新潟県警西蒲署の発表では、27日午後、新潟市西蒲区の角田山で山岳遭難があり、けがをした富山県南砺市の80代男性を県防災ヘリコプターで救助した。
男性は友人数人で角田山ほたるの里コースから登山し、午後1時ごろから下山中に五ヶ浜付近の角田山灯台コース合目付近で自らつまずいて転倒してけがをし、3時ごろ同行した友人が110番通報した。
男性はひたいや頭を打つけがをし、4時40分ごろに県防災ヘリコプターで救助された。
新潟県警西蒲署の発表では、27日午後、新潟市西蒲区の角田山で山岳遭難があり、けがをした富山県南砺市の80代男性を県防災ヘリコプターで救助した。
男性は友人数人で角田山ほたるの里コースから登山し、午後1時ごろから下山中に五ヶ浜付近の角田山灯台コース合目付近で自らつまずいて転倒してけがをし、3時ごろ同行した友人が110番通報した。
男性はひたいや頭を打つけがをし、4時40分ごろに県防災ヘリコプターで救助された。

国土交通省北陸地方整備局長岡国道事務所は27日、国道289号八十里越(はちじゅうりごえ)が2027年夏に暫定開通の見通しとなった。これまでは2026年秋から27年夏までと公表していた。
八十里越は、新潟・福島県境にある国道289号の通行不能区間の解消を目的に進められている延長20.8キロの事業。開通区間は新潟県三条市塩野渕から福島県南会津郡只見町大字叶津までで、長岡国道事務所、新潟県、福島県が施工区間を分けて整備を進めている。
発表によると、25年度の工事が無事に終了し、これまでの進ちょくを精査した結果、暫定開通は27年夏になる見通しとなった。
ただ、27年夏の暫定開通後も福島県施工区間では追加の雪崩対策が必要な区間が残る。このため、開通は一部で現道を活用した形となり、冬期間は通行止めになる。
その後、福島県施工区間の工事が完了すれば、冬期間を含めて通年で通行できる全線開通となるが、その時期についても今後、精査を進める。
27日現在で暫定開通までこれまで残り最短9月1日までの残り158日だったが、今回の発表で27年6月1日までの491日となった。
暫定開通はこれまで公表していた期間の後半に暫定開通することになったが、暫定開通の時期がより短い期間が示されたのは、暫定開通に向けた地元の関連事業なども日程を決めやすくなる。
開通後は三条市側の玄関口の施設となる日帰り温泉「いい湯らてい」は、勝手に開通日を設定して開通までの大体の日数を表示するカウントダウンパネルを設置。残り100日ごとの節目にカウントダウンキャンペーンを行っている。
27日は針を戻してカウントダウンの日数を「200日」から「400日」に変更した。

新潟県三条市に昨年11月に移転オープンした家電量販店「ヤマダデンキ テックランドそよら三条須頃店」の旧「ヤマダデンキ テックランド三条店」店舗の看板に、中古買取販売店「おたちゅう」が運営するクレーンゲーム専門店「iクレーン」のロゴがお目見えした。
早くから今春のオープン予定で「iクレーン三条店」の求人情報が出ており、Google Mapにもすでに「iクレーン三条店」が登録されている。

4月19日投開票の任期満了に伴う三条市議選に向けて新人の村上勝氏(63)が27日、地元吉田区集会所で記者会見して正式に出馬を表明した。呼びかけした地元の支持者など約20人も参加。県議事務所に勤務して要望事項の調査や資料作成、日程調整などに携わった経験を踏まえ、「皆さまの笑顔を直接つくっていきたい」と決意を述べた。
村上氏は三条市本成寺治区の吉田在住。本成寺中、県立三条高を卒業し、神奈川大学を3年で中退。卸商社勤務などを経て河原井拓也県議事務所で3年にわたり所長を務めたほか、自民党三条支部事務局や花角英世三条市後援会事務局も務めてきた。
会見では無所属で立候補する考えを示した一方、党員としての立場やこれまでの活動から「おのずと色はついている」としながらも、幅広く支持を求めていく考えを示した。
出馬の理由については、昨年来、勇退する複数の市議から声をかけられていたことに加え、「地元から市議を」との期待が続いていたことを挙げた。政治の現場を間近で見てきたなかで、地域のために自ら前に立って働きたいとの思いが強まった。3月末で事務所を退職して退路を断つ決意を固めた。
自身の強みとして県議事務所で培った要望対応や関係機関との調整経験を挙げた。行政への要望は実現に至らないことも多いが、「ひとつひとつの声を確実に形にしたい」。市単独では解決が難しい課題でも、県や国、関係機関との連携によって前進させる役割を担いたいとした。
