投稿者: masato

  • 三条市の文化団体が一堂に 「第26回 会員と市民の集い」9月4日から3日間 書道や絵画などの作品を一堂に

    三条市の文化団体が一堂に 「第26回 会員と市民の集い」9月4日から3日間 書道や絵画などの作品を一堂に

    新潟県三条市の三条市文化団体協会三条支部は、9月4日(金)から6日(日)までの3日間、三条市体育文化会館で三条市文化祭行事「第26回 会員と市民の集い」を開いている。加盟団体による作品展示「文団協文化祭」をはじめ、邦楽鑑賞会、ミニステージ、体験コーナーと多彩な催しを展開している。入場無料。

    三条市文化団体協会三条支部主催「第26回会員と市民の集い」
    三条市文化団体協会三条支部主催「第26回会員と市民の集い」

    書道、洋画、華道、工芸、写真、日本画、俳句の各分野で活動する文化団体が日ごろの活動成果を披露している。4、5日は午前9時から午後6時まで、最終日の6日は午後4時まで開いている。

    ストリートダンスや競技かるたの実演

    5日は午前11時から午後3時まで、マルチホールで入場無料の「ミニステージ発表」を行う。

    午前11時からサンズダンスサークルがストリートダンスを披露。午後1時から三条九重会が女子選手による競技かるた、午後1時半から美幸流鴻扇会が浴衣での踊りを披露する。

    同日は館内で体験コーナーも開設。三条市民茶会茶道会(表千家)による呈茶(400円)、書三条の「色紙に挑戦」、つくし会の折り紙、野鶴会の和紙体験のほか、ハートフル社交ダンスクラブなど4団体による社交ダンス体験が行われる。呈茶以外はいずれも無料。

    6日は邦楽鑑賞会「和のひびき」

    6日(日)は午前9時から正午まで、三条九重会による「夢中・熱中 かるた体験百人一首」を無料で行う。午後1時から3時までは「ときめくハーバリウムの世界」によるハーバリウム作りがあり、材料費500〜1,000円。

    さらにマルチホールでは午後1時から、三条宝生会と三条三曲連盟が出演する邦楽鑑賞会「和のひびき」を開く。正午開場。入場券は500円で、小・中・高校生は無料。全席自由で、入場券は中央公民館や加盟団体で取り扱う。

    「第26回 会員と市民の集い」は三条市文化団体協会三条支部主催、三条市と三条市文化団体協会共催。問い合わせは事務局の本多義夫さん、電話090-5763-7147。

  • 橋本龍美の大作を特別公開 創建1300年の「青海神社展」 番場春雄や奉納作品を展示

    橋本龍美の大作を特別公開 創建1300年の「青海神社展」 番場春雄や奉納作品を展示

    新潟県加茂市の加茂山に鎮座する、726年(神亀3年)創建の式内社「青海神社」(古川修宮司)は、9月12日(土)午前10時から午後5時まで、創建1300年記念「青海神社展」を開く。加茂出身の日本画家、橋本龍美(はしもと・りゅうび、1926〜2016)と番場春雄(ばんば・はるお、1910〜97)が描いた青海神社や加茂山周辺の風景画を中心に、同神社所蔵の作品などを特別公開する。入場無料。

    青海神社貴賓室の飾られた作品と古川宮司
    青海神社貴賓室の飾られた作品と古川宮司
    橋本龍美は独学で日本画を学び、新制作協会展などで受賞を重ね、創画会の創立会員となった。幼少期に親しんだ青海神社の祭りや妖怪、故郷の自然や庶民の暮らしなどを、細密で幻想的な独自の画風で描いた。

    番場春雄は日本画家の郷倉千靱(ごうくら・せんじん)に師事し、院展で奨励賞を受賞、日本美術院特待に推挙された。加茂美術協会や新潟県美術連盟の創立にも参加し、地元で制作を続けながら後進の育成にも力を注いだ。

    橋本龍美の大作「どんどこヒャラヒャラピーピー」を特別公開

    目玉のひとつが、橋本龍美の大作「どんどこヒャラヒャラピーピー」。個人所蔵で、今回特別に借りて展示する。縦183センチ、横342センチの四曲屏風で、青海神社を含む一帯を細密かつ独特のタッチで描いている。

    2023年に新潟県立近代美術館で開かれた橋本龍美展にも出品されていない作品で、今回は貴重な公開機会となる。

    公開する作品の一部
    公開する作品の一部

    貴賓室にふだんから飾られている橋本龍美の「青海神社全景」、番場春雄の「加茂山全景」などをはじめ、番場春雄の「雪椿」「雪の渡り廊下」「山門の階段」「牡丹」などを展示、公開する。

    拝殿では、150〜200年ほど前から奉納されてきた絵画なども公開する。すべての作者が判明しているわけではないが、大きな作品などには作者や作品についての説明を付ける。

    泉田佑子さんがギャラリートーク

    当日は、加茂出身の書家、泉田佑子さんによる拝殿ギャラリートークも行う。午後1時半、3時、4時半の3回で、各回約20分、定員20人。神社所蔵作品の修復にもかかわり、作品について詳しい泉田さんが解説する。参加は当日、社務所で受け付ける。

    マルシェやライトアップも

    赤鳥居をくぐった先の参道石畳では、午後1時から8時半まで記念マルシェを開き、9店が出店する。拝殿横では、加茂商工会議所女性会による「甘味処ゆきつばき」が午後3時から7時まで開店し、京都ゆかりのみたらし団子、抹茶豆乳ラテ、加茂牧場カジシーソフト、抹茶シフォンケーキ、抹茶わらびもちなどを販売する。

