投稿者: masato

  • 【田上町長選】佐野恒雄氏の3期目へ結束 後援会地区役員・決起集会に100人余りが出席して「流れ止めるな」

    【田上町長選】佐野恒雄氏の3期目へ結束 後援会地区役員・決起集会に100人余りが出席して「流れ止めるな」

    5月31日投開票の任期満了に伴う田上町長選で3選を目指す佐野恒雄氏(78)の後援会は11日、田上町交流会館で地区役員・決起集会を開いた。後援会役員や支援者、応援議員ら100人余りが参集し、町長選3期目の勝利へ結束を固めた。「オール田上で確かな歩みを未来へ」を掲げ、8年間の町政運営の実績を振り返るとともに、「今の田上町の流れを止めてはならない」と支援拡大を呼びかけた。

    勝つぞーコール
    勝つぞーコール

    高橋勝之後援会長「課題に真剣に向き合い、解決の道筋を示してきた人物」

    高橋勝之後援会長は開会のあいさつで、「今回の町長選は今後4年間を決める大事な選挙」とした。道路やインフラ整備、子育て支援、高齢者福祉、地域経済の活性化などを挙げて「佐野町長はひとつひとつの課題に真剣に向き合い、解決の道筋を示してきた人物」と評価した。

    高橋後援会長
    高橋後援会長

    そのうえで、支援者一人ひとりの声かけが勝利につながるとして、「ご近所や知り合いへの声がけ、日常会話の中に佐野町長の話題を入れてほしい」と訴えた。

    田上町商工会・野澤会長「8年間で築いた人脈や行政経験は町の財産」

    来賓あいさつで田上町商工会長の野澤幸司会長は、佐野氏が8年間で築いた人脈や行政経験は町の財産だとした。

    田上町商工会長の野澤会長
    田上町商工会長の野澤会長

    町長職の重責に触れながら、「3期目になると本当に実力が出る。8年間の積み重ねたキャリアと人脈を生かして次の4年間をしっかりやってほしい」と期待を寄せるとともに、「安全運転だけでなく、もう少し打ち出す部分も必要」と、さらなる発信力も求めた。

    椿町議「町民の暮らしを豊かにする政策を数え切れないほど実現」

    町議会町民クラブ代表で椿一春町議は、佐野町長を支持する町議10人を代表して登壇した。8年前の選挙戦を振り返って佐野町長でなければならない理由を3点挙げた。

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    椿町議

    それは、「町の顔としてふさわしい人柄」、次に「町民の幸せを第一に考えた政策」、さらに「職務に対する責任ある姿勢」。政策面では、乗り合いタクシー、生活応援券、交流会館や道の駅たがみの活用、学校給食費への支援、補聴器購入補助などの実績を並べた。

    「対抗馬になると思われる人は、大事な3月議会を副議長という役職にもかかわらず辞職して自分のことを最優先に考え、自分がいちばんの人。そんな人には町政は任せられない。わたしは町民の幸せを第一に考える、この町の未来、私たちの幸せの暮らしを持続する、それは佐野町長に託したい」と支持を示した。

    吉原町議「しっかりした目標がすでに描けている人が必要」

    応援議員の吉原亜紀子町議も、佐野町長の人柄と経験値を高く評価した。議員1年目の定例会で、町長答弁を通して自らの視野の狭さに気付かされた経験を紹介し、「圧倒的な社会人としての経験値の差、学んできた知識の差、町の将来を見通す力の差を感じた」と語った。

    吉原町議
    吉原町議

    そのうえで、「あいまいで耳障りの良い言葉ではなく、しっかりした目標がすでに描けている人が必要。佐野町長以外にはいない」と支持を表明した。

    佐野氏は目を潤ませて町政報告「どうしたら町民の生活を楽にできるかだけを考えて取り組んできた」

    佐野町長は町政報告を行った。佐野氏の実績や人柄をたたえる来賓のあいさつ佐野氏は目を潤ませ声を詰まらせて話し始めた。

    佐野氏
    佐野氏

    まず、就任以来の8年間を振り返った。交流会館、道の駅、学習会館など大型事業が相次ぎ、「どんな立派な施設でも、魂が入らなければ宝の持ち腐れになる」とした。

    施設そのものではなく、町民が使い育てていくことで初めて価値が生まれると述べ、「みんなで田上を盛り上げていこうという気運が少しずつ湧いてきた」と言う。

    また、コロナ禍と物価高騰への対応に追われた4年間にもふれた。「どうしたら町民の生活を少しでも楽にできるか、その一点だけを考えて取り組んできた」。

    地区役員・決起集会
    地区役員・決起集会

    町議や職員と真剣に議論を重ねながら施策を進めてきたとし、「この8年間で田上町は一歩ずつ大きく動いてきた」と手応えを語った。

    その成果のひとつとして、民間調査による「街の幸福度」が前年の9位から4位に、「住み続けたい街」が前年の10位から3位にそれぞれランクアップしたことに言及した。

    「確かな歩みを未来へ、その思いを胸に3期目に挑戦する」

    さらに、田上町商工会青年部が手がける竹あかりイベント「たがみバンブーブー」が町を代表する催しへ成長したことを挙げ、「幼稚園児からお年寄りまで巻き込み、まさにオール田上を実践したイベント」と喜んだ。

    支援者と握手して送る佐野氏
    支援者と握手して送る佐野氏

    そして「今、田上町で起きているこの良い流れを止めるわけにはいかない」としたうえで、「確かな歩みを未来へ、その思いを胸に3期目に挑戦する」と決意を表明。「皆さんと一緒にこの戦いを勝ち抜いていきたい」と支援を求めた。

    藤田選対事務局長は出馬表明遅れの経緯も説明

    閉会あいさつに立った藤田直一選対事務局長は、佐野氏の出馬表明が遅れた経緯にもふれた。後継候補の模索を水面下で進め、一時は継承役が決まりかけたものの、直前で辞退となったことを明らかにした。

    選対事務局長の藤田町議
    選対事務局長の藤田町議

    そのため最終的に佐野氏本人が責任をもって出馬を決断したとし、「出馬表明が遅れたことをおわびしたい」と述べた。

    そのうえで、これまでの実績として、コロナ感染対策、農業者や中小企業の支援、少子化対策、小中学校給食費無償化への取り組み、町民全員への生活応援券発行などを挙げ、「心地よい言葉だけで町は変わらない。町民の生活ひとつひとつに目線を置き、一歩一歩階段を上がっていくことが必要だ」と述べた。

    集会の最後は「3期目も絶対に勝つぞ!」と勝つぞコールで締めくくった。1期目は4人が立候補したなかで勝ち抜き、2期目は無投票当選した。今回、8年ぶりの町長選に向け、佐野陣営は支援者の輪の拡大を確認し、選挙戦へ向けて本格的なスタートを切った。