政策の柱には、生活インフラの充実、子育て・教育・福祉の充実、地域のつながりを生かしたまちづくりの3点を掲げる。道路、河川、橋、上下水道など生活基盤の整備を着実に進めることや、危険箇所、不便な場所への早期対応を重視する考えを示した。
具体的な課題は、三条市全体では第二産業道路の渋滞緩和に向けた「石上大橋下流橋」の整備、国道403号三条北バイパスの延伸、嵐南地区の渋滞対策など。地元課題としては、半世紀にわたる悲願という道心坂の道路改良や三条南バイパスに関する取り組み継続の必要性を訴えた。
さらに、建設関連産業の活性化にも言及。除雪やインフラ維持を担う地元産業の重要性を強調したほか、少子化が進むなかで安心して子どもを産み育てられる環境整備、助産師ら現場の声を踏まえた支援の充実も必要と訴えた。
鳥獣被害対策も重点項目。本成寺地区ではイノシシ被害が中心だが、下田地域などではサルやクマによる深刻な被害もある。他市町村の事例も参考にしながら広域連携のあり方を進める必要性を指摘。駆除した害獣の処理を地元負担で担う現状にもふれ、改善に取り組んでいく考えを示した。
地元の本成寺地区からは長年、市議選候補が出ていなかったことにもふれ、「地元の声を県や市につなぐ働きかけが弱かったのではないかと感じてきた」。自治会協議会全体として推薦は行わないとのことだが、地域ごとに協力を求めていく方針で、吉田では支援の方向性が固まりつつあることも明らかにした。
選挙戦については「63歳の新人に風は吹かない」とし、本成寺地区を中心に支援の輪を広げながら、身近なつながりを大切にした地道な、いわば“泥臭い選挙”を展開する考えを示した。
地元の古家美也子後援会長(61)は村上氏について「子煩悩で世話好き、人懐っこい」、「頼めば大丈夫という安心感がある」と評し、地域課題の解決に向けて実行力を発揮してほしいと期待を寄せた。
村上氏は配布した政策資料で、「経験のすべてを三条の笑顔に!!」を掲げた。県議会議員事務所での経験を土台に、地域の声を市政へどう結びつけていけるか。記者会見会場にした吉田区集会所に事務所を置き、4月4日午前9時から事務所開きを行う。

新潟県燕市は12日、道路標識やカーブミラー、路面標示の設計・施工、土木工事などを手がける(株)新潟デック(本社・新潟市中央区)から、企業版ふるさと納税として10万円の寄付を受けた。
寄付の対象は「燕庁舎学習室整備事業」。燕地区に新たな学習室を求める学生の声を受け、水道局の移転に伴って空室となっていた燕庁舎2階を活用して整備した。
整備にあたっては、実際に利用する高校生らの意見を反映させるため、ワークショップを実施しながら検討を進め、2025年12月15日にオープンした。
今回の寄付は、全国各地の幅広い分野で寄付先を検討するなかで、新潟デックがこの事業の取り組みを知り、その趣旨に賛同して実現した。市は、寄付を学習環境の充実に生かしていく。
新潟デックは新潟市中央区鳥屋野4丁目18番21号に本社を置き、道路標識やカーブミラー、路面標示の設計・施工のほか、土木工事などを手がけている。企業版ふるさと納税は、国が認定した地方公共団体の地方創生事業に対して寄付をした企業が、地方創生応援税制による税額控除を受けられる制度。

新潟県燕市の理容店「アートスペース リキ」(燕市杣木)の隣りの緑地帯で早咲きの桜、カワヅザクラ(河津桜)が咲いている。26日には五分咲きほどになり、間もなく見ごろだ。
「アートスペース リキ」は、交差点角の燕郵便局のはす向かいあたりにある。経営する小林力さん(55)の3年前に亡くなった父、小林榮一さんが2002年、合併前の旧燕市に2本のカワヅザクラを寄付して植樹した。
今も力さんが手入れ、管理して毎年、ソメイヨシノに先駆け赤みの強い花を咲かせている。開花状況を毎年、記録している。ことしは18日に開花し、例年並みとか。今週末から見ごろだ。
毎年、花が咲きそろうと枝を手折って市役所の市長室などに届けている。花のタイミングが合えば新規採用職員の入庁式でも飾ってもらおうかと考えている。
夜はライトアップも用意して夜桜も楽しめる。満開になるころにはソメイヨシノが開花し、春爛漫のシーズンの到来だ。

