投稿者: masato

  • 閉鎖予定の燕三条ゴルフパークが存続 LoungeRangeが運営引き継ぎ9月1日再始

    閉鎖予定の燕三条ゴルフパークが存続 LoungeRangeが運営引き継ぎ9月1日再始

    完全個室の会員制インドアゴルフ場を全国展開する(株)LoungeRange(東京都品川区、古川真一代表取締役)は、8月末で閉鎖予定だった大型インドアゴルフ施設「燕三条ゴルフパーク」(新潟県燕市井土巻4)の運営を引き継ぎ、切れ目なく9月1日から「Lounge Range 燕三条 × 燕三条ゴルフパーク」として営業を始めた。

    燕三条の閉鎖予定の施設を引き継いで「Lounge Range 燕三条 × 燕三条ゴルフパーク」が9月1日オープン
    燕三条の閉鎖予定の施設を引き継いで「Lounge Range 燕三条 × 燕三条ゴルフパーク」が9月1日オープン

    燕三条ゴルフパークは2022年10月に開業。完全個室4打席、オープン8打席の計12打席のほか、パター、バンカーの練習場を備えたトータルゴルフスタジオで、地域のゴルファーに利用されてきた。

    LoungeRangeはことし7月、燕三条ゴルフパークが8月末で営業終了と知った。8月5日に初めて現地を訪問し、同社がこれまで展開してきた店舗との親和性が高く、既存設備と運営ノウハウを組み合わせれば施設を存続できると判断した。

    Lounge Range 燕三条 × 燕三条ゴルフパーク」が9月1日オープン
    Lounge Range 燕三条 × 燕三条ゴルフパーク」が9月1日オープン

    会員からも施設の存続を求める声があり、長期間の営業空白を生じさせないことを重視して初訪問からわずか1週間後の8月12日に運営引き継ぎの契約を結び、閉鎖予定日の翌日に当たる9月1日から新体制で営業をスタートさせた。

    12打席で無人運営モデル構築へ

    LoungeRangeは全国約80店舗を運営。1打席の完全個室型店舗を中心に展開してきた。燕三条店は12打席にパター、バンカー練習場もある大型施設で、従来店舗とは規模も利用形態も異なる。同社は予約管理や店舗管理などで培ったノウハウを大型・複数打席施設に応用し、新しい無人運営モデルの構築に取り組む。

    Lounge Range 燕三条 × 燕三条ゴルフパーク」が9月1日オープン

    ただし、営業開始から2カ月間は施設に精通したスタッフを配置する。LINEによる案内、緊急連絡先、Q&Aポスターなども整え、3カ月目以降の完全無人化後も問い合わせや緊急時の相談窓口を維持する。

    営業時間も午前5時から午後10時までに拡大し、出勤前や仕事帰りにも利用しやすくなった。料金は従来価格を維持しながらプランを簡素化し、一部サービスの終了で生まれたスペースには新たにロッカーを設ける。

    Lounge Range 燕三条 × 燕三条ゴルフパーク」が9月1日オープン

    LoungeRange独自の会員特典として、提携ゴルフ場での無料プレーや対象アパレルブランドの優待なども適用する。

    同社は燕三条での運営を通じ、大型の既存ゴルフ施設でも利便性や安心感を保ちながら無人運営できるモデルを検証する。将来はプロゴルファーやジュニア層との連携、イベント開催なども検討し、世代を問わず地域のゴルファーが集まる拠点を目指す。

    Lounge Range 燕三条 × 燕三条ゴルフパーク」が9月1日オープン

    さらに、燕三条で得たノウハウを生かし、設備や地域とのつながりを持ちながら運営上の課題で継続が難しくなった全国の既存ゴルフ施設との連携も視野に入れている。

  • 富永草野病院で防犯訓練 さすまた実技や刃物を持った不審者への対応を確認

    富永草野病院で防犯訓練 さすまた実技や刃物を持った不審者への対応を確認

    医療法人積発堂(金谷文則理事長・新潟県三条市)は2日、運営する富永草野病院で2026年度第2回防犯訓練を行った。三条署員の指導で、職員がさすまたの使い方を学ぶとともに、患者の家族が院内で激高し、刃物を取り出したとの想定でロールプレイを行い、不審者や院内暴力から患者と職員を守るための対応を確認した。

