんは8月21日に見附市・アルカディアで福田重男デュオツアーにゲスト出演。「Found」は9、10月に東京でツアーを行い、10月14日に三条市・クローバースタジオでライブを行う。

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