新潟県燕市のものづくりの魅力をデザインの力で発信する「ジャパン・ツバメ・インダストリアルデザインコンクール2026」と「若monoデザインコンペティション燕 vol.10」の表彰式が25日行われた。ジャパン・ツバメ・インダストリアルデザインコンクールでは、遠藤商事(株)の「TKG18-8ステンレス スリットボール」がグランプリの経済産業大臣賞に輝いた。
ジャパン・ツバメ・インダストリアルデザインコンクールは、燕市産品のデザインの高度化と振興を図ろうと1977年に始まった「にいがた県燕市物産デザインコンクール」を前身に毎年、開かれている。
金属洋食器や金属ハウスウェアをはじめとする燕産地発の製品について、新規性、革新性、審美性、機能性、市場性、社会・環境性などを専門的視点で評価し、産地としての競争力向上と持続的発展を目指す歴史あるコンクール。第49回となった今回は、43社から70点の出品があった。
一方、若monoデザインコンペティション燕は、高度な技術を持つ燕市内企業と、革新性やデザイン性に優れた学生・若手デザイナーとのマッチングを図り、付加価値の高い新製品開発につなげる取り組み。今回は74件の応募があり、3作品が大賞に選ばれた。
両方のコンクールを主催する新潟県燕市物産見本市協会の会長でもある佐野大輔燕市長は、「デザインは見た目の美しさだけでなく機能性でもあり、それが製品の付加価値につながる。燕市としても県内外、そして海外に向けて燕の商品をしっかりPRしていきたい」と述べた。若monoデザインコンペティションについても「せっかく生まれたデザインが商品化につながってほしい」と期待を寄せた。
ジャパン・ツバメ・インダストリアルデザインコンクールの受賞は、グランプリ1点、準グランプリ2点、優秀賞2点、審査員特別賞8点、若monoデザインコンペティション燕は大賞3点を表彰した。
受賞者を代表してあいさつした遠藤商事(株)の遠藤茂社長は、受賞製品「TKG18-8ステンレス スリットボール」に誕生にに至る開発の経緯を説明した。
従来の金属製ボールは、ステンレス板をパンチングで丸い穴を開けてからしぼりで成形したため、その過程で材料が引っ張られて変形し、水切れが悪くなる課題があり、販売店やユーザーからも改善を求める声が多く寄せられた。
そこで同社は従来とは逆の工程に挑戦した。ボウル状にプレス加工したあとで穴を開けた。難易度が高く苦心したが、高い評判を得た。しかし、直径が30センチより小さくなると加工が難しくなる問題に直面した。
そこで着目したのが「丸い穴」ではなく「スリット」だった。「3本線の水切りをたくさん付けたらどうだろう」という意見があり、実際に試したところ、従来よりも水切れが良くなり、さらに表面を可能な限りなめらかに仕上げることで、食材が引っかかったり、ちぎれて異物混入につながったりしないよう工夫した。
こうした試行錯誤を重ねて「TKG18-8ステンレス スリットボール」が生まれ、2025年4月に発売。「実際にさわって試してもらわないとわかりにくい商品でもあった」が、1年たってようやく機能性の高さが認知されてきたと言う。
そのなかで今回の受賞は大きな励みになり、「良いものができたと思っていたが、受賞には本当に驚いている」と遠藤社長。「この製品はデザイン性よりも機能性を形成して作った」と強調した。
自社ブランド製品に対する考え方として「常にシンプルで使い勝手のいいものを基準にする」という姿勢があるとし、今回の受賞を通じてそのものづくりの方向性が評価されたことに手応えを感じた。「これからもユーザーさんやお客様の意見を大切にしながら、より良い製品を作っていきたい」と話した。
若monoデザインコンペティション燕 vol.10では、デザイナーの会社員竹内大喜さん(25)=大阪府大阪市=の「chokorin」、デザイナーの会社員山田彩香さん(27)の「KOISHI」、学生の筒井徹心さんの「Sumimi」がそれぞれ大賞を受賞。欠席の筒井さんを除く2人が作品を紹介した。
竹内さんのテーマは(株)宮崎製作所の「食卓やキッチンを彩る花器」。花を飾ることに慣れていない初心者でも気軽に植物を取り入れられる一輪挿しを目指したと説明した。
人がちょこんと座ったような造形にすることで、「花が枯れてしまっても失敗ではなく、その過程も含めて楽しめるようにしたかった」と話し、花を飾ることへの心理的なハードルを下げる柔らかな提案であることを強調した。
山田さんも同じテーマに取り組んだ。「KOISHI」は磁力で冷蔵庫や金属の壁面に取り付けられるマグネットタイプの花器として提案。少人数世帯やミニマル志向の暮らしを意識した。