  • 老人福祉事業・萬代総業など2社が破産手続き開始決定 負債は計約14億282万円

    老人福祉事業の(株)萬代総業(資本金50万円、新潟市東区)と、関係会社の社会福祉法人柳都倶楽部(資産総額2億3836万8567円、新潟市中央区)は、4月1日に新潟地裁より破産手続き開始決定を受けた。負債は萬代総業が債権者約84人に対し約9億3582万円、柳都倶楽部が債権者約32人に対し約4億6700万円、2社合計で約14億282万円。

    帝国データバンクの調べでは、萬代総業は2012年8月に設立された老人福祉事業者。15年にデイサービス、ショートステイなどのサービスを提供する介護保険サービス事業所「藤見倶楽部」を開設し、同施設を運営。22年7月期には年収入高約2億3000万円を計上していた。

    しかし、当初想定していた施設利用人数に届かない状態が続くなど経営が軌道に乗らない状態が続き、業況が悪化。グループ会社からの資金導入で資金繰りをつないできたものの、一段と資金繰りが困難となったことから事業継続を断念した。

  • 1300年の歴史の国上寺で18年ぶり御開帳 秘仏10体や上杉謙信寄進の掛け軸公開、「イケメン絵巻」新作も初公開

    1300年の歴史の国上寺で18年ぶり御開帳 秘仏10体や上杉謙信寄進の掛け軸公開、「イケメン絵巻」新作も初公開

    新潟県燕市国上の越後最古の古刹・国上寺は10日、18年ぶりとなる御開帳を始めた。秘仏10体の仏像や上杉謙信寄進と伝わる3千仏の掛け軸などを5月11日まで特別公開する。あわせて、メディアやSNSで話題を集めた「イケメン絵巻」の第2弾も初公開し、伝統行事に現代的な表現を重ねた注目の催しで、大型連休は参拝者でにぎわいそうだ。

    イケメン絵巻の龍に乗る不動明王のふすま絵
    イケメン絵巻の龍に乗る不動明王のふすま絵

    国上寺の御開帳は、709年の開基から1300年を超える歴史をもつ同寺で、これまで12年に一度を基本に行われてきた。今回は2020年に予定していた御開帳がコロナ禍で延期となったため、前回から18年ぶりの開催となった。

    公開されるのは、本尊の阿弥陀如来坐像をはじめとする秘仏10体の仏像のほか、上杉謙信から寄進されたと伝わる3千仏の掛け軸、香炉、義経自作と伝わる大黒天像など。拝観時間は午前8時半から午後4時までで、拝観料は記念品付きで1500円。

    山田住職
    山田住職

    「次の6年後は難しいかもしれない」住職就任30年の節目で決断

    山田光哲住職は、今回の開催が異例のタイミングとなった理由について、自身の年齢や節目を挙げた。「本来ならねずみ年の御開帳だが、前回はコロナでできなかった。今59歳で、次の6年後になると65歳。記憶力、体力、気力の衰えも出てくるだろうし、住職就任30年の節目でもあるので、この機会に開催しようと決めた」と語った。

    さらに「次の御開帳はもっと小規模に、3日間だけという形でもいいかもしれない。今回は体力と気力があるうちに大々的にやりたい」と今回にかける強い思いを話した。

    御開帳の法要
    御開帳の法要

    前回2008年の御開帳は約3週間で2万3000人を集客した。今回は会期を約1カ月に延ばし、大型連休も含めた長丁場となる。土日祝日は弥彦駅と道の駅国上を結ぶシャトルバスも運行し、夜間警備員も配置するなど受け入れ態勢も強化した。

    本堂の秘仏に加え、上杉謙信公寄進の品々も

    御開帳では、10日午前11時から10人ほどの僧りょで法要を行い、ふだんは扉が閉ざされている本尊の阿弥陀如来坐像を公開した。本尊は台座を含めて約3.5メートルに及ぶ大きな仏像。山田住職は「本体だけでも県内でいちばん大きいのではないか」と言う。

    秘仏10体
    秘仏10体

    このほか、持ち運び可能な仏像9体に加え、方丈講堂には祈願用の不動明王像1体の秘仏10体も公開。さらに、上杉謙信寄進と伝わる3千仏の掛け軸、牡丹の花の形をした香炉、義経弁慶ゆかりの大黒天像など、御開帳の時だけ一般公開される寺宝も並ぶ。

    山田住職は「令和の時代のものもあれば江戸時代のものもある。古い時代の信仰と、今の時代の表現の両方を感じながら、時空を超えたようなお参りをしてもらえれば」と見どころを語っている。

    上杉謙信寄進と伝わる3千仏の掛け軸
    上杉謙信寄進と伝わる3千仏の掛け軸

    話題の「イケメン絵巻」第2弾を初公開

    今回のもうひとつの目玉が、本堂壁面の「イケメン絵巻」に続く新作の公開だ。国上寺ゆかりの人物を官能的、幻想的に描いた「イケメン絵巻」は2019年の公開時にテレビやSNSで大きな反響を呼び、同寺の知名度を一気に押し上げた。

    今回はその第2弾として、方丈講堂のふすま絵が初公開された。制作したのは第1弾に続いて画家の木村了子さん(54)=東京都=。東京芸大大学院修士課程壁画専攻修了で、男性をときにエロチックにん、コミカルに描き出す。武蔵美や長岡造形大の講師も務めている。

    イケメン絵巻第一弾の前で木村了子さん
    イケメン絵巻第一弾の前で木村了子さん

    第1弾では良寛、酒呑童子、源義経、弁慶、上杉謙信などを色彩豊かに板に描き、本堂の四方に取り付けた。木村さんは「今回は寺院の空間にふさわしい、本格的な仏画や日本美術の流れを意識して描いた。墨一色に見えても、同じ墨でこれだけのグラデーションが出せるところを見てほしい」と話した。

    良寛、酒呑童子、源義経、弁慶、上杉謙信に加え新キャラの役行者yと万元上人

    今回、描いたのは、良寛、酒呑童子、源義経、弁慶、上杉謙信らに加え、新キャラクターとして修験道の祖・役行者(えんのぎょうじゃ)、国上寺本堂建立に尽力した中興の祖・万元上人(ばんげんじょうにん)の計7人。

    テーマは「とある一日」で、それぞれの人物が国上の自然の中で穏やかに過ごす情景として表現した。

    当初は第1弾公開の翌年、2020年の御開帳でお披露目の予定だったので、ふすま絵の一部は当時、制作してあった。今回はふすま絵以外の壁を描くために再び国上寺へ足を運んで制作した。

    虎に座って休む毘沙門天
    虎に座って休む毘沙門天

    方丈講堂に入って左右の部屋をそれぞれ4枚のふすまが仕切る。方丈講堂の本尊は千手観音。千手観音は上杉謙信が信仰し、信仰以上の対象だったのが旗印にも掲げた毘沙門天(びしゃもんてん)。それと国上寺が真言宗の密教の寺ということで不動明王は欠かせないと、この二尊を描いた。