    青海神社展
    青海神社展

    社務所内では午後1時から8時半まで、神紋の「二葉葵」をモチーフにしたポーチやサコッシュを作るワークショップも行う。

    夜は午後6時から9時まで「あかりまいり」を行い、青海神社拝殿や参道をライトアップする。拝殿では、拍手に反応して照明の色が変わる仕掛けも予定している。

    創建1300年、地域への感謝を込めて

    企画は加茂商工会議所との話し合いからまずマルシェが具体化し、「神社そのものでも何か見てもらえる企画を」と、所蔵作品などの公開につながった。

    古川修宮司(48)によると、こうして神社ゆかりの美術作品をまとめて積極的に公開するのは初めてという。

    拝殿
    拝殿

    「創建1300年を機に神社にあらためて目を向けてもらいたい」と古川宮司。「青海神社が長い歴史を重ねてこられたのは地域の支えがあったから。感謝の気持ちを込めた作品公開で、ぜひ足を運んでもらいたい」と話している。

    なお、創建1300年関連では、来年3月に加茂中学校が統合に伴って閉校することから、10月3日に商店街、中学生、青海神社が連携した催しも計画している。中学生と一緒に七五三詣を行う構想もある。

  • 旧診療所が複合施設「Glow」に 古道具や本など3店入居、吉田のまちなか再生に新たな拠点

    旧診療所が複合施設「Glow」に 古道具や本など3店入居、吉田のまちなか再生に新たな拠点

    新潟県燕市の中心市街地再生モデル事業の一環で、同市吉田旭町の旧診療所をリノベーションした複合施設「Glow(グロウ)」が8月29日、グランドオープンした。昭和初期から地域に根ざしてきた建物の面影を残し、古道具、ドライフラワーと雑貨、本と絵の3店が入居する。手がけた株式会社GOOD LIFE(グッドライフ、蓮沼知大代表取締役)が吉田で空き家、空き店舗の再生に取り組み始めて約8年。点から始まった取り組みが、まちなかへと広がっている。

    左から「herb village 菜の香」の山田さん、「TOO GOOD TO WASTE」の岸川さん、GOOD LIFEの蓮沼さん、「本と絵 chichiya」の神林さん
    左から「herb village 菜の香」の山田さん、TOO GOOD TO WASTE」の岸川さん、GOOD LIFEの蓮沼さん、「本と絵 chichiya」の神林さん

    Glowのコンセプトは「まちにやさしい光を灯す複合施設」。単に古い建物をきれいにして新しい店舗をつくるのではなく、建物に残る記憶を受け継ぎながら、新しい人や活動、小さな挑戦が生まれる場所を目指した。

    昭和9年登記の旧診療所を再生

     JR吉田駅から徒歩3分、建物は木造2階建てで延べ約300平方メートル。登記上は1934年(昭和9)の建築で、2016年ごろまで診療所として使われていたとみられる。

    蓮沼さんが建物に興味を持っていることを知った所有者側から「使ってくれないか」と声がかかったことから活用が動きだした。2024年ごろに内部を見て建物の魅力を感じ、定期市にあわせて毎月のように開いているマルシェイベント「トコマルシェ」の会場に利用するなど、イベントで使いながら活用方法を探ってきた。

    GOOD LIFEが建物を借り、本格的な改修はことし7月ごろから進めた。何もかも新しく造り替えるのではなく、玄関をはじめ診療所時代の趣や什器をできるだけ残した。まだ空きスペースがあり、2階も改修すれば活用できる可能性がある。

    レトロな趣のある廊下
    レトロな趣のある廊下

    「1店舗目」から始まった吉田のリノベーション

    蓮沼さんが吉田で空き店舗の再生に乗り出したのは2018年。建築設計士ら5人で「ヨシダリノベーションプロジェクト」を立ち上げ、代表として吉田上町の元呉服店だった木造2階建ての空き店舗をDIYで改修した。

    当時から、1軒を再生して終わるのではなく、そこをきっかけに2店舗目、3店舗目と新しい店や活動が生まれることを思い描いていた。空き家そのものだけでなく、商店街に対する人々の意識も変えていこうという取り組みだった。

    翌2019年には吉田の商店街を舞台に、自治会や店舗と連携して空き家、空き店舗を活用するイベントにも参加。空き家再生についてのトークセッションにも登壇した。

    その後、コミュニティーカフェやトコマルシェなどへ活動を広げた。2025年3月には燕市主催で遊休不動産活用をテーマにしたセミナーが吉田で開かれ、GOOD LIFEが協力。蓮沼さんが参加者を案内してまち歩きを行うなど、新たな担い手を吉田へ呼び込む取り組みにもかかわってきた。

    空き家の古道具を次の人につなぐ

    「TOO GOOD TO WASTE」の岸川さん
    「TOO GOOD TO WASTE」の岸川さん

    「TOO GOOD TO WASTE(トゥー・グッド・トゥ・ウェイスト)」を営む岸川悠二さん(42)は東京都板橋区出身。全国で移住先を探し、2023年に燕市の地域おこし協力隊として吉田へ移住した。

    協力隊では空き家バンクの管理を中心に担当。そのなかで空き家に残された古い家具や道具を引き取り、きれいにしたり修理したりしてイベントで販売するようになった。まだ使える物を捨てずに次の人へつなぐ活動への反応は良く、取り扱う品も増えていった。

    レトロなレコードや雑貨が並ぶ
    レトロなレコードや雑貨が並ぶ

    2026年3月末で協力隊の任期を終え、4月に起業。Glowの工事中は近くの空き店舗を仮店舗として使い、完成に合わせて移転した。

    「倉庫みたいなところからスタートしたので、ちゃんと自分の城が持てた感じ」と岸川さん。古い建物を活用するGlowについても、使われなくなった建物が再び活用される姿を見て、「自分も使ってみようかな」と考える人が一人でも増えてほしいと期待する。