「無機質になりがちなキッチン空間を少し彩り、料理中の気持ちも上げられるようにした」と狙いを語った。垂直面にも水平面にも使える点や、複数を並べた際の見え方も工夫したと言う。
また、学生の筒井さんは(株)新越ワークスの「便利さ、楽しさ、斬新さの中に、付加価値としてのストーリー性があるアウトドア製品」をテーマに、小さな炭がわずかに赤く光りながら呼吸しているように見える姿を静かに眺める「Sumimi」で受賞した。
講評で審査委員長の商品開発プロデューサー・アドバイザー吉川美紀さんは、売れる商品には「個人の悩みや欲しいものに根差した需要」が重要だとし、今回の受賞作についてもそれぞれが具体的な課題や生活場面に応える提案になっていると評価した。
若monoの2作品についても「商品化できるかどうかは適正価格との勝負だが、時代に合った視点と遊び心がある」と期待を示した。
半世紀の節目を前にした49回目のコンクール。機能と美しさを兼ね備えた製品群と、若い発想から生まれた新しい提案が、あらためて燕のものづくりの厚みを印象づけた。それぞれ受賞は次の通り。
(有)川新金型製作所(資本金300万円、新潟県三条市金子新田)は、3月16日に新潟地裁三条支部より破産手続き開始決定を受けた。負債は債権者約26人に対し約3780万円。
帝国データバンクの調べでは、同社は1992年9月に設立された金型製造業者。主にアルミダイカスト金型の設計、製造を手がけ、2024年7月期には年売上高約4897万円を計上していた。
しかし、最大得意先の倒産による焦げ付きと、これに伴う受注機会の喪失により、24年8月には事業を停止していた。

4月19日投開票の任期満了に伴う三条市議選に向けて三条市公明党議員団(燕幸男団長)は26日、三条市内で記者会見し、市議を5期20年務めた笹川信子氏(71)の後継で新人の阿部育子氏(59)=猪子場新田=と2期目を目指す現職の燕幸男氏(58)=三竹2=の立候補を正式に発表した。
会見の冒頭、笹川氏は「これまで20年間応援していただいたすべての方、市長や市職員の皆さま方に心からお礼申し上げる。私のできることは、すべてやり切ったという感じ」とあいさつした。
後継の阿部氏については、「介護、とくに地域で活動してきた人。少子高齢化がいっそう進む三条市で、これまで培ってきた知識と経験を発揮してもらえると期待している」と述べた。
新人で立候補する阿部氏は燕市桜町生まれで燕中、巻高、千葉労災看護専門学校を卒業後、燕労災病院や石黒病院に勤務。1994年から昨年末まで済生会三条病院に勤務した。
退職までの23年間は訪問看護に従事し、このうち約12年間は済生会三条訪問看護ステーションの管理者も務めた訪問看護のスペシャリストだ。
阿部氏は会見で、訪問看護の現場で地域の多くの人と関わってきた経験を踏まえ、「安全・安心な暮らし、安全・安心なサービス提供が破たんすることなく、持続可能なものにしていかなければならない」と話した。医療、介護、福祉の分野を中心に、利用者側と提供側の双方の課題を市政に届ける。
三条市地域包括ケア推進会議の委員や認知症初期集中支援チームの一員として、地域包括ケアシステムの推進にもかかわった。「医療・介護・福祉の問題は、子どもから高齢者まですべての人にかかわる問題。やりがいと生きがいがあふれる三条市、ひとりの声が届く三条市を目指したい」と決意を述べた。
議員になったら真っ先に取り組みたい課題を問われると、「介護や障害の分野で接してきたので、そうした部分の困りごとを中心に聞いていきたい」としたうえで、「介護事業所など提供する側の困りごとも、しっかり聞いていきたい」と話した。
出馬を決意した理由については、「会議の中で、ひとりの声が埋もれてしまうこともあると感じてきた。大事な意見をしっかり拾い上げ、訴えていくことは大事だと常々、感じていた」とし、「迷いもあったが、今まで感じてきたことを実現する機会になると考え、決意した」と述べた。
一方、現職の燕氏は、2022年に初当選してからの4年間を「現場へ足を運び、皆さまの声に耳を傾け、一人ひとりの幸せと希望あふれる未来のために走り続けてきた」と振り返った。
実績として、JR信越本線を横断する牛ケ島踏切の拡幅開通や、おくやみコーナーの設置、市内企業で働くUターン者などを対象とした奨学金返還支援制度の実現をあげ、「多くの皆さまの声を形にすることができた」と自負した。