    左のふすまには世界で争いが起こるなか、戦の神とされる毘沙門天が虎のところに座ってリラックスしている姿と、雪豹(ゆきひょう)と猫又(ねこまた)が和やかに遊ぶようすを描いた。

    龍虎図という日本画の伝統的な画材にのっとって、右のふすまには龍に乗る不動明王を描いた。

    長岡間は「竹林七賢図」になぞらえ水墨のパノラマ

    その右のふすまを開けた先の長岡藩主が休んだとされる長岡間には、四方を木村さんの作品に囲まれる。

    木村さんはいつか寺院などの障壁画も手がけてみたいと思っていた。今回は墨一色で大好きな狩野派など日本美術をベースに仕上げた。

    「竹林七賢図」になぞらえて制作した長岡間の作品
    「竹林七賢図」になぞらえて制作した長岡間の作品

    障壁画のテーマに多い「竹林七賢図」という伝統的な画題になぞらえ、国上寺にゆかりのある人を描いた。弁慶と義経の背中合わせストレッチ、役行者が酒呑童子にほら貝の手ほどき、上杉謙信が魔を払う放弓の儀、書を書く良寛に手を添えるもともと五合庵に住んでいた万元上人を描いた。

    さらに国上山の豊かな自然を描いた。佐渡島に沈む夕日や野積の滝、国上寺のパワースポットのイチョウの木。「この水墨のパノラマを楽しんでいただければなと思います」と木村さんは説明した。

    燕市を意識してあちこちでツバメが飛ぶ
    燕市を意識してあちこちでツバメが飛ぶ

    山田住職は第2弾について「上の本堂とは違い、こちらは華美にせず落ち着いた感じでまとめてほしいとお願いした。日本画としてこの部屋と非常にマッチしていて、大変いい」と大満足だ。

    「お寺に来るきっかけに」若い世代への発信に

    山田住職は「寺離れが進むなかで、まずは来てもらわないとわからない。来るきっかけとしてイケメン絵巻があり、寺に来てみると寺もいいものだと感じてもらえれば」とねらいを説明する。

    イケメン絵巻第1弾
    イケメン絵巻第1弾

    「70代以上なら国上寺を知っていても、60代くらいになると地域によっては知らない人も多い。今回の御開帳を機にもっと認知してもらえれば」と願う。前回の「イケメン絵巻」公開時には、延べ10万~15万人規模の来訪があり、今回も再び大きな話題を呼びそうだ。

    「SNS炎上供養」発展、法人向け「SNS炎上除け祈願」

    また今回は、国上寺がこれまで手がけてきた「SNS炎上供養」を発展させ、日本初をうたう法人向けの「SNS炎上除け祈願」も始めた。

    SNS炎上除け祈願
    SNS炎上除け祈願

    同寺によると、2018年に始めたSNS炎上供養にはこれまで約5500件の相談や供養依頼が寄せられた。企業や自治体が新しい取り組みを発信するときに、炎上を恐れて萎縮しがちな時代背景を踏まえ、挑戦を後押しする祈願として法人向けサービス化した。

    初日は地元分水地区の氏田組と加茂市の元デザイン事務所が祈願を受けた。「自分自身が炎上するというより、日々いろいろな商売の人と会うなかで、次の一手を打ちたいのにSNSが怖くて難しいという相談を受けることがある。祈願を受けて身が引き締まる思い。これからも頑張っていきたい」と話していた。

    限定御朱印やお守り

    御開帳に合わせ、限定の切り絵御朱印2種類を含む複数の御朱印も用意した。さらに、本尊を18年間、包んで保管していたさらしの一部を内部に納めた限定お守りも頒布する。

    燕市を意識してあちこちでツバメが飛ぶ
    燕市を意識してあちこちでツバメが飛ぶ

    境内には本尊と「結願の綱」結ばれる高さ約8メートルの「結縁柱(けちえんばしら)」も設置された。綱にふれることで本尊との縁を結ぶもので、御開帳ならではの参拝体験だ。

    住職は「人生の中で何度も体験できるものではない。無事に終わることを願うとともに、この御開帳を通して国上寺をさらに進化させていければ」と話していた。

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  • 国上寺で18年ぶり御開帳 5月11日まで秘仏10体や三千仏掛け軸を特別公開 「イケメン絵巻」第2弾もお披露目

    国上寺で18年ぶり御開帳 5月11日まで秘仏10体や三千仏掛け軸を特別公開 「イケメン絵巻」第2弾もお披露目

    新潟県燕市国上の国上寺(山田光哲住所)で10日、18年ぶりとなる御本尊御開帳が始まる。期間は5月11日までの1カ月間、拝観時間は午前8時半から午後4時半まで。「イケメン絵巻」第2弾も公開し、コロナ禍で見送った6年前の構想がようやく形になる。あわせて、秘仏10体の仏像公開や三千仏掛け軸の特別公開、ご開帳記念の特別お守り・御朱印授与、好評だった第1弾「イケメン御朱印」の期間限定再販など、多彩な企画を展開する。

    国上寺本堂と山田住職
    国上寺本堂と山田住職

    18年前の前回は約3週間の開催で約2万3000人を集めたが、今回は期間を約1カ月に広げ、拝観料を1500円に設定した。期間中は御本尊の阿弥陀如来像をはじめ、秘仏10体の仏像や、上杉謙信公が寄進したと伝わる三千仏掛け軸3枚も特別公開する。

    2019年に本堂の四方に設置した現代アーティストの木村了子(きむら りょうこ)さん作の「イケメン絵巻」の第2弾も披露。2020年に予定された御開帳でお披露目の予定だったが今回、ようやくお披露目となる。

    山田住職は今回の開催時期について、「住職就任30年の節目でもあり、次の6年後には60歳を過ぎる。記憶力も体力もあるうちに大々的にやっておきたかった」と言う。

    国上寺ではかつて御開帳と御開帳の間の午年(うまどし)の「半開帳」も行っていた歴史がある。今回はその伝統も踏まえた御開帳。長期の100日開帳が行われた時代もあったが、現在の観光事情や季節を考え、桜と大型連休を見込めるこの時期を選んだ。

    18年間にわたって御本尊を包んでいたさらしの一部を納めた限定お守り
    18年間にわたって御本尊を包んでいたさらしの一部を納めた限定お守り

    初日は午前11時から開帳法要を本堂で行い、檀家の一部や来賓、親交のある住職らが参列する予定。その後、一般の参拝者を迎える。

    境内には「結縁の綱」をつなぐ27センチ角で高さ約8メートルの回向柱(えこうばしら)も立てられた。参拝者は本堂の御本尊とつながる綱にふれ、仏縁を結ぶことができる。

    授与品にも力を入れる。御開帳限定の切り絵御朱印は2種類を含む計3種類を用意。さらに、18年間にわたって御本尊を包んでいたさらしの一部を納めた限定守りも授与する。

    「無事に終わることが第一」と山田住職。土日祝日は弥彦駅と道の駅国上からシャトルバスも運行する。秘仏、特別展示、限定授与品、現代アートが重なる18年ぶりの御開帳。国上寺の春は、例年以上のにぎわいを見せそうだ。御朱印などは次の通り。

