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第23回三条市美術展審査員講評「工芸」(2001.10.18)

【審査員】細野實(日展会友 現代工芸美術家協会本会員)

金物の町三条の市展を楽しみにして参りました。会場に入って見て、手芸的なものも多く、バラエティーに富んで面白いと感じました。工芸の場合、多くの素材が有り、いろいろな技法が有ります。素材と対峙しながら自由な発想でものを作ると言う事は大きなよろこびです。この度、皆さんの作品を拝見させていただき感じた事は、上手に造ろうとするのでは無く、自分の思いや、伝えたいメッセージを表現する、新しい自らの形を造る、そんな事を考えて製作したらと思います。

工芸市展賞

工芸市展賞『面刻壺』大橋信義さん(51)=燕市=

『面刻壺』
大橋信義さん(51)
=燕市=

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○市展賞「面刻壼」大橋信義さん(陶芸)

どっしりとして思い切った大胆な表現をされ、制作中の作者の感動が伝わって来ます。口の上にある陶板状のものに、なにかの制作意図があるのか、色調も良くまとめてあります。

○奨励賞「海底の交響」鍋島豊子さん(七宝)

七宝の色が実に良くバランスもとれています。やわらかい階調で情感豊かに表現されております。外縁に神経をつかえば、作品が引き立つのではないでしょうか。

○奨励賞「古市たちの円舞曲」高橋千枝子さん(タペストリー)

克明に丹念に仕事をしております。円の構成が面白く、よく考えておられますが、布そのものの模様がそれを邪魔している所があり、配置の工夫が大切ではないでしょうか。全体的には色調も良く感じられます。

○奨励賞「暈」細井フジさん(紙)

一つの光に向って何かもろもろのものが集まって行く画面構成にそのような流れが感じられます。やわらかく、ほのぼのとした作品で気負いもなく、構成的にも良くまとめてあります。

最後に身の廻りのもの、自然のものを良く見て、独創的な作品を造形して下さい。


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