    富永草野病院で防犯訓練
    富永草野病院で防犯訓練

    同病院では、防犯カメラの設置など院内の防犯体制を見直しを進めているのをきっかけに、昨年度から三条署の協力を得て防犯訓練を始めた。昨年度、今年度とも2回ずつ実施。今年度は第1回の8月19日にも行い、各回約50人が参加。病院や介護医療院、クリニック、通所・居宅部門の職員が訓練を受けた。

    金谷理事長の米国の病院勤務経験からも安全対策を強化

    2021年に理事長に就任した金谷理事長は、40年ほど前に渡米し、米国の大学病院で手外科の研修・勤務経験がある。現地の救急部門では、薬物中毒や犯罪に関係した患者が搬送されることもあり、出入り口に警察官を配置するなど、厳重な安全管理が取られていたという。

    金谷理事長
    金谷理事長

    米国ほど切迫した状況ではないものの、日本でも医療・介護従事者が患者や利用者側から危害を受ける事件が起きているとして、「患者さんが第一だが、職員も守らなければならない」と強調。職員自身が身を守るためにも、実際に体を動かして対応を身につける必要性を理解している。

    さすまたは「制圧する道具ではなく時間を稼ぐ道具」

    病院内には各部署に計12本のさすまたを配備している。ロビーに集まった職員を前に三条署生活安全課の署員は、さすまたについて「不審者を制圧するための道具ではなく、警察官が到着するまで時間を稼ぐためのもの」と説明した。

    110番通報から警察官が現場に到着するまでには平均で8分30秒ほどかかり、その間にどう安全を確保するかをふだんからイメージしておく必要があると話した。

    基本的な使い方として、胴を押さえる「胴押さえ」、肩から脇にかけて押さえる「袈裟(けさ)押さえ」、太もも付近を押さえる「足押さえ」の3種類を実演。相手にさすまたをつかまれないよう十分な距離を保ち、相手が近づけば自分も下がるよう指導した。

    刃物を持った人に対するさすまの使用方法の実演
    刃物を持った人に対するさすまの使用方法の実演

    刃物を持つ相手にはとくに距離を取ることが重要で、1人で対応せず、原則として2人以上で前後など異なる方向から対応するよう求めた。必要に応じて机やいすなどを盾代わりに使う方法も紹介した。

    また、大声を出すことも重要とし、「刃物を捨てろ」などと声を出すことで、相手を威嚇(いかく)するだけでなく、周囲の職員に異常を知らせて応援を集める効果があると説明した。

    参加者は実際にさすまたを手にして、署員を相手に距離の取り方や押さえ方を体験した。女性職員の1人は「結構、重たい。つかまれたら取り返せなくて怖かった。1人ではすぐには動けないと思うが、2人、3人いれば何とか対応できそう」と話した。

    「母親が良くならない」と激高 刃物取り出す想定でロールプレイ

    続くロールプレイでは、病院のロビーをナースステーションに見立て、警察官が入院患者の家族役を演じた。

    「母が1カ月入院しているのに全然、良くならない」「院長を呼んでこい」などと職員に繰り返し詰め寄り、次第に声を荒らげる設定。職員は穏やかな口調で患者名や関係を確認し、上司や医師を呼ぶことを伝えて対応した。

    防犯ロールプレイ
    防犯ロールプレイ

    最後に家族役が刃物を取り出すと、職員はその場を離れて距離を確保した。

    訓練後、三条署員は、院内での苦情や暴言への対応について「まず相手を落ち着かせることが重要」と指摘。立ったまま応酬せず、可能なら座ってもらったり別室へ案内したりして環境を変え、職員側も感情的にならず柔らかく対応するよう助言した。