    診療所のカルテ棚も生かす「菜の香」

    「herb village 菜の香」の山田さん
    「herb village 菜の香」の山田さん

    Glowに入居する「herb village 菜の香」は、山田香菜さん(42)=弥彦村=が営むドライフラワーと雑貨の店。2019年ごろから弥彦駅前で営業していたが、建物の老朽化で移転先を探していた。

    旧診療所を見て「ほぼ一目ぼれ」し、2025年11月にGlowへ先行して入居した。

    カルテの棚も生かして商品を陳列
    カルテの棚も生かして商品を陳列

    山田さんは建物を「なるべく何も変えないように」使うことを心がけた。店内には診療所で使われていたカルテ棚、棚、時計、事務机などがそのまま什器として使われ、ドライフラワーや雑貨と昔の診療所の雰囲気が同居する。

    改修で使えるスペースが増えたことから、以前の店でも行っていたワークショップを再開し、複数の糸を組み合わせる「引き揃え糸」作りなどにも取り組みたいという。

    「本の話ができる場所」が欲しかった

    「本と絵 chichiya」の神林さん
    「本と絵 chichiya」の神林さん

    「本と絵 chichiya(チチヤ)」を開いた神林陽子さん(49)は吉田在住。燕図書館で働いて9年目になる。

    図書館の同僚と絵本の読み聞かせなどをするうち、もっと自由に本を通じた活動をしたいと思うようになった。2025年夏からマルシェなどで本の移動販売を始め、ことし3月にGlowで開かれた本のマルシェへの出店をきっかけに入居が決まった。

    中心に扱うのは大人向けの絵本。神林さんが好きな米国の絵本作家M.B.ゴフスタインの本をはじめ、新刊、古本、昔の「暮しの手帖」など数百冊を並べる。

    神林さんが愛するM.B.ゴフスタインの絵本
    神林さんが愛するM.B.ゴフスタインの絵本

    「chichiya」の店名は、母親の実家がかつて吉田で営んでいた牛乳店にちなむ。もともとはその場所で本屋を開きたいと考えていたが、縁あってGlowに入った。さらに改修中、旧診療所から偶然、牛乳を入れる箱が見つかり、「縁を感じた」と神林さん。店内には母親の実家に残っていた牛乳関係の品も飾る。

    移動販売では本を持ち運ぶため傷みやすかったこともあり、「本の話ができる場所が欲しかった」という。今後は古本を増やすほか、お話会なども開いていきたい考えだ。

    診療所内にあった牛乳受け箱
    診療所内にあった牛乳受け箱

    Glowからエリア全体へ 近隣にはゲストハウスも

    蓮沼さんは現在、自身を「挑戦できる街をつくる建築デザイナー」と表現する。近年は吉田に若い世代が営む店も増え、店から店へ歩いて巡れるようになってきた。

    Glowも単独の施設としてではなく、空き家や空き店舗を活用しながらエリア全体を再生する取り組みの一つに位置付ける。

    「Glow」正面
    「Glow」正面

    燕市中心市街地再生モデル事業では、Glowのほか、近隣にゲストハウスを整備する計画も検討中だ。

    蓮沼さんは旧診療所について「この建物自体がこの地域の資源」と話す。昔ここを診療所として利用していた地元の人にも足を運び、新しく生まれ変わった姿を見てもらいたいという。

    Glowにはまだ活用できるスペースも残る。空いている建物に新しい人が入り、その活動がまた次の人を呼ぶ。2018年に「1店舗目」から始まった吉田のリノベーションは、8年を経て少しずつエリアへと広がっている。住所は燕市吉田旭町1-8-31。

  • 加茂市初の有害鳥獣担当の地域おこし協力隊 兵庫県豊岡市から青田貢さん、捕獲経験生かす

    加茂市初の有害鳥獣担当の地域おこし協力隊 兵庫県豊岡市から青田貢さん、捕獲経験生かす

    新潟県加茂市は、有害鳥獣対策を専門に担う地域おこし協力隊員として、兵庫県豊岡市出身の青田貢さん(52)を採用し、9月1日付で委嘱した。任期は3年間。加茂市が有害鳥獣対策を担当する地域おこし協力隊員を採用したのは初めて。ツキノワグマやイノシシ、ニホンザルなどの捕獲や生息・被害状況の調査にあたり、捕獲の担い手不足解消につなげる。

    加茂市が有害鳥獣対策専門の地域おこし協力隊員に委嘱した青田さん
    加茂市が有害鳥獣対策専門の地域おこし協力隊員に委嘱した青田さん

    青田さんは銃猟とわな猟の狩猟免許、猟銃の所持許可を持つ。地元の猟友会豊岡支部では、イノシシやニホンジカの有害鳥獣捕獲を数多く経験してきた。加茂市では捕獲のほか、野生鳥獣の生息状況や農作物などの被害状況の調査にもあたる。

    「SMOUT」で加茂市の募集を見つける

    日常の仕事とあわせて猟友会の活動を続けるのは、朝早くから出動するなど体力的にも厳しかった。そこで移住や地域との関わりを求める人と自治体などをつなぐ国内最大級の移住スカウトサービス「SMOUT(スマウト)」で、有害鳥獣対策に関連した地域おこし協力隊の仕事を探し、加茂市の募集を見つけ、応募した。

    加茂市は6月から有害鳥獣対策担当1人を募集。市のホームページに加え、SMOUTにも「サルの群れやクマから、地域を守る。0から始める、本気のハンター暮らし。」として募集情報を掲載していた。