    18年間にわたって御本尊を包んでいたさらしの一部を納めた限定お守り


    18年間にわたって御本尊を包んでいたさらしの一部を納めた限定お守り


    18年間にわたって御本尊を包んでいたさらしの一部を納めた限定お守り


    18年間にわたって御本尊を包んでいたさらしの一部を納めた限定お守り


    18年間にわたって御本尊を包んでいたさらしの一部を納めた限定お守り

  • 燕市議選の日程は10月11日告示、18日投開票

    燕市議選の日程は10月11日告示、18日投開票

    4月10日開かれた令和8年第7回燕市選挙管理委員会で、任期満了に 伴う燕市議選の日程が10月11日(日)告示、18日(日)投開票と決まった。

    定数20、現職の任期満了は31日(土)。3月1日現在の選挙人名簿登録者数男31,453人、女33,249人の計64,702人。

    燕市議選日程
    燕市議選日程
  • ニット製品製造・ファインレーベル(五泉市)が破産手続き開始決定 負債は約1億6170万円

    ニット製品製造のファインレーベル(株)(資本金500万円、新潟県五泉市)は3月31日付で事業を停止し、新潟地裁へ自己破産を申請、同日、同地裁より破産手続き開始決定を受けた。負債は債権者約40人に対し約1億6170万円。

    帝国データバンク調べでは、同社は1991年4月に設立されたニット製品製造業者。セーター、カーディガン、ジャケット、スカート、ワンピースなどの婦人用ニット製品の製造を主体に一部、紳士用ニット製品の製造も行い、2016年3月期には年売上高約3億3000万円を計上していた。

    しかし、以降は繊維業界の不況を受け業績が低迷したほか、近年ではコロナ禍の影響が加わり業況が悪化、25年3月期の年売上高は約1億800万円以下にまで減少していた。

    その後も状況に改善はみられず事業継続を断念した。

  • 燕市内で見つかった人骨のようなものの身元判明

    新潟県警燕署の発表では、3月2日に燕市蔵関地内で発見された人骨のようなものは、その後の捜査により身元は燕市内の無職男性(93)とわかった。死因は不明。

  • ことしの「燕三条 工場の祭典」は10月1日~4日 テーマは「人が、ひらく。」 数より質で製造業重視で原点回帰 実行委員長に燕物産・捧さんを大抜てき

    ことしの「燕三条 工場の祭典」は10月1日~4日 テーマは「人が、ひらく。」 数より質で製造業重視で原点回帰 実行委員長に燕物産・捧さんを大抜てき

    新潟県燕三条地域のものづくりの現場を開く恒例イベント「燕三条 工場の祭典2026」の開催に関する記者会見が9日開かれ、ことしの年次テーマや参加工場の募集概要が発表された。本祭は10月1日(木)から4日(日)までの4日間。ことしは昨年、掲げたビジョン「MakerScape(メーカースケープ)」を土台に、年次テーマを「人が、ひらく。」とし、来場者数や参加数の拡大一辺倒ではなく、かかわる人の満足度や賛同の広がりを重視する方針を打ち出した。

    工作機械の音が響く燕物産の工場で記者会見
    工作機械の音が響く燕物産の工場で記者会見

    ことしの実行委員長は、燕物産(株)(燕市小池)の専務取締役、捧開維さん(35)。記者会見の会場も燕物産の工場内で工作機械の音が響くなかで行われた。

    捧さんは「ものづくりの現場そのままを伝えるというビジョンを掲げている」と述べ、あえて工場内を会場に開いた意図を説明した。

    昨年、実行委員会が掲げたビジョン「MakerScape」は、ものづくりをする人々「Maker」が創り出す唯一無二の風景「Scape」を組み合わせた造語。「不便でも、苦労してでも、見に来たいと思う価値があるコンテンツ」を掲げ、地域企業、行政、教育機関、来訪者、メディアが一体となって燕三条ブランドをさらに確固たるものにしていく10年先の構想を示している。

    年次テーマは「人が、ひらく。」 工場も関係も次の一歩も

    その初年度となる2026年のテーマが「人が、ひらく。」。「燕三条も、ものづくりも、工場の祭典も、すべて人でできている」との思いを込めた。

    「技術や製品が注目されがちな産地、燕三条ではあるが、すべては人が作り出している。主語を『人』に置くことで、かかわる人たちの力で成り立っていることを示した」と説明した。

    ことしの実行委員長の燕物産の捧さん
    ことしの実行委員長の燕物産の捧さん

    「ひらく」には工場を開くという意味だけでなく、関係をひらく、次の一歩をひらくという複数の意味を込めた、「工場」や「ものづくり」の前に賛同者を主役とし、10年先を見据えた基盤づくりの年と位置づけている。

    来場者数や売上よりも“関係人口” 満足度重視へかじ

    昨年は歴代最高の実績を記録した一方で、事業規模の拡大に運営体制が追いつかず、属人的な運営や参加企業の「祭典疲れ」も課題として浮上した。

    捧さんは「来場者数や売上数だけではなく、関係人口や賛同者の数、関わってくれたすべての人たちの満足度が評価される1年にしたい」と述べた。

    1年後に目指す姿としては、「出逢った人の表情が、熱量が、伝播する」状態を掲げた。「あの職人にまた会いたい」「また来てほしい」「この産地を見続けたい」と思ってもらえるような、人と人がつながる体験を重視する。

    本祭は10月1日から4日 参加工場は5月30日まで募集

    本祭の日程は例年通り10月第1週の木曜から日曜の4日間。参加工場の募集は4月1日に始まり、締め切りは5月30日午後5時。対象は燕市、三条市を中心に、弥彦村や田上町、下田地区など周辺地域まで含めて広く募る。

    昨年度の参加工場数は133社だったが、ことしの目標は140社。このうち製造業を100社規模まで高めたい考えを示した。これまで飲食や物販など関連業種の参加も広がってきた一方、製造業の比率低下や離脱も課題になっていた。

    捧さんは「工場の祭典というタイトルがついている以上、製造業の割合を増やすことで存在意義を再確認したい」と語った。

    新規参加の不安を軽減 冊子化と5段階整理で門戸広

    質の向上策として新たに、参加を検討する企業向けの冊子を用意した。従来の募集要項や申込書だけではなく、産地の紹介、工場を開く意義、参加レベルの考え方、過去参加企業の事例、年間スケジュール、よくある質問などをまとめ、新規参加の不安を和らげる内容とした。

    工場公開の5つのレベル
    工場公開の5つのレベル

    特に注目されるのが、工場公開のレベルを5段階で整理した点だ。大規模なイベントや夜の特別企画だけが正解ではなく、ショールームや会議室の一部公開、パンフレットやサンプル展示だけでも参加の形になることを明示し、参加のハードルを下げるねらいがある。