2期目に向けては「3つの挑戦」を掲げた。(1)伝統ある技術や産業、農業の誇りを未来につなぐ産業活性化、(2)地震や豪雨、豪雪に備える防災・減災対策の強化、(3)「誰一人置き去りにしない社会」の実現。少子高齢化や公共インフラ、産業の空洞化など複雑化する課題に向き合い、市民の声を市政に届けていく姿勢を示した。
また燕氏は、自身が子どもの不登校や母親の介護を経験したことにもふれ、「市民お一人おひとりの声には、生活の重みや未来への願いが込められている。その願いを決して無駄にはしない」と訴えた。
選挙運動については、両氏ともに大規模集会中心ではなく、対話重視で進め、燕氏は「しっかり思いを語りながら拡大に努めている」、阿部氏も「悩みや困りごとをしっかり聞いていきたい」と話した。
三条市公明党議員団は、現職1人、新人1人の2人態勢で議席確保を目指す一方、笹川市議の勇退で世代交代の局面。20年の議員活動に区切りをつける笹川市議の後継として、訪問看護の現場経験を持つ阿部氏がどこまで浸透を図れるか、2期目に挑む燕氏が1期4年の実績をどう訴えるか注目される。

新潟県燕市の県立燕中等教育学校(原口央校長)と三条市の公立大学法人三条市立大学(アハメド・シャハリアル理事長)は26日、三条市立大学で包括的な連携協定を結んだ。中等教育と高等教育をつなぐ探究学習の充実や次世代人材の育成に向けて連携を深めていく。燕中等教育学校にとっては新潟薬科大学に続く2校目、三条市立大学にとっては5校目の連携協定。
締結式では、原口校長とシャハリアル理事長が合意書に署名した。協定では、双方の教育資源や人的ネットワーク、地域産業との連携基盤を生かしながら、学校教育の振興と次世代を担う人材育成を図る。
柱となるのは、燕中等の「つばくろ探究」を中核とした探究活動への支援。大学教員や研究者による指導、研究テーマの深化、成果発表機会の創出などを盛り込む。
このほか、デジタル、グリーン、ものづくりなど次世代産業にふれる体験型学習、地域企業や研究機関と連携した課題解決型学習、中高大接続を見据えたキャリアデザイン教育やアントレプレナーシップ教育、教職員間の情報共有や共同研究などでも連携する。
原口校長は「本校から最も近い大学でもある三条市立大学と包括連携協定を結ぶことになり、大変うれしく思っている」とあいさつ。同校は「Be Glocal」を合言葉に、地域から世界を視野に地域を引っ張る人材育成に取り組んでおり、「大学やその先までを見通し、地域との関係も深く、世界ともつながりがある大学と関係を構築できることは、子どもたちの教育にとって大変大きな機会になる」と期待した。
また、6年間の一貫教育のなかで探究活動は中核をなすとし、「子どもたちだけでなく、学校職員も大学の先生方から指導を受けながら学校教育の質を向上させたい」と述べ、緊密な連携に意欲を示した。
シャハリアル理事長は、大学設立の趣旨が地域の若者に魅力ある教育機関をつくることにあったと振り返り、「国内の大学の中でも先端的な内容や学びのスタイルを取り入れてきた。そうしたものを中等教育学校の生徒たちに紹介できるのは大きい」と話した。
さらに、「大学と中等教育学校が一定期間、かかわることで、何らかの影響を与えられるのではないか」とし、連携は生徒だけでなく教職員にとっても意義があると期待。「大学も変化している。その変化を知ることも大事」で、教育に携わる者同士が同じプラットフォームで考えながら社会を前に進めていくことが重要とした。
今後の具体的なかかわり方についての質問に、原口校長は、燕中等教育学校が一昨年からDXハイスクールに指定され、探究の質向上に向けた運営指導委員会に三条市立大学からも参加してもらってきた経緯を説明した。
そのうえで「今回の提携をもとにもう一歩踏み込んで、学生や先生が本校に足を運び、探究活動を実際に見て子どもたちと交流していただける機会になればありがたい」と述べた。
とくに中学生段階から大学やその先を見通せる働きかけができる点に意義があるとし、「高校段階、卒業時、大学進学後を見通しながら教育をアレンジしていく機会にもなる。双方にとって益が大きい」と話した。具体的な期間や回数は今後詰めるが、「お互いに行き来しながら関わっていける関係をつくりたい」と述べた。