    兵庫県北部の豊岡市から加茂市までは約600キロ。車で8時間ほどかかる。遠く離れた新潟県での新たな仕事を選び、加茂市へ移住した。市は即戦力として期待を寄せる。

    ### 加茂市のサル捕獲設備に「びっくり」

    青田さんは着任後、加茂市の有害鳥獣対策の現場も確認している。とくにニホンザルの捕獲設備について、これまで自身が活動してきた地域とは方式が異なり、加茂市の進んだ設備やシステムを見て「技術を見てびっくりした」と話した。

    以前の活動地域ではサルをおりで捕獲する機会はそれほど多くなく、捕獲の難しさも感じていたという。加茂市ではライブ映像などを活用する仕組みも確認し、「システムも最新」と評価。これまでの自身の経験をそのまま持ち込むだけでなく、加茂市ですでに行われている方法も学びながら対策に取り組む考えだ。

    一方、イノシシについては、これまでの捕獲経験を生かせる分野とみている。加茂市でもイノシシによる被害が課題となっていることから、現場の状況を把握しながら捕獲につなげていく。

    捕獲の担い手不足解消にも期待

    加茂市では、ツキノワグマ、イノシシ、ニホンザルなどによる農作物被害などへの対応を続けている。青田さんには捕獲だけでなく、生息状況や被害状況の調査など、現場の最前線での活動を担ってもらう。

    市は、狩猟者の高齢化などによる鳥獣捕獲の担い手不足が深刻な課題となるなか、青田さんの着任を「鳥獣対策を大きく前進させる第一歩」と位置付け、関係団体と連携して農作物被害の軽減を図る。

  • ツインバード、ジャパネットのTOB提案「取下げ明確に」 独自路線で企業価値向上

    ツインバード、ジャパネットのTOB提案「取下げ明確に」 独自路線で企業価値向上

    新潟県燕市の家電メーカー(株)ツインバード(野水重明代表取締役社長)は4日、(株)ジャパネットホールディングス(長野県佐世保市)から受けていたツインバード株式に対する公開買付け(TOB)の提案について、ジャパネット側による取り下げが明確になったとの認識を発表した。

    ツインバード本社
    ツインバード本社

    ジャパネットは、ツインバードを完全子会社化することを目的とする一連の取引の一環として、ツインバードの普通株式に対するTOBを提案。ツインバードは6月19日、TOBの開始予定を公表していた。

    その後、ツインバードは提案内容について検討を進め、8月31日の取締役会でTOBに反対することを決議。同日、「公開買付けの開始予定に関する反対の意見表明」を公表した。

    これを受けてジャパネットは9月2日、ツインバードの反対表明を踏まえた見解を発表した。

    当社の認識とは異なる記述が

    ツインバードは4日の発表で、ジャパネットのプレスリリースには両社の協議などの経過について「当社の認識とは異なる記述が含まれている」と指摘し、「当社の判断について正確なご理解をいただけてないところもございます」とした。

    一方で、「いずれにせよ、当該プレスリリースにより、ジャパネットによる本提案の取下げは明確になったものと考えております」とし、TOBを巡る動きが事実上、終結したとの認識を示した。

    TOB検討を「有意義な契機」と評価

    ツインバードは、ジャパネットが同社の技術力や商品開発力、「燕三条発のものづくり」の価値に着目してTOBを提案したことについて、自社の経営課題や成長戦略を改めて多角的に検討する「有意義な契機だった」と受け止める。

    今後はTOB提案の検討を通じて得られた示唆も生かしながら、8月31日に公表した「新 中期経営計画 2026-2030」に基づく施策を進める。上場企業として株主をはじめとするステークホルダーの期待に応え、さらなる企業価値の向上を目指すとしている。

  • 八十里越の通年通行へ最後のトンネル着工 只見町で平石山トンネル着工式

    八十里越の通年通行へ最後のトンネル着工 只見町で平石山トンネル着工式

    新潟県三条市と福島県只見町を結ぶ国道289号「八十里越(はちじゅうりごえ)」の福島県施工区間「入叶津(いりかのづ)道路」で4日、福島県側で最後となる「(仮称)平石山トンネル」の着工式が只見町叶津地内で行われた。トンネルは延長655.1メートル。2027年夏に予定されている八十里越の暫定開通後、冬期間を含めた通年通行を確保するための重要な施設となる。

    平石山トンネルの着工式
    平石山トンネルの着工式

    着工式は午前11時から行われ、国、福島、新潟両県、三条市、只見町、地元議会、工事関係者らが出席。式辞や来賓祝辞、工事概要の説明に続き、関係者が一列に並んで鍬(くわ)入れを行って工事の安全と完成を願った。

    福島県施工7.8キロで最後のトンネル

    八十里越道路は全長20.8キロ。このうち福島県が施工する入叶津道路は県境側の7.8キロで、国土交通省の直轄権限代行区間約11.8キロ、新潟県施工区間約1.2キロとつながる。

    入叶津道路は急峻な山岳地帯を通り、冬は雪崩の危険性が高い。このためトンネル3カ所、橋梁9橋、スノーシェッド・スノーシェルター6カ所を整備し、雪崩危険カ所を避けながら通年通行できる道路を目指している。車道幅員は6メートル、設計速度は時速50キロ。

    平石山トンネルは、現在の国道289号が入叶津川沿いを大きく曲がる区間の山中を貫く。延長655.1メートルで、トンネル部の幅員は7メートル。周辺では入叶津橋(56.6メートル)や新新井戸橋(28メートル)、平石山第2スノーシェッド(305.6メートル)などの整備も進める。

    平石山トンネルは2005年度に事業化され、2015年度にルートを決定。2024年度に共有地を含めた用地取得を終え、2025年10月に工事契約を結んだ。ことし7月には坑口部の姿が現れ、4日の着工式を迎えた。