    佐々木さんは「自分たちのやれる範囲からできるということを説明したい」と話した。

    また、5月12日に参加検討企業向け説明会を開く。これまでのような一方向の説明だけでなく、個別相談に近い形で不安や疑問に寄り添い、新たな参加企業の掘り起こしにつなげる。

    通年事業も継続 「本祭4日間だけが本番ではない」

    年間を通じた事業も継続・強化する。分科会ミッションとして、「ひらく」「みせる」「つなぐ」「まなぶ」「つたえる」「事務局」の6つの柱を提示。説明会や開会式、案内所統括、キービジュアルやホームページ、マップ制作、SNS、ボランティアやガイド育成、公式ツアー、満足度アンケート、県内外PR、経済波及効果調査などに取り組む。

    7月ごろには参加企業説明会やマップなど制作物の準備が進み、10月の本祭後も11月の工場サミットや成果発表、次年度への引き継ぎ、PR事業などを想定。「本祭4日間だけが本番ではない。年間365日、地域を盛り上げる取り組みにしたい」考えだ。

    質疑で見えた課題感 マンネリ化や“祭典疲れ”にも対応

    来場者数の目標について昨年に続き6万人を目指す考えも示されたが、「まずは質を高めることに注力したい」と強調。満足度の評価方法については、経済波及効果も含めた効果測定を専門家と協議しており、大学教授とも相談を進めているという。

    記者会見に出席した実行委員会メンバー
    記者会見に出席した実行委員会メンバー

    海外PRの手応えは、台湾での反応が大きい。ホームページのアクセスでも台湾からの比率が高まっており、現地イベントでも「燕三条に来たことがある」といった声が聞かれた。

    さらに、参加工場が本祭期間中に他社を見に行けないという課題や、展示内容のマンネリ化に対しては、先輩企業の事例共有や別日の見学機会づくりなどで対応を検討。小中学生や高校生向けの見学・学習機会についても教育委員会や学校との連携を模索している。

    実行委員長は参加歴浅くYEGでもなく大抜てき

    捧さん自身も都内の銀行で法人営業を担当していたが、家業を継ぐために5年前に燕三条へ戻った。それまで燕物産は工場の祭典に参加していなかった。

    「見せられる工場ではない」と参加に慎重だったが、捧さんの意向で3年前に初めて参加した。限定的に公開したところ予想以上に反響が大きく、来場者だけでなく協力工場との関係にも良い変化が生まれた。

    実行委員会は燕と三条の商工会議所青年部が母体だが、捧さんは青年部にも所属しておらず、いわば大抜てき。「青年部にも入っていないのに、僕しかないって言っていただけで、参加工場枠として実行委員長を務めてくれと。皆さんに担ぎ上げられて」と恐縮していた。

    「BtoCだけでなくBtoBの関係も良好になった。産地が疲弊していく中で、工場の祭典はいろんな面でメリットがあり、盛り上がっていけるものだと思っている」と話し、実行委員長就任への思いを語った。

  • 【三条市議選】無投票阻止へ「今までの思いをぶつけたい」 新人・目黒博氏(70)が三条市議選に挑戦へ

    【三条市議選】無投票阻止へ「今までの思いをぶつけたい」 新人・目黒博氏(70)が三条市議選に挑戦へ

    19日投開票の任期満了に伴う三条市議選に向け、新人の目黒博氏(70)=三竹2=が立候補の準備を進めている。三条市総合計画協議会の公募委員として市政にかかわるなかで、議会や行政のやり取りに疑問を抱くようになり、「今までの思いをぶつけてみようと思った」と出馬を決めた。無投票への危機感も決断を後押しした、「自分がやめれば無投票になると思ったときに、出るしかないと思った」と意欲を示す。

    三条市議選に立候補する目黒博氏
    三条市議選に立候補する目黒博氏

    三条機械で機械、営業の両部門を経験 自称「マルチな愛好家」

    目黒氏は旧栄町北潟出身。大面小、大面中(今の栄中)を経て県立長岡工業高校機械科を卒業した。その後、三条機械製作所に就職し、20~30代は部署最初のNC機械を操作しながらプログラム作成にも従事。40~50代は営業部門で活躍し、部署売り上げ、利益ともナンバーワンを達成した。

    20代のころ、両親や家族とともに三条市三竹に移り住んだ。現在は妻、母との3人暮らし。仕事を退いたあとは家庭菜園にも親しみ、退職後は仕事に就いていない。

    一方で新潟県ウォーキング協会のウォーキングリーダーを務め、防災ウォーキングの運営や歩行スタッフとしても活動、障子張り、包丁研ぎ、庭木の剪定(せんてい)、自動車整備、溶接作業、井戸掘りなどにいそしみ、趣味や特技は多岐にわたり「マルチな愛好家」と自称する。

    総合計画協議会で市政との接点 募る疑問

    行政との接点が強まったのは、1年半ほど前に三条市総合計画協議会の公募委員になってから。会議では毎回発言してきた。そこで感じたのが、市役所や議会のやり取りへの違和感だった。

    議会だよりや新聞記事を読み、そのやり取りにもふれるなかで、「聞いて答えて、ああそうですか、で終わってしまう場面がある。もっと答えられる聞き方や、違うアプローチがあるんじゃないかと思った」。

    総合計画協議会の場でも納得できる説明がある一方で、「目標設定も“ん?”と思うことがある」と感じた。市民の立場、民間企業の立場から見たときに、行政や議会の発想がかみ合っていないという思いが積み重なっていった。

    「民間企業のような考え方を」

    目黒氏が一貫して口にするのは、「民間企業のような考え方をしてもらいたい」という言葉。市役所も議員も含め、「だめなら次を考えるのが普通だ」とし、結果や効果を見ながら次の手を打つ姿勢が必要だと言う。

    市議も「何をやるかだけでなく、どうやるかまでないと伝わらない」と指摘し、抽象的なスローガンではなく、具体的な施策や手法を示すことが大事と考える。

    公約には少子化対策と子育て支援、高齢者支援、議員定数削減、道路インフラの整備。できるだけ具体的な手法を含めて施策を示す。街宣でも「いちばんわかりやすい形で選挙公約を訴えたい」と話す。

    無投票への危機感が出馬の後押しとなって決断

    政治活動に直接、かかわったこともない。特定候補の応援や後援会活動の経験もないが、政治には興味があった。総合計画協議会への参加をきっかけに、長年抱いていた疑問が具体的な行動に変わっていった。

    最終的に腹を決めたのは、3月の立候補予定者説明会だった。目黒氏は「出席が定員を一人オーバーしていて、自分がやめれば無投票になる。そこで百パーセント決まった。無投票はだめだと思った」。以前から「もしそういう選挙があったら考えてみようかな」と思っていた。実際に無投票の可能性を前にして決断した。