物価高や原油高が続くなか、少しでも家計の助けになればと「道の駅 漢学の里 しただ」(三条市庭月)は、27日から「下田米フェア」を開く。県産コシヒカリ5kgが税込み3,000円台で並ぶ売り場も出始めるなか、下田産コシヒカリ5kgを3,500円で販売し、さらに踏み込んだ価格設定で下田米をPRする。
フェアでは、下田産コシヒカリ5kg3,500円、同3kg2,100円、下田産こしいぶき5kg2,800円、下田産ミルキークイーン5kg3,500円。いずれも数量限定で、無くなりしだい販売終了する。
5kg購入のレシート提示で、ソフトクリームが100円引きになる特典も用意。「ふっくら甘みのある秋の味。香り、つや、そしてひと粒ひと粒の甘み。美味しいお米を、ぜひご家庭で」と下田米の魅力をアピールする。
同道の駅は「物価、原油高で皆さん苦労されてるなか、少しでも家計の助けになり、さらには下田米の美味しさをPRできたらと思い企画した」。価格面での訴求と地元産米の認知向上を図る。問い合わせは同駅(0256-47-2230)。

新潟県燕市と米国ウィスコンシン州・シェボイガン市の姉妹都市提携30周年を祝う記念式典が24日、燕三条地場産業振興センター内のイタリアンレストラン「燕三条 bit」で開かれた。両市の関係者が30年の歩みを振り返り、今後のさらなる交流の発展を誓った。
シェボイガン市からはライアン・ソレンソン市長をはじめ市長国際委員会のメンバーら7人が来燕し、23日から26日までの4日間の日程で市内視察や文化体験などを行っている。
燕市とシェボイガン市は1996年に旧燕市時代に姉妹都市提携を結び、学生の受け入れ・派遣を中心に交流を進めてきた。2013年には学生交流事業が一時中止となったが、2021年にライアン・ソレンソン市長の市長就任以降、オンライン懇談やグリーティングカード交換などで交流を再開した。
2024年には13年ぶりに親善大使をシェボイガン市へ派遣し、2025年も継続するなど、再び交流機運が高まっている。今回の代表団の来燕は、ことし1月11日に迎えた提携30周年を機に実現した。
式典で燕市側は昨年、一昨年にシェボイガン市へ派遣された燕中等教育学校の生徒9人を含め関係者ら30人ほどが出席した。
代表団からプレゼントされたウィスコンシン州が本拠地のアメフトチーム「グリーンペイ・パッカーズ」のユニホームにキャップをかぶった佐野大輔市長。あいさつで、両市は長年、学生交流をはじめ、グリーティングカードの交換やオンラインによるミーティングなどを通じて交流を重ね、言葉や文化の壁を越え、絆を深め、友情を育んできたと振り返った。
「シェボイガン市との交流事業を通じて、市民の国際理解が深まり、国際感覚が磨かれることを切に希望するとともに、これからも両市の繁栄のために、よりいっそう交流を深化させていきたい」と願った。
ソレンソン市長は、「燕市を訪れるのも日本に来るのも初めて。両市がともに築いてきた大きな節目を祝うために来ることができ、大変光栄」と燕市の歓迎に感謝した。
「30年間にわたって姉妹都市関係を続けてこられたのは、多くの人たちの献身的な努力があったからだ」と強調。「私たちの両市には地域をさらに前へ進める若い市長がおり、国際的なパートナーシップをより強めていく意欲をもっている。これからもさらにすばらしい友情を築いていけると確信している」と今後に期待した。
また、「米国では姉妹都市をもてる都市は多くない。シェボイガン市は日本の都市である燕市とパートナーシップを築いていることを誇りに思う」と語り、「日米の同盟関係は世界でも最も強いもののひとつ。姉妹都市としての活動は、その関係をさらに強固なものにしている」と述べた。
ウクライナや中東の情勢にもふれ、「世界の安定はとても繊細なもの。平和と自由の大切さをあらためて示している。私たちはそれぞれの地域からできることを担い、平和と自由を促進していく必要がある。強い姉妹都市関係は、その大切な方法のひとつだ」と、自治体外交の意義を訴えた。
さらに「都市とは単に建物が並び夜に眠る場所ではなく、人生を祝い、文化を楽しみ、人々が生き生きと暮らす場所」と話し、「道路整備や住宅問題、ごみ収集、消防など共通する課題に日々取り組んでいるが、姉妹都市関係は気候変動や平和、社会の進歩といったより大きな課題に向き合う力にもなる」と語った。
長年の交流についても、「これまで多くの学生が交流プログラムに参加し、数え切れないほど多くの人たちが互いの地域を訪れてきた」と振り返り、「これからも姉妹都市関係をさらに発展させ、広げていきたい。力を合わせて世界をより良い場所にしていこう」と呼びかけた。
