3日の新潟県央工業高校の甲子園初戦を300人余りが集まって観戦、応援した校内応援会場では試合終了後、安達弘哉教頭と新潟県央工高野球部を甲子園に送る会の梨本正實事務局長が「ありがとうございました」と深く頭を下げ、大勢の声援に感謝した。
この日は最高気温33.9度(三条市消防本部調べ)の猛暑。50インチのテレビ2台を設置し、パイプいすを並べた応援会場の体育館は、まるでサウナ。工場用の大型扇風機で回しても焼け石に水で、座っているだけでも汗が噴き出した。
しかし、テレビに映る甲子園球場の応援団も炎天下で応援を繰り広げており、弱音を吐いてはいられず、猛暑との戦いもある種の願掛け。子ども連れから年配の人までタオルで汗をふきながら、うちわを手にテレビ観戦、甲子園に向けて声援を送り続けた。
県央工業が先制点をあげた1回から、2点目をあげて2-0となった5回までは、県央ナインの活躍に両手を上げて喜び、会場内には笑顔があふれたが、6回裏に2失点で2-2の同点。「同点だ、まだまだ!」、「頑張れ!」と声を上げ、県央工高の攻撃では自然に手拍子が起こっていた。
9回裏、報徳学園の本塁打で、2-4のサヨナラ負けすると、まさかの展開に「あ~」のため息とともにぼうぜん。しばらく間を置いてから、選手をたたえる拍手がわき上がった。
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サヨナラ負けしたあと、拍手して健闘をたたえる市民 |
三条市今井から友人と来場した40歳代の主婦は「残念ですが、よく頑張ってくれたと思います」、「楽しかった。甲子園出場を応援する機会は二度とあるかないかのチャンスを与えてくれた。よく頑張ってくれました」と惜しみない拍手を送っていた。
梨本事務局長は「無念、残念。惜しかった」と肩を落としたが、「全国レベルで戦えることを十分に証明してくれた、また精進して頑張ってほしい」、「よーやってくれた。よー頑張ってくれた」と選手をたたえた。さらに、「甲子園出場にかかわってくれたすべての方に感謝とお礼を申し上げたい」、「子どもに感謝、地域の皆さんに感謝」とひたすら礼を述べていた。
安達教頭は、「試合に勝って勝負に負けた」と、つかみかけた勝利が手からこぼれ落ちたことを残念がり、多くの支援への感謝と同時に勝利の報告ができれば良かったと言いながらも、「生徒たちは、自分たちの試合ができた。よくやったと思う」と選手の頑張りには十二分に満足し、誇りにしていた。