    金谷理事長も、相手が不満を訴えてきた段階では、まず「それはお困りでしょう」「大変ですね」など共感する言葉を掛けることが重要と指摘した。その上で、机などを挟んで手の届かない距離を保つことや、周囲の職員がクレーム対応の時間を意識し、一定時間を超えた場合には応援や警察への連絡を考えることも必要とした。

    最後に簡単な合気道の護身術の手ほどきも受けた。

    110番は「場所」と「刃物の有無」をまず伝える

    質疑では、さすまたを使って相手にけがをさせた場合に正当防衛となるかとの質問も出た。署員は「ケース・バイ・ケース」だが、けがをさせることを過度に恐れて対応が遅れることのないよう、適切な人数で安全を確保し、警察官の到着を待つよう求めた。

    合気道の護身術も
    合気道の護身術も

    110番通報では、まず「富永草野病院の4階で、患者の家族が刃物を持って暴れている」といった形で、場所と刃物の有無を伝えればよいと説明。その後は通信指令員の質問に答えることで必要な情報が警察側に伝わるとした。

    同病院では、防犯カメラの増設も進めているほか、不審者や暴力行為などが発生した際に職員を集める院内の緊急対応体制のコード「コードホワイト」も整備している。今後も新入職員への教育を含め、年2回程度の訓練を続ける考えだ。

  • 八十里越11橋の「顔」を地元高校生が揮毫 三条市と只見町の6校が担当 天空大橋は三条高

    八十里越11橋の「顔」を地元高校生が揮毫 三条市と只見町の6校が担当 天空大橋は三条高

    国道289号八十里越(はちじゅうりごえ)の2027年夏の暫定開通に向け、ルート上にある11橋の橋銘板を三条市と福島県只見町の高校6校の生徒が揮毫(きごう)する。八十里越の開通や新潟、福島両県の交流促進への機運を高め、これからの時代を担う若い世代に地域への愛着をもってもらう。

    橋銘板のイメージ
    橋銘板のイメージ

    国道(289号)八十里越地点開発促進期成同盟会(会長・滝沢亮三条市長)が企画。国土交通省、新潟県、福島県が整備を進める八十里越の新潟県側9橋、福島県側2橋の計11橋が対象になる。

    八十里越を代表する長大橋「八十里越天空大橋」は、三条高校が担当する。

    橋銘板の担当校
    橋梁名 担当校
    八十里越天空大橋はちじゅうりごえてんくうおおはし 三条高校
    中柄沢橋なかがらさわばし 三条東高校
    モチバ沢橋もちばさわばし
    日本平橋にほんだいらばし 新潟県央工業高校
    大久保沢橋おおくぼさわばし
    青岩沢1号橋あおいわさわいちごうきょう 三条商業高校
    青岩沢2号橋あおいわさわにごうきょう
    馬追沢橋まごいざわはし 月ヶ岡特別支援学校(高等部)
    番屋橋ばんやばし
    木ノ根山橋きのねやまはし 只見高校
    御前山橋おまえやまはし

    「揮毫」は毛筆などで文字を書き示すこと。生徒が書いた文字をもとに橋銘板が製作される。150×400ミリの黒地のプレートに橋名を配置する。

    同盟会では、地元高校生に揮毫してもらうことで、若い世代に地元への愛着を深めてもらうとともに、「八十里越を新たな未来へつなげていきたい」としている。

    八十里越は新潟県三条市と福島県只見町を結ぶ国道289号の県境部。長年にわたり自動車が通行できない区間が残っていたが、国土交通省と新潟、福島両県が2027年夏の暫定開通を目指して整備を進めている。

  • 9月6日は「96[KURO]の日」 金属の黒染めを「味わう」2日間限定カフェ

    9月6日は「96[KURO]の日」 金属の黒染めを「味わう」2日間限定カフェ

    65年以上にわたって金属の黒染め加工を手がける株式会社テーエム(新潟県三条市金子新田、渡辺竜海代表)は5、6の2日間、三条ものづくり学校で、自社ブランド「96[KURO]」と同校内のカフェビストロ「0256(ゼロニィゴォロク)」がコラボレーションした「96[KURO]カフェ」を開く。黒染めのカトラリーや器と、「黒」をテーマにした料理やスイーツを組み合わせ、ものづくりの技術を食と空間を通して味わってもらう。