式典では、友好の証として燕市の佐野大輔市長からソレンソン市長へ、姉妹都市提携30周年記念プレートが贈られた。プレートは彫金の技法を用いて1枚の銅板から制作したもの。
制作者の早川常美さんは、玉川堂で46年にわたり工芸品制作に携わった後、現在は燕市産業史料館の体験工房で彫金師として指導に当たっている。燕のものづくりの技が、30年の友好を象徴する記念品として手渡された。
一方でソレンソン市長から佐野市長にあてに記念プレートを贈呈。代表団は米国土産で人気のグルメスーパー「トレーダージョーズ」のトートバックもプレゼントした。
代表団のメンバーをひとりずつ紹介し、中には「23年ぶりに燕市に来た」と話す参加者も。燕出身で現在は日本に住み、今回の訪問で通訳も務めるエミリー・ハートさんの姿もあり、長年の交流が人と人とのつながりとして息づいていることを印象づけた。
さらに書家の坂井由美子さんが書道パフォーマンスを披露。酒井さんが「友好」の文字を書き、その下に両市長が自分の名前を書いた。司会者は「これからも互いが尊重し、支え合い、共に成長していきたいという願いが込められている」と紹介し、ソレンソン市長は書道は初めてと喜んでいた。
今回の代表団は滞在中、燕市役所表敬訪問や議場見学、玉川堂、ツボエの企業視察、燕中学校剣道部での見学・体験、茶道体験、燕市産業史料館での見学・製作体験、燕・弥彦総合事務組合消防本部の視察、弥彦神社御日供祭の見学などを予定している。
おり、燕の産業や文化、地域の魅力を多角的に体感する。30年の節目を迎えた姉妹都市交流は、式典を機に次の時代へ向けて新たな一歩を踏み出した。

広告代理店の株式会社ノードリンク(山口芳春代表・新潟県柏崎市本町1)が展開する、まちの名物を素材にしたアクリルキーホルダーのガチャ「街ガチャ」の燕市版第2弾が登場。23日から販売店に順に設置している。
アイテムは全10種で1回300円。サントスのハンバーグスパゲティ、北越工業のブランド「AIRMAN」、燕市商店連合会の公認キャラクター「燕太くん」、登録有形文化財の「水道の塔」、大むらの中華そば、渡辺菓子舗の「茶つぼ」、天神講の菓子、日本酒「ハレトケ」、大河分水の洗堰(あらいぜき)、松月の釜飯がアクキーになった。
ノードリンクでは、2023年6月発売の「街ガチャin柏崎市」から「街ガチャ」シリーズをスタート。その後、長岡市、見附市、柏崎市第2弾、そして24年12月に燕市の街ガチャを発売した。
さらに青森県むつ市、25年5月に三条市のあとも長岡市、柏崎市第3弾、見附市第2弾と続き、今回の燕市第2弾となった。燕市の第1弾では、ホテル公楽園、さとちん、中村屋のサンドパン、杭州飯店などを取り上げた。
第1弾は今の在庫で終了する。販売場所は、燕市産業史料館、燕三条地場産業振興センター、燕三条エフエム放送、燕三条駅観光物産センター燕三条Wing、道の駅SORAIRO国上。問い合わせはノードリンク(0257-35-5027)。
新潟県三条市は24日、新潟県教育委員会が4月1日付けの学校教職員の人事異動を発表したのに伴う課長補佐級の4人の異動を発表した。異動は次の通り。敬称略。
| 新 | 名前 | 旧 |
|---|---|---|
| 教育委員会 学校教育課 統括指導主事 | 古澤正雄 | 教育委員会 学校教育課 指導主事 |
| 教育委員会 教育センター 統括指導主事 | 武石和仁 | 教育委員会 教育センター 指導主事 |
| 長岡市立上通小学校 校長 | 外山良史 | 教育委員会 学校教育課 統括指導主事 |
| 魚沼市立湯之谷中学校 校長 | 畑宏幸 | 教育委員会 教育センター 統括指導主事 |

新潟県の「燕三条」という一つのくくりで語られがちな地域性を、あえて「燕」と「三条」に切り離し、それぞれの強烈な個性を全国に発信しようというユニークな民間プロジェクトが始動した。地域起こし協力隊として2025年1月に三条市に移住した田邊行秀さん(48)、加奈さん(43)夫婦が、頭部が無機物で首から下は人間という「異形頭(いぎょうあたま/いぎょうとう)」の非公式キャラクター「三条くん」と「燕くん」の制作を進めている。3月24日から制作費の一部を募るクラウドファンディングをスタートし、5月のお披露目を目指す。
