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世界48カ国から8千人超が新潟へ 11日開幕の2026 JCI ASPAC新潟大会は県史上最大規模の国際会議に

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アジア太平洋地域の青年会議所メンバーが一堂に集う国際会議「2026 JCI ASPAC(アスパック)新潟大会」が11日(木)から14日(日)までの4日間、新潟市中央区の朱鷺メッセとホテル日航新潟を中心に開かれる。世界48カ国から8000人を超える参加登録があり、新潟県史上最大規模の国際会議となる。このため会期中は新潟市内にとどまらず燕三条、長岡地域の宿泊施設も料金がはね上がり、満室状態になっている。

子どもたちの記者と記念写真
子どもたちの記者と記念写真

開幕を前に10日、記者発表会が開かれ、主管する(一社)新潟青年会議所の高杉龍司理事長、日本青年会議所の加藤大輔会頭、国際青年会議所(JCI)のアレハンドラ・カスティージョ会頭、2026年度アジア太平洋地域担当JCI常任副会頭で大会議長のベン・マックさん、2026 JCI ASPAC新潟大会の宇尾野伸実行委員長が大会の意義や見どころを説明した。

4日間で約100プログラム 新潟の食、産業、文化を世界へ

ASPACは「Asia-Pacific Conference」の略。JCIが世界を4地域に分けて毎年開く地域会議のひとつ。日本での開催は2022年の堺高石大会以来4年ぶりで、現地での本格開催は2018年の鹿児島大会以来8年ぶりとなる。

新潟青年会議所は約10年をかけて誘致に取り組み、2024年のカンボジア・シェムリアップアンコール大会で2026年大会の開催地が新潟に決まった。

大会では、総会、各国会頭会議、フォーラム、セミナー、スピーチコンテスト、各国の文化を発信するナショナルナイト、表彰式、クロージングセレモニーなど約100のプログラムが行われる。

ボリビア出身のアレハンドラ・カスティージョ国際青年会議所会頭
ボリビア出身のアレハンドラ・カスティージョ国際青年会議所会頭

宇尾野実行委員長は「あすからの4日間、世界48カ国、国内外を含めて8000人を超える参加者が新潟に集う。新潟県史上最大規模の国際会議」とし、「新潟の強み、魅力を発信するためにさまざまな企画を用意した」と話した。

初日はオープニングセレモニーと「Niigata Night」 酒樽の一斉鏡開きでギネス挑戦

初日11日は、茶話会をホテルオークラ新潟で開き、夕方から朱鷺メッセでオープニングセレモニー。各国会頭の入場、国歌斉唱、書道パフォーマンスなどを予定している。

続くオープニングパーティー「Niigata Night」では、新潟の食と日本酒文化を世界へ発信する。特別企画として、県内酒蔵の酒樽による「同時に鏡開きした酒樽の最多数」のギネス世界記録に挑戦する。30樽規模の挑戦を想定している。

デリゲイツランチはタレカツ、へぎそば、寿司、おにぎり

大会期間中の12日から14日までは、参加者向けに「デリゲイツランチ」を実施。万代島多目的広場「大かま」と新潟駅周辺、古町周辺などの飲食店と連携、出店し、新潟ならではの食を楽しんでもらう。

ASPACにいがたEXPOは100企業・団体が出展 燕三条地域から最大級規模の燕三条JCはじめ企業・団体が積極出展

12日から14日までは、朱鷺メッセのエスプラナードで「ASPACにいがたEXPO(Trade Show)」も開く。新潟県と共催し、防災関連商品をはじめ、県産品、地域技術、地場産業を国内外に発信する。

ASPACにいがたEXPOの会場
ASPACにいがたEXPOの会場

出展規模は約100企業・団体。アジア太平洋各国から訪れる青年経済人や海外バイヤー、企業関係者に向け、新潟の産業や技術力、地域ブランドをPRし、商談や国際的なネットワークづくりにつなげる。

100コマのブースには燕三条青年会議所が最大規模の5コマを使って出展。来場者が参加できる体験プログラムや、職人による実演も行う。燕伝統の鎚起(ついき)銅器の実演を12日(金)と14日(日)に実施。ほかにも燕三条地域の企業や三条市、金物卸商組合なども出展してアピールする。

宇尾野実行委員長は「アスパック史上最大規模のビジネスマッチング。新潟の食、産業、技術、防災関連の商品など、多くのプロダクトやサービスを国内外に一挙に発信する」とした。

港町、酒蔵、錦鯉、牛の角突きも体験

海外参加者を中心に、新潟の文化、産業、自然を体験するエクスカーションも用意した。

11日は「港町・新潟の歴史と美食を巡る1日」。みなとぴあ、湊稲荷神社、金刀比羅神社、旧小澤家住宅、古町花街を歩き、高級すし握り体験、今代司酒造の酒蔵見学、峰村醸造の味噌蔵見学などを行う。

12日は「山古志闘牛・錦鯉・へぎそば体験」。錦鯉の里見学、へぎそば昼食、山古志闘牛場で牛の角突き観戦を行う。

経済効果は13~14億円 狙いは「中長期の新潟ファンづくり」

大会による経済効果について、宇尾野実行委員長は「この4日間では13億円から14億円の試算」と説明。ただし、「これは短期的な経済効果。私たちがねらっているのはそこではない」と強調した。

記者発表会
記者発表会

「多くの海外の皆さまに新潟のファンになっていただき、来年、再来年、5年後、10年後に新潟にまたプライベートで戻ってきていただけるように、新潟を存分にPRしたい」と話した。

高杉理事長も「2000人以上の海外メンバーと直接ふれあう機会は、この先もなかなかない。新潟の国際化に寄与し、新潟のファンを増やしたい」と期待した。

「単なる国際会議ではない」

高杉理事長は「この大会は単なる国際会議ではない。新潟の魅力を世界へ発信し、地域の文化、食、産業、人の魅力を知っていただく機会」と述べた。

加藤会頭は、ASPACを「価値観や文化の違いを超えて理解を深め、信頼関係を築き、新たな価値を創出する民間外交を体現する重要な機会」と位置づけた。

JCIのカスティージョ会頭は、若い世代へのメッセージとして「とにかく行動してほしい。皆さんの可能性を信じてほしい」と呼びかけた。

大会議長のベン・マックさんは「開催都市は単なる会場ではなく、温かさ、情熱、未来へのビジョンを持っている。新潟にはそのすべてがある」と話し、「この大会が新潟と世界を結び、友情と協力の扉を開く一助となることを願っている」と期待した。

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