    「96[KURO]」とカフェビストロ「0256」がコラボレーションした「96[KURO]カフェ」
    「96[KURO]」とカフェビストロ「0256」がコラボレーションした「96[KURO]カフェ」

    竹炭の黒いカレー、黒から赤へ移ろうパフェ

    三条ものづくり学校1階106号室に店を構える「0256」と組み、96[KURO]の器やカトラリーを使った限定メニューを5品を提供する。

    フードは「黒の温もり 魚介の欧風カレー」(1,890円)。魚介のうま味を溶け込ませた欧風カレーに、竹炭で炊いたバターライスを合わせ、皿の上を深い黒で統一する。インド由来のスパイスカレーをベースにフランス料理の製法を取り入れ、まろやかさと奥深いコクを持たせる。

    「96[KURO]カフェ」

    スイーツも黒染めの世界観を料理で表す。「ベリーの記憶 グラデーションパルフェ」(1,944円)は、木苺と白ワインのジュレ、竹炭ホイップ、焙煎黒胡麻ジェラートなどを重ね、漆黒から鮮やかな赤へ移ろう色彩で「時を重ねて紡がれる記憶」を表現する。

    「時をかさねる 三層のコーヒーゼリー」(972円)は、深煎りコーヒーゼリー、キャラメルパンナコッタ、ミルクムースを重ね、黒から白へ変化する三層仕立て。日々の暮らしのなかで深まる愛着や思い出をイメージした。

    さらに96[KURO]のカトラリーそのものをプレートに見立てた「ひとさじに佇む 3つの黒いプティフール」(1,080円)では、木苺マカロンを合わせた黒いモンブラン、生チョコレート、すりごまとエスプレッソが香るティラミスの3品を一口サイズで提供する。

    「96[KURO]カフェ」

    「黒に映る、記憶の温もり」(1,836円)は、桃のタルトとシャインマスカットを漆黒のフィアンティーヌで包み、ラズベリーソースやピスタチオ、黒いクッキーを合わせたデザートで、ブランドのメッセージそのものを一皿に仕立てた。

    9月6日を「96[KURO]の日」に

    テーエムは1960年創業。鉄やステンレスの表面を化学反応によって黒くする「黒染め」を主力に、防錆や光の反射防止、美観向上などの表面処理を行っている。

    黒染めは、塗料を塗るのではなく、金属を専用の液に漬けて加熱し、表面に黒い酸化被膜を形成する加工。素材や気温によって仕上がりが変わり、均一ではない色むらや質感、使い込むほどに変わる風合いも特徴になる。テーエムでは、その「味のある美しさ」や温度感のある黒を96[KURO]の商品に生かしている。

    「96[KURO]カフェ」

    2018年には黒染めを広く知ってもらおうと自社ブランド「96[KURO]」を立ち上げ、カトラリーやカップなどのテーブルウエアを展開してきた。

    「黒染め」を加工技術から食体験へ

    ブランド名の「96」にちなみ9月6日を「96[KURO]の日」としている。ブランド設立8周年のことしは、「黒に映る、記憶の温もり」をコンセプトに、使い込むことで色や質感が変わる黒染め特有の経年変化を、製品だけでなく食事やスイーツでも表現しようと初めて期間限定カフェを企画した。

    「96[KURO]カフェ」

    同社ではカフェを通じ、黒染めそのものを知ってもらうとともに、「ものづくりの街がたくさんの加工技術によって成り立ち、支えられていることも知ってほしい」としている。

    開催は5日(土)午前11時半から午後8時、6日(日)午前11時半から午後5時。Webでの事前予約分の席は満席になっているが、当日席を用意している。問い合わせはテーエム(0256-33-1200)。

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  • とんかつ店「銭形」(上越市)が破産 負債約21億円、上越市で半世紀営業

    とんかつ店「銭形」を経営していた有限会社銭形(新潟県上越市、資本金600万円)が8月25日、新潟地裁高田支部から破産手続き開始決定を受けた。負債は債権者約2人に対し約21億円。