企画したのは、3月5日に合同会社エーコスロゴスを設立した田邊さん夫婦。都内でホテルや飲食関係のトップクラスのサービス業に携わってきた経歴を持ち、地域おこし協力隊としての活動などを通じて両市の人たちと深くかかわってきた。
プロジェクトの原点は、東京から移住した夫婦が感じた強烈なギャップ。県外では「燕三条」というひとつの地名として認識されがちだが、実際に住んでみると「市民性や文化は真逆と言っていいほど違う」と実感した。
ものづくりという共通点だけでひとつの塊になっているのはもったいない。互いが良きライバルとして切磋琢磨する「燕と三条が隣り合って存在している状態」を視覚的に伝えようとキャラクター化を思い立った。
表現手法として選んだのは、いわゆる「ゆるキャラ」ではなく、クリエイターかいわいやSNSなどで局地的なブームとなっている「異形頭」だ。身近なところでは、映画館で上映前に流れるキャンペーンCM「NO MORE 映画泥棒」に登場する頭部がビデオカメラのカメラ男や赤く光る回転灯のパトランプ男をイメージすればいい。
夫婦で国内最大級のクリエイターイベント「デザインフェスタ」を訪れ、想像以上に異形頭が流行していることに衝撃を受けた。
「ゆるキャラはすでに飽和状態。急に異物のようなキャラクターが現れた方が注目を集められる。頭部以外はスーツなどを着るため、中の人の負担も少なく、制作コストも全身着ぐるみより抑えられる」のが利点だ。
デザインにはこだわった。現在、東映の「仮面ライダー」や「スーパー戦隊シリーズ」、円谷プロの「ウルトラマン」などで公式の怪人・キャラクターデザインを手掛けている気鋭の若手デザイナー、武藤聖馬さんに依頼。特撮の最前線で活躍するプロが本気でご当地キャラクターをデザインした。
さらにマスク造形は、映画やテレビ、舞台などで使用される着ぐるみや小道具を制作する「造形スタジオFUSION」代表のかとう潤さん。燕と三条の「ものづくり」を語るにふさわしい座組みだ。
三条を象徴する「三条くん」は、鍛冶(かじ)文化と下田地区の農業要素を取り入れた「箸付鉈(はしつきなた)」がモチーフ。先端に出っ張りがある独特の形状の鉈で、性格はアグレッシブで破天荒なイメージだ。
対する「燕くん」は、燕市の誇る「鎚起(ついき)銅器」のやかんがモチーフ。注ぎ口が前髪のように見えるスタイリッシュな造形で、スマートで上品なキャラクターに仕上がった。
2人は「一緒にはいるが決して仲は良くない、けれどお互い気になるライバル」という絶妙な関係性をもたせた。「燕三条か、三条燕か」という地域特有の対立構造を、あえて「ツンデレな関係性」としてキャラクターに落とし込んだ。
企画段階で三条市役所にも話を持ち込んだ。市としては、公式マスコットを作る気はないが、勝手にやるどんどんやってくださいと、突き放されつつも背中を押されるツンデレプレー。完全非公式の民間プロジェクトとして走り出した。
異形頭の素材は、特撮の現場と同じ硬質ウレタン。すでに田邊さん夫婦が先行して私財を投じ、制作がスタートしている。
「いきなり知らないキャラクターがヌルッと現れるよりも、制作段階から知ってもらい、『あのクラファンやってたやつだ』と知名度がある状態でデビューしたい」。4月30日までクラウドファンディングサイト「For Good」で、制作費の一部として目標金額80万円で支援を呼びかけている。
リターンはすべてこのプロジェクトのために用意した限定デザインのデジタルリターンと物理リターンがある。
デジタルリターンは「サンクスメール」3千円、「サンクスメール」5千円、「サンクスメール&ショートムービー」1万円。物理リターンは「武藤聖馬氏イラスト・缶バッジセット」6千円、「武藤聖馬氏オリジナルデザインTシャツ」1万5千円、「ポーズ指定可・撮り下ろしチェキセット」2万円のほか、法人や店舗様向けリターンで「キャラクターによる広報支援」5万円もある。
今後の活動方針も個性的だ。ステージに上がってヒーローショーをするような展開は考えていない。違和感を売りにする。
「イベントの観客の中に、たまたまこういう頭の人がいるというイメージ。見に来た人が『なんか変なのいる!』とInstagramなどのSNSにあげて拡散してくれれば。新潟のイベントに行くと、いつも変な頭の奴らがウロウロしているらしいぞ、と県外の人に面白がってもらいたい」。
4月中旬には完成し、5月にもお披露目を目指す。新潟はマンガ・アニメの街。「燕三条」の枠を飛び出し、全国のニッチな層にも刺さるクオリティーをもつ2人の異形頭の発信力に注目だ。