    只見―三条間は約79分に


    八十里越は現在、県境部に自動車で通行できない区間が残っている。整備後は只見町から三条市までの所要時間が約79分になる見込み。

    国道252号から磐越、北陸両自動車道を利用する現在のルートは約157分で、八十里越開通後は約78分短縮。国道252号の「六十里越」を利用するルートとの比較でも約38分、短くなる。

    国道252号は冬季に通行できない区間があるため、八十里越の整備によって年間を通した新潟、福島両県間の交通ルートが確保される。

    道路整備によって、救急搬送時の選択肢の拡大をはじめ、県央地域と南会津地域の交流・連携、観光地へのアクセス向上なども期待される。

    福島県側の入叶津道路は1973年度に着手した。半世紀を超えて進められてきた県境道路の整備は、2027年夏の暫定開通に向けて最終段階に入り、今回の平石山トンネル着工で通年通行に向けた工事も本格化する。完成は2028年9月29日の予定。

  • ジャパネットがツインバード買収提案を正式撤回 「価格引き上げの機会与えられず」も反対表明を受け入れ

    通信販売大手の株式会社ジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市・高田旭人代表取締役社長兼CEO)は2日、家電メーカーの株式会社ツインバード(新潟県燕市・野水重明代表取締役社長)に対する公開買付け(TOB)の提案を取り下げると発表した。8月31日にツインバード取締役会がTOBへの反対を表明したことを受けたもの。ジャパネットが公表した見解では、提案の実現に向け「できることは最大限行ってきた」とする一方、ツインバード側の検討過程について疑問や残念との認識も示した。

    ジャパネットは6月19日、ツインバードを完全子会社化するため、1株800円でTOBを行う予定を公表した。ただし、ツインバード取締役会の賛同を実施の前提としており、賛同が得られなければ提案を取り下げるとしていた。

    これに対してツインバードは8月31日、取締役全員の一致で反対を決定した。ジャパネット傘下に入ることで量販店との取引に悪影響が出る可能性をはじめ、既存顧客や従業員の離反、成長分野のBtoB事業の停滞、燕三条地域のサプライチェーンへの影響などの懸念を示した。

    また、ジャパネットが示した相乗効果について具体的、定量的な裏付けが十分でないと判断。同日、発表した新中期経営計画を自社で進める方が企業価値や株主共同の利益につながるとした。

    30億円の発注を確約、買付価格の大幅引き上げも検討

    ジャパネットが2日に公表した見解では、両社は7月9日付で秘密保持に関する確認書を取り交わし、書面による質疑を重ねた。ジャパネットはツインバードのBtoB事業を成長分野として評価し、販売力とツインバードの技術力を組み合わせることでヒット商品を生み出せると説明していたという。

    8月10日には、TOB成立を条件に法的拘束力を持つ形で、全自動コーヒーメーカー10万台、単機能電子レンジ5万台をはじめ、掃除機、炊飯器、ドラム式洗濯機など総額30億円のツインバード製品を発注すると確約した。

    8月26日には当初示した1株800円の公開買付価格を「大幅に引き上げることを検討している」とツインバード側へ伝えていたことも明らかにした。

    プライベートブランドとして検討する3商品だけでもツインバードの売上高を約40%伸ばせるとの試算を示し、両社拠点の相互見学やツインバードの研究開発拠点見学、取締役会で説明する機会も求めていたとしている。

    「公開買付価格引き上げの機会与えられず」と残念がる

    一方、ジャパネットは今回の見解で、ツインバードが反対理由に挙げた量販店からの懸念の声について、8月31日の反対表明まで共有されなかったと指摘。こうした懸念が事前に示されていれば、取引継続の契約などを含め、リスクを具体化させない方法を検討できたとの考えを示した。

    また、ツインバードが8月31日に発表した新中期経営計画についても、それまでの協議で内容を知らされていなかったと説明。ジャパネットが8月26日に買付価格の大幅な引き上げを検討すると伝えた後も、価格引き上げについて実質的な交渉はなかったとして、「公開買付価格引き上げの機会を与えず」反対を決めたことに、株主利益の観点から疑問を示した。

    ただ、ツインバード取締役会の賛同をTOB実施の前提としていたことから、ジャパネットは反対表明を「真摯に受け止め」、提案を正式に取り下げる。

    ジャパネットはツインバードについて「長年の経験と高い技術力に裏打ちされた高品質かつ魅力的な商品を生み出す大切な企業」であるとの考えは変わらないとし、今後も日本の製造業や地域に根差した産業基盤を尊重しながら商品、サービス開発に取り組むとしている。

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  • 初タッグの街頭募金で約35万円 燕三条青年会議所と三条エコノミークラブが熊本地震義援金

    初タッグの街頭募金で約35万円 燕三条青年会議所と三条エコノミークラブが熊本地震義援金

    新潟県燕三条地域の青年団体、燕三条青年会議所(酒井貴輝理事長)と三条エコノミークラブ(浅野大喜会長)は、8月に合同で行った「令和8年熊本地震義援金」の街頭募金で寄せられた計35万6702円を、燕市、三条市の両社会福祉協議会を通じて寄付した。

    燕三条青年会議所と三条エコノミークラブが三条市社会協議会に令和8年熊本地震義援金の街頭募金に寄せられた善意を託す
    燕三条青年会議所と三条エコノミークラブが三条市社会協議会に令和8年熊本地震義援金の街頭募金に寄せられた善意を託す

    4日間の街頭募金で35万6702円

    両団体は8月18、19日に燕市内のスーパー、24、25日に三条市内のスーパーで、いずれも午後4時から6時まで街頭募金を実施した。両団体がタッグを組んで募金活動に取り組むのは初めてだった。