    帝国データバンク上越支店の調べでは、同社は1974年10月創業、翌75年4月に法人改組。「銭形」の店名で長く親しまれ、上越市だけでなく柏崎市や妙高市にも出店し、ピーク時には5店舗を展開。年売上高約5億円を計上していた。

    しかし、その後は大手外食チェーンの進出などで厳しい経営環境が続き、店舗を順次閉鎖。2010年には本店だけの営業となった。

    その後も新型コロナウイルスの影響などから客足は回復せず、2025年7月期の年売上高は約2500万円まで落ち込んでいた。借入負担が重く、代表者の体調不良も重なり、同年12月には休業。再オープンのめども立たないことから事業継続を断念した。

    破産管財人には見竹泰人弁護士が選任された。債権届け出期間は10月6日までで、財産状況報告集会は11月30日午後1時30分から。

    なお、県内には同じ「銭形」の店名を掲げるとんかつ店が複数あるが、帝国データバンクによると今回破産した会社とは直接の関係はない。

  • 燕三条のものづくりを六角形のフィナンシェに パティスリー・ルーツが新土産菓子 金属加工からラーメンまで9種類

    燕三条のものづくりを六角形のフィナンシェに パティスリー・ルーツが新土産菓子 金属加工からラーメンまで9種類

    新潟県三条市須頃1にあるパティスリー「pâtisserie ROOTS(パティスリー・ルーツ)」は、燕三条の産業や名物をかたどった新商品「ツバメサンジョーフィナンシェ」を発売した。9種類の模様を用意し、5個入り税込1,500円。持ち運びやすく日持ちする焼き菓子で、燕三条の新たな定番土産を目指している。

    pâtisserie ROOTS代表の更科さんと新商品「ツバメサンジョーフィナンシェ」
    pâtisserie ROOTS代表の更科さんと新商品「ツバメサンジョーフィナンシェ」

    燕三条の土産菓子として、オープンした2017年からスプーンやフォーク、包丁などをかたどった「燕三条クッキー」(360円〜480円)、2023年から燕三条地域の道具をレリーフのように表現した「ツバメサンジョーチョコレート」(960円)を販売してきた。

    一方で、クッキーは割れやすく、チョコレートは夏場に溶けやすいため冬の期間限定販売という弱点があった。帰省や旅行、出張などで年間を通して持ち帰ることのできる商品をと、店でも人気の焼き菓子、フィナンシェに着目した。賞味期限も常温で約1カ月あり、土産物に向いている。

    燕三条の9つの顔を焼き菓子に

    フィナンシェは、三条名物の三条六角巻凧(いか)を連想させる六角形。表面には「金属加工」「三条凧合戦」「ラーメン」「洋食器」「工具」「フルーツ」「キャンプギア」「鎚起銅器」「ルーツ」の9種類の模様がレリーフのように浮かび上がる。

    フィナンシェの表面に燕三条にちなむ9種類のレリーフ
    フィナンシェの表面に燕三条にちなむ9種類のレリーフ

    焼き型は燕市のサカタモールドが製作した。耐熱性のあるプラスチック製で、約300度まで耐えられる。同社には、ツバメサンジョーチョコレート用の型も依頼している。

    同社にはパティスリー勤務経験者が在籍。代表の更科賢祐さん(43)は「型のことだけでなく、お菓子作りもわかっているので話が早い」と信頼を寄せる。

    5個入りには店の「ルーツ」の柄を1個必ず入れ、残る4個を8種類からランダムに組み合わせる。同じ柄が重複しないようにし、燕や三条の題材のどちらかに偏り過ぎないようにしている。

    パッケージに入っているリーフレットにある9種類のフィナンシェにデザインされた燕三条産品の説明
    パッケージに入っているリーフレットにある9種類のフィナンシェにデザインされた燕三条産品の説明