    準備はほぼ一人、支えるのは地元の知人たち

    選挙準備は、ほぼ自力で進めてきた。事前審査の書類作成、ポスターやビラの手配も全部、自分で準備した。後援会組織のような大きな後ろ盾はない。

    それでも、地元の人や中学時代の同級生、元同僚らが支援に回る。ポスター張りや名刺配りなどを手伝ってくれることになった。

    「疑問をそのままにしない議員に」

    目指す議員像はないが、「疑問に思ったことをそのままにせず、ぶつけていきたい」と語る。議会や市役所に対して、なれ合いではなく、民間感覚をもって問い直していくような存在を意識し、しがらみに流されないという姿勢だ。

    無投票を避けたいという思いから一歩踏み出した70歳の新人候補。長年、民間企業で働いた経験と、市政への疑問を選挙戦で訴えていく。

  • 鉄骨工事・高山鉄工所が破産手続き開始決定 負債は約1億5170万円

    鉄骨工事の(株)高山鉄工所(資本金1000万円、新潟県新発田市)は1日、新潟地裁新発田支部より破産手続き開始決定を受けた。負債は債権者約42人に対し約1億5170万円。

    帝国データバンクの調べでは、同社は1973年11月に設立された鉄骨工事業者。Mグレード認定鉄骨製作工場として、ビル、アパート、事業所、工場など大型施設の鉄骨工事を主体に鋼構造物加工も行っていた。

    新潟県内のほか関東、東北など県外からも多く受注し、2012年12月期には年売上高約3億8302万円を計上していた。

    しかし、その後は競合の激化により受注が減少傾向となり、23年12月の年売上高は約1億3688万円に減少。大口受注があった24年12月期の売上高は2億104万円まで回復した。

    しかし直近では予定していた工事案件が複数、重なり、外注費、原材料費や運送費などのコストがかさんで資金繰りが悪化。ことし3月25日付で事業を停止し、同日、新潟地裁新発田支部へ自己破産を申請していた。

  • パチンコ機器販売代理店(有)ケイアイカンパニー(新発田市)が破産手続き開始決定 負債は約3億5100万円

    娯楽機器等販売代理業(有)ケイアイカンパニー(新潟県新発田市)は、3月31日に新潟地裁新発田支部より破産手続き開始決定を受けた。負債は債権者約5人に対し約3億5100万円。

    同社は、1986年3月に設立された娯楽機械等販売代理業者。県外のパチンコ機器メーカーの販売代理店として、新潟県内のパチンコ店などに対しパチンコ機器の販売を行い、2000年2月期には年収入高約1億円を計上していた。

    しかし、近年はコロナ禍の影響で得意先のパチンコ店の業績が悪化したことに加え、得意先の倒産の影響なども重なり、近年の年収入高は1000万円以下にまで減少。資金繰りが困難となったことから2025年5月に事業を停止していた。

  • 4月18日だけの神事「大々神楽」をガイド付きで 弥彦神社で特別ツアー、先着20人

    4月18日だけの神事「大々神楽」をガイド付きで 弥彦神社で特別ツアー、先着20人

    (一社)弥彦観光協会と神道・信仰体験に特化した観光プラットフォーム「INORI」を運営する(株)LAMBDA・JAPAN(ラムダジャパン)=加茂市=は4月18日(土)、弥彦神社で奉奏される舞楽「大々神楽(だいだいかぐら)」を見学するガイド付き特別ツアーを開く。国指定重要無形民俗文化財の神事を、解説付きで体感でき、参加を呼びかけている。

    奈良時代から続く舞楽「大々神楽」ガイド付き特別ツアー@彌彦神社
    奈良時代から続く舞楽「大々神楽」ガイド付き特別ツアー@彌彦神社

    大々神楽は、越後一宮として知られる弥彦神社で毎年この日に行われる特別な神事。妃神様の例祭「妻戸大神例祭」に合わせて年に一度だけ奉納される。

    地元小学生の稚児舞や大人舞を間近に

    13曲のうち7曲を担う地元小学生による「稚児舞」、面を付けたおとなが舞う6曲の「大人舞」、さらに神楽笛と太鼓の音色などが見どころ。鮮やかな衣装の稚児舞や、迫力と神秘性をあわせ持つ大人舞など、映像では味わいにくい現地ならではの空気感を楽しめる。

    国指定重要無形民俗文化財大々神楽」
    国指定重要無形民俗文化財大々神楽

    弥彦観光協会のガイドが同行

    ツアーには弥彦観光協会のガイドが同行し、弥彦神社の成り立ちから大々神楽の見方、楽しみ方まで解説する。歴史に詳しくない人でも参加しやすい。地元の人はもちろん、初めて弥彦を訪れる人にも向けた企画だ。

    体験型観光の積み重ねから実現

    LAMBDA・JAPANは弥彦観光協会と連携し、2025年から弥彦神社参拝ガイドツアーや御神廟ガイドツアー、農業収穫体験、米油マッサージ体験などの体験プログラムを行ってきた。

    過去の弥彦でのガイドツアーのようす
    過去の弥彦でのガイドツアーのようす

    参加者満足度は90~100%と好評で、今回の大々神楽ツアーも弥彦での観光体験をさらに深める取り組みのひとつだ。

    ツアーは18日午前9時20分から正午まで。集合場所は弥彦神社一の鳥居、拝観場所は参集殿。参加費は4,000円で、定員は先着20人。服装は華美なものや露出の多いものを避け、拝観中の私語や飲酒状態での参加、会場内での飲酒は遠慮する。

    参加予約はWEBサイトから申し込み。WEBサイトと問い合わせ先は次の通り。

    ■年に一度だけ。4月18日、彌彦神社へ。奈良時代から続く舞楽「大々神楽」ガイド付き特別ツアー | 神道体験プラットフォーム・INORI

    電子メール:info@lambda-japan.co.jp
    公式サイト:https://lambda-japan.co.jp

  • 三条市の三ツ目が弥彦村のふるさと納税推進業務を受託 現場密着で寄付額拡大へ

    三条市の三ツ目が弥彦村のふるさと納税推進業務を受託 現場密着で寄付額拡大へ

    新潟県三条市を拠点に自治体のふるさと納税支援などを手がける三ツ目株式会社は8日、弥彦村と「弥彦村ふるさと納税事業推進業務」の委託契約を締結したと発表した。2025年度に弥彦村のアドバイザー業務などを担ったのに続き、今年度は支援領域を大幅に広げ、包括的な運営委託体制に移行する。

    三ツ目のロゴと弥彦村の村章
    三ツ目のロゴと弥彦村の村章

    昨年度の弥彦村の支援からさらに踏み込む

    今回の業務は、ふるさと納税に関するPRや返礼品提供事業者の支援などを通じて、弥彦村の認知度向上や体制整備を図り、継続的で持続可能な寄付額の向上と発信力強化につなげるのが目的。弥彦村の「弥彦の丘サテライトオフィス」を拠点に、地域事業者に寄り添った現場密着型の支援を進める。