    4回の街頭募金で集まった義援金のうち、燕市内2店舗分の16万535円は8月26日に燕市社会福祉協議会へ、三条市内2店舗分の19万6167円は9月3日に三条市社会福祉協議会へそれぞれ寄付した。

    燕三条青年会議所はこれまでも、大規模災害が発生するたびに街頭募金を行ってきた。今回は三条エコノミークラブでも熊本地震の被災地を支援する募金活動を行おうという話が持ち上がり、両団体に所属する会員が橋渡し役となって「それなら一緒にやろう」と話がまとまった。

    街頭には各回、両団体合わせて20人ほどの会員が立った。買い物客の中には、小銭を袋に入れて持参して募金する人もおり、多くの善意が寄せられたという。

    燕三条青年会議所と三条エコノミークラブが三条市社会協議会に令和8年熊本地震義援金の街頭募金に寄せられた善意を託す

    両団体は地域の青年団体として顔を合わせる機会はあるものの、一般会員まで含めて一緒にひとつの活動に取り組むのは「ほぼ初めて」。今回は災害発生を受け、両団体がスピード感を持って連携し、行動に移した。

    7・13水害で受けた支援を胸に

    その背景には、2004年の7・13水害で9人が犠牲になった三条市に、全国から支援の手が差し伸べられた経験もある。両団体には当時の水害を経験した世代も多い。

    3日は両団体の代表ら5人が三条市社会福祉協議会を訪れ、笹川浩志事務局長に義援金を手渡した。5人のうち1人は両団体に所属する会員だった。

    燕三条青年会議所の酒井理事長は、7・13水害の際に全国各地から災害ボランティアや募金など、さまざまな支援を受けたことにふれ、「いろいろな地域から協力をいただいて今があると思っている。できることはやりたいという気持ちで活動した」と話した。

    袋に小銭を入れて持参する人も

    三条エコノミークラブの浅野会長は「2時間ずつぐらいしか街頭に立っていないのに、皆さん募金箱にお金を入れてくれ、中には小銭が入った袋を持ってくる人もいた」と振り返り、予想以上に高額な寄付が寄せられ、熊本地震の被災者を支援しようとする市民の意識の高さを感じていた。

    寄せられた義援金は、それぞれの社会福祉協議会を通じて熊本地震の被災地へ届けられる。

  • 三条市が熊本県御船町へ職員3人を派遣 熊本地震の住家被害認定調査業務を担当

    新潟県三条市は、令和8年熊本地震で被害を受けた熊本県上益城郡御船町の復旧・復興支援のため、市職員3人を派遣すると発表した。新潟県内自治体による災害時応援の枠組み「チームにいがた」のメンバーとして参加し、被災住宅の被害認定調査にあたる。

    派遣期間は9月20日(日)から26日(土)までの7日間。派遣する職員は3人で、御船町の被災地で住家被害認定調査業務を担当する。

    今回の派遣は、大規模災害時における「チームにいがた」による相互応援等に関する協定第6条第1項に基づき、新潟県から参加依頼を受けて行う。

    「チームにいがた」は、大規模災害が発生した際に県と市町村が連携して被災自治体を支援する仕組み。三条市は今回、この枠組みを通じて御船町の復旧・復興を後押しする。

  • 「加茂市安心出産サポート119」や「新潟スニーカービズ」実施 加茂市長定例記者会見

    「加茂市安心出産サポート119」や「新潟スニーカービズ」実施 加茂市長定例記者会見

    新潟県加茂市の藤田明美市長は3日、定例記者会見を行って「加茂市安心出産サポート119(妊婦情報事前登録システム)」の開始や「新潟スニーカービズ」の実施と「新潟スニーカービズ推進宣言法人」の募集など10項目を発表した。

    記者会見する藤田加茂市長
    記者会見する藤田加茂市長
    1. 「加茂市安心出産サポート119(妊婦情報事前登録システム)」の開始
      ・緊急時における妊婦の救急搬送を迅速化する「加茂市安心出産サポート119(妊婦情報事前登録システム)」を9月1日から開始しました。
    2. 「新潟スニーカービズ」の実施と「新潟スニーカービズ推進宣言法人」の募集について
      ・健康づくりのため、歩きやすい靴や服装で通勤・勤務することを推奨します。
    3. 加茂市民俗資料館企画展「坪谷善四郎展-図書館の生みの親-」及び講演会の開催
      ・加茂市民俗資料館企画展「坪谷善四郎展-図書館の生みの親-」
      【日時】9月16日〜12月13日【場所】民俗資料館
      ・特別歴史講演会「加茂が生んだ出版人・坪谷善四郎-人と業績-」
      【日時】11月23日午後2時〜【場所】加茂市産業センターホール
    4. 世界アルツハイマー月間の取組と「第4回認知症予防と備えフェス」の開催
      ・認知症市民啓発講演会
      【日時】9月19日午後2時〜【場所】加茂市産業センターホール
      ・第4回認知症予防と備えフェス
      【日時】10月3日午後1時〜【場所】加茂市産業センターホール
    5. 駅前広場のモニュメントの「手話の日」および「手話言語の国際デー」に合わせたライトアップについて
      ・「手話の日、手話言語の国際デー」に、モニュメントを青色にライトアップします。
    6. 「フレイル元年特別記念講演会」の開催
      ・【日時】9月26日午後1時20分〜3時30分【場所】加茂文化会館大ホール
    7. 令和8年度加茂市総合防災訓練の実施
      ・大規模地震を想定した総合防災訓練を9月27日に開催します。
    8. 「五感で楽しむ!子育て応援フェスタ」の開催
      ・【日時】10月3日午前10時〜午後1時30分【場所】加茂文化会館
      ・午前11時20分より、サロンオーケストラジャパンによる「0歳からの、はじめてのオーケストラ」を開演します。
    9. 秋の健康ウォークの開催
      ・【日時】10月17日午前10時スタート【スタート地点】加茂文化会館
    10. 地域おこし協力隊(有害鳥獣担当)の委嘱
      ・有害鳥獣対策の促進を目的として、青田貢さんを地域おこし協力隊として委嘱しました。
  • アークランズが新潟市西区に「ロピア」 9月17日オープン 寺泊・出雲崎港の鮮魚など新潟の味そろえる