    9色の巾着、キャラクターは「燕三条フィナンシェーズ」

    目を引くのがカラフルなパッケージだ。新潟市のデザイナー「HAYABUSA」に依頼し、9色の巾着袋を用意した。

    アイドルのライブで新潟を訪れて燕三条に宿泊する人などにも、推しのメンバーカラーで巾着を選んでもらえたらとカラーバリエーションを用意した。

    架空の野球チーム「燕三条フィナンシェーズ」の設定で、野球帽をかぶった9人のキャラクターが描かれている。助っ人外国人風、頭脳派、強打者風など、それぞれに個性を持たせた。

    pâtisserie ROOTS
    pâtisserie ROOTS

    アイドルやスポーツチームの「推し色」を意識した需要も想定。実際にSnow Manの目黒蓮のファンがメンバーカラーの黒を選んで購入したこともあった。新潟で開かれるライブやスポーツ観戦で燕三条に宿泊する人にも手に取ってもらいたい考えだ。

    商品は盆に間に合うように店頭に並べ始めた。大きな宣伝をしていなかったにもかかわらず、カラフルなパッケージに足を止め、従来の燕三条土産と見比べながら購入する客がいるという。

    更科さんは「燕三条の新しいお土産の定番になってほしい。中の模様を見ながら、これは何だろう、燕三条にはこんなものがあるんだと会話のきっかけになり、地域のPRにつながれば、ここで店をやっている意味もある」と話している。問い合わせはpâtisserie ROOTS(0256-47-1075)。

    pâtisserie ROOTS
  • 弥彦村で20%プレミアム商品券 1万円で1万2,000円分、9月16、17日限定販売

    新潟県弥彦村の弥彦村商工会は、9月16日(水)、17日(木)の2日間限定で1万円で1万2,000円分の買い物などができる「弥彦プレミアム商品券」を販売する。プレミアム率は20%。これまで飲食店を中心としたプレミアム券などを発行してきたが、今回は温泉旅館や飲食店、商店、生活サービス業など村内の幅広い店舗で利用できる。

    弥彦村ではこれまでも地域内での消費を促す施策としてプレミアム商品券の取り組みが行われてきた。近年は、コロナ禍の対策でも発行し、昨年は2年ぶりに20%のプレミアム飲食券を販売し、用意した400冊を完売している。

    今回のプレミアム商品券は、昨今の物価高騰などの影響を受ける地域住民の生活を支えると同時に、村民や来訪者に村内での消費を促し、地域経済を循環させることを目的に実施する。飲食に限定せず、宿泊、買い物、各種サービスまで利用先を広げた。

    商品券は1冊1万2,000円分で、1,000円券12枚つづり。販売価格は1万円で、1冊につき2,000円分の得になる。1人1日3冊まで購入できるため、最大3万円で3万6,000円分の商品券を手にできる。

    販売は9月16、17日の両日、午前9時半から午後3時まで弥彦村商工会館(弥彦村弥彦2953)で行い、売り切れしだい終了する。未成年者は購入できず、購入時には運転免許証などの身分証明書が必要。村外在住者も購入できる。

    利用期間は9月18日(金)から2027年1月31日(日)まで。村内の温泉旅館・宿泊施設をはじめ、飲食店、菓子店、酒販店、スーパー、理美容店、ガソリンスタンドなど多数の加盟店で利用できる。

    一方、たばこの購入や公共料金、納税、各種チャージなどには利用できない。転売も禁止し、転売が発覚した場合は販売、利用を停止する。問い合わせは弥彦村商工会、電話0256-94-2272。

  • 燕三条のものづくりを東京駅で発信 9日間の「POPUP & SHOWCASE」 商談や製品販売、「はこビュン」活用も

    燕三条のものづくりを東京駅で発信 9日間の「POPUP & SHOWCASE」 商談や製品販売、「はこビュン」活用も

    JR東日本とドッツアンドラインズ(三条市)、三条市は、15日から23日までの9日間、JR東京駅で「JRE Local Hub 燕三条 POPUP & SHOWCASE in 東京駅」を開く。燕三条製品の販売に加え、首都圏企業などとのビジネスマッチング、工科高校生が燕三条の企業と開発した商品の販売、新幹線を使った即日加工・配送などを行う。