    受託業務は、返礼品提供事業者の支援、返礼品の調達・配送管理、ポータルサイトの管理、寄付者対応、広告、各種分析、プロジェクトチーム支援など多岐にわたる。

    寄付者からの問い合わせ対応などのコールセンター業務は株式会社新朝プレスが担い、三ツ目のマーケティング力と新朝プレスの運営支援実績を組み合わせた体制で事業を推進する。

    弥彦村の昨年度の寄付受入額は過去最高の約7.3億円に

    三ツ目は昨年度、弥彦村でアドバイザー業務と一部クリエイティブ制作を支援。その実績や事業者との信頼関係が評価され、今年度は企画から実行、効果検証までを一気通貫で担う形に拡大した。

    遠隔支援ではなく、村内拠点を生かして日常的に事業者と接点を持ち、現地撮影やクリエイティブ制作にも力を入れる方針だ。

    三ツ目の澤正史代表取締役兼CMO 三ツ目の澤正史代表取締役兼CMO

    弥彦村のふるさと納税は、昨年度の寄付受入額が約7.3億円となり、過去最高を更新した。返礼品ではブランド米「特別栽培米コシヒカリ伊彌彦米」や、フライパンなどのキッチン用品を中心とした金物類が人気を集めている。三ツ目はこうした地域資源をさらに磨き上げ、弥彦村のブランド価値向上につなげていく。

    三ツ目の澤正史代表取締役兼CMOは「新潟県内でも屈指の観光地であり、歴史と文化が息づく弥彦村には、全国に届けるべきポテンシャルを秘めた特産品があり、ストーリーを持った事業者の皆様が数多くいらっしゃる。これまで培ってきたふるさと納税のマーケティングノウハウをフル稼働させることで、弥彦村のさらなる飛躍と発展に全力で貢献したい」とコメントしている。

    三ツ目は三条市桜木町の三条ものづくり学校内に本社を置く。2024年3月末に三条市役所を退職した澤代表が創業し、ふるさと納税支援事業や自治体支援事業、企業伴走支援事業などを手がけている。

  • 実習先選びを前に学生と企業が直接対話 三条市立大で初めての事前交流会 学生が企業ブースめぐり実習先選びの材料に

    実習先選びを前に学生と企業が直接対話 三条市立大で初めての事前交流会 学生が企業ブースめぐり実習先選びの材料に

    三条市立大学(アハメド・シャハリアル学長)は7日から9日までの3日間、9月に始まる産学連携実習を前に、初めて学生と受け入れ企業が直接顔を合わせる事前交流会を開いた。学生が企業ごとの特徴や現場の雰囲気にふれ、実習先選びの参考にするのが狙い。企業側にとっても学生の関心や価値観を知り、受け入れ判断の材料とする機会とし、双方にとって有意義な実習マッチングを目指している。

    産学連携実習事前交流会
    産学連携実習事前交流会

    就職ガイダンスの要領で学生が企業ブースを訪問 参加企業80社

    参加企業は80社。7日と8日の午前と午後、9日の午前の5つの区分に分かれて参加して各ブースで待機し、学生が順番に訪問する形式で進行した。1回20分の交流を4回行い、その間に5分ずつの移動時間を設けた。

    産学連携実習は、大学で学んだ知識や技術を現場で実践し、その経験を再び学内での学びに結び付ける同大のカリキュラムの柱のひとつでユニークな取り組み。1年次に地域を知る学びに始まり、実習や座学を行き来しながら理解を深め、4年次の卒業研究へとつなげていく流れだ。

    短期3社の実習Iと16週間の実習II

    実習には「産学連携実習I」と「産学連携実習II」がある。実習Iは主に2年生が対象で、2週間ずつ3企業を回る短期実習。実習IIは主に3年生が対象で、1企業に16週間通う長期実習となる。

    会場では学生が希望する実習期間に応じて、短期実習の履修予定者は青色、長期実習の履修予定者は赤色の名札を着用し、企業側が見分けられるようにした。

    産学連携実習事前交流会
    産学連携実習事前交流会

    今年度の協定企業は30社増えて193社

    実習先として協定を結んでいる企業は2025年度末で193社。24年度末の163社から30社増えた。7年度の実績は、実習Iの受け入れ先が109社、実習IIが58社だった。今年度も新たに参加を希望する企業があり、受け入れ先の広がりが進んでいる。

    受け入れ企業は三条、燕を中心とした県央地域が多く、地域内でおよそ7割を占める。企画、開発、生産など、ものづくりの工程ごとに異なる現場があり、学生は自分の適性や関心に応じて実習先を考える。

    大学側は、学生が実習直前になって各社の公式サイトや資料を慌てて調べて実習先を選ぶのではなく、何のために実習に行くのかを早い段階から意識してもらうためにも、事前交流の場が重要だと初めて企画した。

    産学連携実習事前交流会
    産学連携実習事前交流会

    対象の学生は2、3年生の約180人。企業にとっても、短時間ながら学生と直接、話せる意義は大きく、会社概要の動画や製造した製品を紹介した。

    学生に実習を「他人事」にさせない 企業にとっても学生理解の機会に

    大学側は、求人票や社名だけでは伝わりにくい仕事の実感をもってもらい、学生が質問もできる場にしたい考えだ。実際の実習では、学生が朝礼への参加に感動するなど、企業の一員として迎えられる経験が成長につながる場面もあるという。

    大学側は、実習を「他人事」にせず、自分の学びや将来と結びつけて考えるきっかけにしたい考えで、今回の手応えを踏まえながら来年度以降の運営方法も検討していく。

  • オーナー急逝で閉店の人気ジェラート店「田沢農園」が再出発 40歳の農業者が味もスタッフも引き継ぐ

    オーナー急逝で閉店の人気ジェラート店「田沢農園」が再出発 40歳の農業者が味もスタッフも引き継ぐ

    新潟県三条市の果樹産地、大島地区の国道8号に果物のロードサイドショップが並ぶ通称「フルーツ通り」沿いで長年、親しまれてきたジェラート店「田沢農園」(三条市代官島1252)が、新たな担い手を得て再スタートを切った。前オーナーの急逝でいったん閉店したが、農業と加工販売に長く携わってきた中野貴史さん(40)=三条市=の男性が店を引き継いで4月1日、営業を再開した。スタッフやレシピ、店の持ち味もできるだけそのまま受け継ぎ、今後は県央地域で採れる果物や自ら育てる農産物も生かし、地域色のある店としてさらに磨きをかけていく。

    40歳の節目で田沢農園をそのままに引き継いだ中野貴史さん
    40歳の節目で田沢農園をそのままに引き継いだ中野貴史さん

    オーナー急逝でことし2月に持ち上がった承継話

    店を引き継いだ中野さんは三条市西大崎に住み、下田地区に加工所を構えて農業と加工品づくりに取り組む。田沢農園との直接の付き合いは深くなかったが、知人の紹介でことし2月ごろに話がもちあがり、急展開で事業承継の方向に動き出した。