    アークランズが新潟市西区に「ロピア」 9月17日オープン 寺泊・出雲崎港の鮮魚など新潟の味そろえる

    新潟県三条市に本社を置くアークランズ(株)(佐藤好文代表取締役社長)は17日、新潟市西区小新のホームセンタームサシ新潟西店内に食品スーパー「ロピア ムサシ新潟西店」をオープンする。ロピアとして新潟市西区への出店は初めて。寺泊や出雲崎港から仕入れる鮮魚、新潟県産の青果物、新潟の食文化を取り入れた総菜などをそろえ、「食のテーマパーク」を打ち出す。

    ホームセンタームサシ新潟西店内に食品スーパー「ロピア ムサシ新潟西店」オープン
    ホームセンタームサシ新潟西店内に食品スーパー「ロピア ムサシ新潟西店」オープン

    アークランズと、ロピアを傘下に持つ(株)OICグループは、2024年12月に業務提携を締結。アークランズの地域基盤や店舗運営力と、ロピアの食品スーパーとしての専門性を組み合わせ、店舗展開を進めている。

    ロピアは1971年に精肉専門店として創業。青果、精肉、鮮魚、総菜、食品の5部門それぞれの責任者「チーフ」に仕入れや売り場づくりを任せる「売り場主導100%」を特徴としている。各部門を個別の専門店に見立て、商店街のような売り場をつくる。

    新潟西店の青果部門「八百物屋あづま」では、新潟市西区のブランドメロン「ソレーユメロン」や西蒲区のブランドイチジク「越の雫」をはじめ、県産の旬の農産物を販売する。

    精肉部門「肉のロピア」では、オリジナル国産牛ブランド「みなもと牛」を一頭買いで仕入れるほか、国産豚肉を使った自社製ウインナーや味付け肉などを展開する。

    鮮魚部門「日本橋魚萬」では、寺泊や出雲崎港などから届く魚介類を販売。ロピア名物の「ほぼ海鮮巻き」「はみ出し巻き」、生アトランティックサーモンなどもそろえ、県内の既存店で寄せられた要望を受け、平日限定で鮮魚総菜弁当も販売する。

    総菜部門「GOCHISOU marche(ゴチソウマルシェ)」では、店内で焼き上げるオリジナルピザ、だしからあげ、肉寿司などに加え、新潟の食文化をロピア流にアレンジした「わっぱめし」や「焼きラーメン風まぜそば」、ずんだ餡ロールケーキなど新潟西店独自の商品も用意する。

    食品部門では、OICグループ各社が開発した冷凍食品や調味料、ドレッシングなどのプライベートブランド商品を販売する。

    店内は「海から畑まで、おいしいが飛び交う」をコンセプトにデザイン。海や自然、食、暮らし、学びが共存する新潟市西区の特徴を取り入れ、プライベートブランド商品をアトラクションや乗り物に見立てた壁画などを設ける。営業時間は午前9時から午後8時まで。

    アークランズはホームセンター「ムサシ」「ビバホーム」などを展開するほか、「かつや」「からやま」など外食事業も手がける。OICグループとの連携でロピアの店舗展開を進め、食品事業の拡大を図っている。

  • 「にいがたポリス」の行方不明者情報から発見につなげる 三条署が蒲原ガスの社員に署長感謝状

    新潟県警三条署は11日、県警防犯アプリ「にいがたポリス」で配信された行方不明者情報を手掛かりに、高齢男性の早期発見に貢献したとして、蒲原ガス(株)の会社員女性に署長感謝状を贈る。

    同署が8月24日、県警防犯アプリ「にいがたポリス」で高齢男性の行方不明者情報を配信。澁川さんはこの情報を確認していた。

    その後、仕事から帰宅する途中、燕市内で手配された行方不明者によく似た男性を見かけ、警察に通報した。

    通報を受けて警察官が現場に駆け付けて確認したところ、その男性が行方不明者本人とわかった。

    同署では、この通報が行方不明者の早期発見と人命の安全確保につながったとして、署長感謝状を贈ることにした。

    ■新潟県警察防犯アプリ「にいがたポリス」

  • 加茂市が「安心出産サポート119」開始 妊婦情報の事前登録で救急搬送を迅速化、母子の安全確保

    加茂市が「安心出産サポート119」開始 妊婦情報の事前登録で救急搬送を迅速化、母子の安全確保

    新潟県加茂市は1日、加茂地域消防本部と連携して妊婦の救急搬送を迅速化する「加茂市安心出産サポート119(妊婦情報事前登録システム)」をスタートした。妊婦の名前や住所、出産予定の医療機関などをあらかじめ登録しておき、陣痛や破水などの緊急時に119番通報したときに、消防が登録情報を確認して速やかな搬送につなげる。

    加茂市安心出産サポート119
    加茂市安心出産サポート119

    対象は加茂市に住所がある妊婦と、加茂市に里帰り出産する妊婦のうち、登録を希望する人。希望者は「加茂市安心出産サポート119届出書」を市こども未来課に提出する。市が登録情報を加茂地域消防本部と共有し、緊急時に活用する。