    昨年の会場のようす
    昨年の会場のようす

    東京駅改札内地下1階のイベントスペース「スクエア ゼロ」を会場に、15日は午前11時から午後8時、16日から22日は午前10時から午後8時、最終日23日は午前11時から午後7時まで開く。

    2023年に始まり、ことしで4回目。開催期間は過去最長となる。これまでのイベントから名称を変更し、単なる物販にとどまらず、新たなビジネスパートナーや顧客との出会いを生み出す交流、商談の場としての機能を強める。

    昨年70件超の商談 商品化につながった例も

    ビジネスマッチングでは、金属加工をはじめとする燕三条地域の事業者と、新商品開発やものづくりのパートナーを探している企業や個人をつなぐ。試作品製作、新商品開発、OEM・製造委託、パッケージ制作など幅広い相談に応じる。

    昨年の商談のようす
    昨年の商談のようす
    昨年の商談をきっかけに製品化された美容器具「カッサ」
    昨年の商談をきっかけに製品化された美容器具「カッサ」

    昨年は70件を超える商談が行われ、商談をきっかけに美容器具の「カッサ」が商品化された。商談は事前予約を推奨しているが、当日、会場スタッフに申し込むこともでき、参加は無料。

    物販では、燕三条地域で作られた包丁、爪切り、スプーンやフォークなどのカトラリーを販売する。磁器、ステンレス、鎚起銅器のいずれかのおちょこ1個と、新潟県内の酒蔵の日本酒50ミリリットルを組み合わせたカプセルトイ「ポンポン酒」も登場。昨年は1,000個以上を売り上げた人気商品で、ことしは新しいロゴデザインのおちょこも期間中に発売する。

    昨年は1,000個以上を売り上げたカプセルトイ「ポンポン酒」
    昨年は1,000個以上を売り上げたカプセルトイ「ポンポン酒」

    都立工科高校生と燕三条企業がタンブラー開発

    東京都立工科高校の生徒を対象にした「ものづくり人材育成プログラム」で生まれたタンブラーも販売する。

    ことしは都立荒川工科高校と都立町田工科高校の生徒計12人が参加。8月に燕三条を訪れ、せきかわ工芸で絞り加工、NK熔接で溶接、S・P・Iで研磨・ブラスト、ほしゆうでパッケージ製作などを体験した。

    東京都立工科高校の生徒を対象にした「ものづくり人材育成プログラム」で生まれたタンブラーも販売
    東京都立工科高校の生徒を対象にした「ものづくり人材育成プログラム」で生まれたタンブラーも販売

    既存のタンブラーを題材に、生徒自身がコンセプト、カラー、ロゴ、パッケージを考案した。ものづくりから販売までを一貫して経験する実践型のプログラムで、19日には生徒が東京駅の会場に立って商品説明も行う。

    燕三条で加工してその日のうちに東京駅へ

    15日から18日は、JR東日本グループの列車荷物輸送サービス「はこビュン」を活用した販売も行う。

    会場で午後2時までに対象製品を注文すると、希望する画像や文字などのマーキング加工を施し、同日午後7時以降に東京駅の会場で受け取れる。新幹線の速達性を生かし、燕三条での加工から東京での受け渡しまでをその日のうちに行うという試みだ。

    「はこビュン」を活用して販売する商品
    「はこビュン」を活用して販売する商品

    対象はチタンプレート、磨きタンブラー、ウェーブチタンタンブラー、コリンズタンブラーで、1日10点限定。データサイズなどによっては当日中に受け取れない場合がある。郵送も対応する。

    このほか、三条市が「JRE MALL ふるさと納税」の返礼品を紹介し、キッチン用品やネイルケア用品、包丁、アウトドア用品などを通して三条のものづくりをPRする。

    10月1日から4日まで三条市、燕市と周辺地域の158カ所で開かれる「燕三条 工場の祭典2026」の情報発信も行う。

    「JRE Local Hub 燕三条」は2023年2月、燕三条駅改札外2階に開業した地方創生型ワークプレイス。「燕三条こうばの窓口」を併設し、地域の120以上の工場とのビジネスマッチングや商品開発支援、人材育成などを行っている。