    田沢農園は長年、地元で人気を集めてきたジェラート店だったが、前オーナーが亡くなったことで状況が一変した。店は1月ごろにいったん閉店。従業員の雇用も先行きが見えない状態になった。

    中野さんは「いつかは自分の店をもちたいという思いはあった」。突然、めぐってきた話に悩みながらも、「今の自分だからこそ挑戦できるのではないか」と決断した。

    店名もスタッフもそのまま引き継ぐ

    店は前経営者の家族から建物を借りる形で運営している。前オーナーの遺族の理解を得ながら、店舗そのものを生かし、営業を続ける。店名も当面は「田沢農園」のまま。これまで積み上げてきた知名度やブランドを大切にしながら中野さんの色を出していく。

    スタッフもそのまま引き継いだ。これまで正社員3人にアルバイト4人ほどが働いており、現在もその体制を引き継いで営業している。

    ジェラートは10種類
    ジェラートは10種類

    製造現場では、以前から田沢農園でジェラートづくりにかかわってきたスタッフから教わりながら、ジェラート作りの経験のない中野さんも製造に入っている。おかげで突然の代替わりなのに味や現場の流れが大きな変化はない。

    手の込んだレシピも継承

    ジェラートのレシピも受け継いだ。店内には常時10種類ほどが並び、フルーツ系は季節によって入れ替わる。キャラメル、チョコ、抹茶などの定番に加え、バスクチーズケーキ系など人気商品もそろう。

    単にジェラートを盛りつけるだけでなく、スポンジや果肉、クリームなどを重ねて仕上げる商品もあり、手間を惜しまない。

    例えば半分、ジェラートを入れた上に焼いたスポンジをはさみ、さらに別のジェラートを重ねるといった具合に、層をつくって味わいを組み立てるものもある。見た目にも華やかで、食べ進めるごとに違った風味を楽しめる。

    さらにクリームや果実などのトッピングにも工夫する。一般的なジェラート店とは違う“ひと手間”が田沢農園のジェラートの魅力。ジェラートというよりはスイーツに近く、パフェやデザートのような満足感も味わえる進化形ジェラートだ。

    価格はシングル450円、ダブル600円、トリプル800円。店内ではソフトドリンクやコシヒカリバーガーも用意している。

    フルーツやクリムも加えてスイーツに近いジェラート
    フルーツやクリームも加えてスイーツに近いジェラート

    地元の果物を生かした店づくりへ

    前オーナー時代の看板商品は、自家栽培の梨を使ったジェラートだった。無農薬の梨を使った商品は店の代名詞。新体制ではそこに新たな感覚を加えていく。

    「ここは燕三条の果物が集まるエリア。地元の果物をここで味わってもらえる店にしたい」と中野さん。県央の農家とのつながりを生かした商品づくりを進めようと考えている。

    すでにイチゴやスイカ、レモンなど、地域の農家から仕入れた果物を使う構想がある。時期に応じて素材を変え、地元ならではの味を打ち出していく。

    単に材料を仕入れるだけでなく、「この農家の果物を使っている」と紹介しながら販売することで、農家と消費者をつなぐ役割も果たしたいと言う。

    道の駅で学んだ15年を店に注ぐ

    中野さんの歩みもこの店と相性がいい。18歳のころは自動車部品メーカーに勤め、群馬県に1年間、出張したときに雪の少ない土地で農業が活発に行われているようすを見て、「農業で食べていきたい」と考えるようになった。しかし当時は米価が低く、米づくりだけでは難しかった。

    テイクアウト用もさまざまな種類がある
    テイクアウト用もさまざまな種類がある

    そこで目をつけたのが、農産物に加工や販売の付加価値をつける「6次産業化」だった。「作るだけでなく、加工して売るところまでやれば農業で勝負できる」と中野さんは確信した。

    そのためもあって「道の駅 漢学の里しただ」で働いた。レストランや直売、加工、ソフトクリームやジェラートの販売など、現場の実務を15年以上かけて学んだ。

    キッチンカー事故を経て巡ってきた転機

    一方で農業も始めた。下田地区で畑を借り、特産のサツマイモを栽培。収穫したサツマイモを使って大学いも、さつまいもチップス、干し芋などの加工品づくりにも取り組んだ。

    3年前には個人事業主となり、本格的に独立。さらに2年ほど前からはキッチンカー営業も始め、自分で育てたジャガイモを使ったフライドポテトのほか、シャインマスカットやモモのパフェ、ホットドッグ、おにぎりなど、その時々のイベントに合わせた商品を販売してきた。

    常連客には親しみのある入り口もそのまま
    常連客には親しみのある入り口もそのまま

    柔軟に商品を変えられるのがキッチンカーの強みで、現場で売れ筋をつかむ感覚も養ってきた。

    順調に事業を前進させてきた矢先の昨年6月、自損事故でキッチンカーが廃車になるアクシデントに見舞われた。出店の柱を失い、その後は農業を中心に活動していた。

    そんな手詰まりを感じるなかで舞い込んだのが、今回の継承話だった。中野さんは「自分で一から店を出すとなると、場所も設備も人も全部そろえなければならない。でもここは8号線沿いの立地で、レシピもあり、経験のあるスタッフもいる。これまで動いていた店を引き継げるのは本当にありがたかった」と振り返る。

    まずは1年、夏場の勝負へ

    「動いていた仕組み」を引き継ぐ形でのスタート。レシピはそろい、製造を知るスタッフも残り、店としての知名度もある。中野さんにとっては、これまで道の駅や農業現場で蓄えてきた経験を独自の店づくりに結びつけるまたとないチャンスだ。

    営業時間は午前10時半から午後5時までで、土、日曜は午後6時までに延ばす予定。定休日は当面、設けず、まずは夏に向けて走りながら手応えを探る。

    店内
    店内

    冬場はジェラートだけでは集客が弱いので、自身が得意とする焼きいもなど温かい商品を取り入れ、通年で集客できる形を模索する。

    すでに自らの加工品は、「道の駅たがみ」や「道の駅パティオにいがた」にも卸している。そうした販路を生かしながら、将来的には店のジェラートや加工品の販路を外に広げ、店頭販売にとどまらない展開も探っていく。

    地域の人気店の灯を守る

    ただ、今は大風呂敷を広げるつもりはない。「まずは1年、今の状態でしっかり回してみたい」。店の土台を固めることが最優先。足場を固めながら冬場対策や新商品の開発、地元農家との連携強化など、少しずつ店の個性を育てていく。

    「道の駅で学んだことをここで応用したい。6次産業化は自分の夢だった。自分の農業と加工の経験を、ここで形にしていきたい」。そう話す中野さんは、40歳の節目で思いがけず自分の店をもつ夢がかなった。

    突然の閉店で消えかけた地域の人気店のあかりが、新たな担い手の手で再びともされた。味も、人も、場所も受け継いだ再出発。その先に、県央の果物や農業の魅力を発信する新たな拠点としての成長が期待される。

    田沢農園