    利用するのは、急な陣痛の繰り返しや破水など出産の兆候が始まり、医療機関へ行く手段がない場合。原則として出産予定の医療機関に連絡し、医師や助産師、看護師から救急搬送の指示を受けて119番通報する。

    激しい腹痛や大量出血など明らかな異常がある場合は、医師の指示を待たず119番通報する。搬送先は原則として登録した出産予定医療機関だが、妊婦の状態によって変更される場合がある。

    利用の流れ
    利用の流れ
    核家族化や共働き世帯が増加するなか、同様の妊婦情報事前登録制度は県内でも糸魚川市や村上市、胎内市、十日町市などが導入しており、新潟県も今年度から県内市町村への導入拡大を進めている。

    市こども未来課によると、周囲に頼れる人がいないなかで陣痛が始まり、妊婦自身が車を運転して病院へ向かった事例があった。「誰もいないので不安」といった声もある。

    緊急時には妊婦が動揺して住所やかかりつけ医などを正確に伝えることが難しく、搬送先の選定に時間がかかることもある。情報を事前登録しておくことで119番通報から病院到着までの時間短縮を図るとともに、妊婦が自ら車を運転して病院へ向かう危険を防ぎ、母子の安全確保につなげたい考えだ。

    母子健康手帳の交付時にも制度を周知し、希望者から順に登録を受け付ける。問い合わせ、届出書の提出はこども未来課(こども家庭センター)、電話0256-52-0080(内線153、154)。

  • 加茂市役所が「新潟スニーカービズ」 県内自治体で初の推進宣言法人に

    加茂市役所が「新潟スニーカービズ」 県内自治体で初の推進宣言法人に

    新潟県加茂市は3日、健康づくりのために歩きやすい靴や服装で通勤、勤務することを勧める新潟県の「新潟スニーカービズ」に取り組むと発表。同日付で県内の市町村で初めて「新潟スニーカービズ推進宣言法人」となった。

    ■■
    スニーカーを履いて記者会見した藤田市長のコーディネート

    「新潟スニーカービズ」は、新潟県が「健康立県」の実現に向け、7月30日にスタートした取り組み。スニーカーなど歩きやすい靴や動きやすい服装を仕事にも取り入れ、日常生活の中で自然に体を動かす機会を増やすことを狙う。

    加茂市役所では3日から、庁内会議など業務内容やTPOに応じた服装を前提に、職員のスニーカーなどの着用を積極的に推奨する。身体を動かしやすい環境をつくることで、職員のウェルビーイングや生産性の向上にもつなげたいとしている。

    民間は14事業者が宣言

    藤田明美市長が3日の定例記者会見で取り組みを発表したもの。市町村の推進宣言は加茂市が初めてだが、民間では同日現在で14事業者が推進宣言をしている。

    市役所では、これまでもスニーカーの着用を禁止していたわけではなく、すでに職員の過半数がスニーカーを着用しているのではという。

    新潟県スニーカービズのポスター
    新潟県スニーカービズのポスター

    藤田市長は、宣言することで、スニーカーを履いて勤務してよいのか迷っている職員にも、着用して構わないことが伝わればとの考えを示した。動きやすい靴や服装によって仕事にも集中しやすくなることを期待している。

    スポーツ庁も「シュープロ」開始

    スポーツ庁も前日の2日から、靴をきっかけに運動やスポーツの習慣化を促すソーシャルアクション「シュープロ」を始めた。「シューズ」と「プロジェクト」を組み合わせた名称で、ビジネスシーンを含めて動きやすい靴を使うことで、日常的に体を動かすきっかけをつくる。

    藤田市長はスポーツ庁のスポーツ審議会健康スポーツ部会の委員を務めており、国と県で同じ時期に靴を切り口にした健康づくりの取り組みが始まったことも踏まえ、加茂市として積極的に進めることにしたと説明した。

    市は市役所だけでなく、市内の企業や団体にも取り組みを広げたい考え。新潟県は「新潟スニーカービズ推進宣言法人」を随時募集しており、宣言法人にはロゴマークやポスターなどの啓発ツールを提供するほか、県の特設サイトやSNSで取り組み事例を紹介する。

    藤田市長はおろしたての「On」のスニーカーで

    入院前に買ったおろしたての「On」のスニーカー
    入院前に買ったおろしたての「On」のスニーカー

    記者会見後、藤田市長は「スニーカー似合わないんですよ」と苦笑いした。ふだんはスニーカーを履かないが、新潟スニーカービズに取り組む発表ということで、この日はおろしたてのスニーカーを履いて登庁した。

    今春、急性大動脈解離で入院する前に、走ろうと思って買ったスイス発のスポーツブランド「On(オン)」のスニーカーで、ジャケットと同系色のベージュカラー。「日の目を見させてあげた方がいいかな」と、この日、初めて履いた。

    日本を代表する革靴ブランド「REGAL(リーガル)」の加茂市にあった子会社がことし2月、操業を停止した。そのこともあって、新潟スニーカービズの取り組みには抵抗感もあったようだ。

  • 落雷を伴う激しい雨で県央5市町村にレベル3の大雨警報 三条市内では冠水でアンダーパスの通行止めも

    気象庁は3日朝、県内各地にレベル3の大雨警報を発表した。県央地域5市町村すべてにも発表し、激しい雨が降った。

    三条市では、3日未明から雷を伴って雨が降り始めた。午前7時ごろから猛烈な雨になり、8時までの1時間に30.0ミリの雨量を記録した。

    この強い雨で各地で冠水が発生し、三条市内では午前8時15分現在、下須頃のビーム脇アンダーパスと須頃3のコメリ裏アンダーパスが冠水のため通行止めになっている。