今夏、県央地域初の甲子園出場を果たした新潟県央工業高校野球部のための募金活動を行った「新潟県央工高野球部を甲子園に送る会」(会長・川崎国雄同窓会長)は25日、国定勇人三条市長を表敬訪問し、募金総額が1億1399万円余り(9月2日現在)となったことを報告、多くの支援や協力への感謝を伝えた。
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国定三条市長を表敬訪問した「新潟県央工高野球部を甲子園に送る会」、左奥から、梨本事務局長、福山会長代行、川崎会長、市長。右奥から坂井校長、椿副会長、高橋副会長 |
午前9時に送る会の川崎会長、梨本正實常任委員会事務局長、福山匡会長代行、椿成光副会長、高橋則幸副会長と坂井章校長の6人が市役所を訪れ、川崎会長から市長に「新潟県央工業高等学校野球部の甲子園出場に関してのご報告」と題した文書などを手渡した。
坂井校長があいさつし、支援を受けた何千人もの人たちに直接、礼を言いたいが、支援をもらった人の代表として市長に報告させてもらいたいと、「本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えた。
文書での報告は、募金、支出概要、今後の資金管理、基金の運用方針、甲子園出場記念講演会の開催、御礼についての6項目。
募金実績は9月2日現在で、個人(連名含む)が3,006件の2333万1838円、企業・団体などが1,054件の9066万2497円の計1億1399万4335円。ほかに食品で三条市の「千年悠水」やJAにいがた南蒲などからのコシヒカリや果樹、牛肉などが寄せられた。
支出概要は、野球部選手団関係、生徒応援団関係、印刷・広告関係などで合計約4000万円を見込む。残金の資産管理は、同窓会を主体管理団体に、PTA、後援会の送る会の3団体が合議制で行い、細部は「送る会役員会兼同窓会常任委員会」で決める。
野球部の強化発展及び学校全体の部活動の振興という観点を基本にした「2008新潟県央工業高校部活動支援基金」を創設し、運用していく。
加えて、この秋の同校文化祭「県央工祭」では、甲子園出場記念講演会を開く。10月25日午後2時から同校体育館で、「鉄人」の愛称で知られる元プロ野球選手、衣笠祥雄さんを講師に聴講。市内中学生や市民に入場整理券を発行して一般公開し、寄付者には礼状で開催を案内する。
さらに文書では、試合まで実質1週間の取り組みには、数多くの不備や問題があったが、大勢の協力で選手が全力で戦える資金を得ることができ、これを力に名門「報徳学園」と球史に残る名勝負を展開したと喜ぶ。募金にそえられた心温まる応援メッセージも力になり、募金活動や作業に協力した人、募金をした人、応援した人の「すべての方々に厚く御礼申し上げます」と記している。
地元にとって歴史的な試合を甲子園球場のスタンドで目の当たりにし、声援を送った国定市長は、「今でもきのうのことのように思い出す」、「全体の夢を実現してくれて。この地域をひとつにまとめてくれた大きな作用」と振り返り、「三条市民を代表して感謝申し上げます。お疲れさまでした」と、送る会メンバーをねぎらった。