    今回の東京駅でのイベントを通じ、ものづくりだけでなく、販路開拓、人材育成、物流、広域連携まで含めて首都圏と燕三条を結ぶ地域共創を進める。

  • 藤田金属が「燕三条ジャパンフェス」の冠協賛 9月26、27日と初の2日間開催

    藤田金属が「燕三条ジャパンフェス」の冠協賛 9月26、27日と初の2日間開催

    藤田金属(株)(新潟市)が初めて冠協賛となる「燕三条ジャパンフェス」が9月26、27日の2日間、燕三条地場産業センター(新潟県三条市)で開かれる。企画・製作を担うエンターテインメント企業の(株)LAND(東京都渋谷区)が8月31日の記者会見で発表した。ことしは初めて2日間開催とし、Kep1er、MASHIHO、川後陽菜 & YONAKA Band、宮川大聖らが出演する。

    LANDCON燕三条ジャパンフェスの出演者の一部
    LANDCON燕三条ジャパンフェスの出演者の一部

    藤田金属は第1回から燕三条ジャパンフェスに協賛してきたが、3回目となる今回は冠協賛にステップアップ。資金面で支えるだけでなく、会場では燕三条のものづくりの魅力を伝えるコンテンツも企画する。

    「街の誇りの一端に」

    燕三条ジャパンフェスは、音楽やエンターテインメントと、燕三条が世界に誇るものづくりや地域文化を掛け合わせ、新しい人の流れと地域の魅力を生み出そうと2023年に始まった。今回は音楽だけでなく、ものづくり、食、カルチャーなども組み合わせ、燕三条の魅力を発信するイベントを目指す。

    LANDの和田直希代表は会見で、音楽、ファッション、ものづくりを組み合わせた事業に取り組んできた経験から、「ものづくりを代表する街である燕三条でフェスを行うことで、今までにないフェスをつくれるのでは」と立ち上げた経緯を説明した。

    左から藤田金属の今井社長、LANDの和田代表、出演者の川後さん
    左から藤田金属の今井社長、LANDの和田代表、出演者の川後さん

    今回は、第1回から協賛してきた藤田金属に「燕三条で本気でものづくりに挑んでいる会社に冠を取ってもらいたい」と依頼した。

    藤田金属の今井幹太社長は、大規模なフェスでは大企業が冠スポンサーを務めることが多いが、和田代表からの依頼に「喜んでイエスと返事をさせていただいた」と話した。

    同社は2030年までの中期経営計画で「LEAD THE REGION」を掲げ、地域をけん引する存在になることを目標にしている。今井社長は、同社は燕市で創業し、県央地域に4つの事業拠点を持っており、自社も「燕三条のものづくりを支えている一員」とした。

    初めて冠協賛となる藤田金属の今井社長
    初めて冠協賛となる藤田金属の今井社長

    第1回は雷雨のため途中で中止になったが、それで終わらずにその後もフェスは回を重ねてきた。「今回、冠を取ることで少しでも大きな流れ、大きなうねりを後押しできたら」と期待。「燕三条、新潟県の皆さんに、このフェスがあってよかったと、少しでもまちの誇りの一端になってもらえるような存在を目指したい」と話した。

    26日はMASHIHO、27日はKep1erがヘッドライナー

    26日は元TREASUREのメンバーで、現在ソロアーティストとして活動するMASHIHOがヘッドライナーを務め、シンガーソングライターの宮川大聖も出演する。

    27日のヘッドライナーは、韓国・中国・日本出身メンバーによる6人組グローバルガールズグループKep1er。川後陽菜 & YONAKA Bandも出演する。今後さらに出演アーティストやスペシャルプログラムを追加する予定。

    会見に出席した川後さん
    会見に出席した川後さん

    川後陽菜さんは第1回の2023年から同フェスに参加している。当時は実際に燕三条地域で暮らし、地域の文化やものづくり、人との交流を体験する企画「川後陽菜の『住んでみた。』燕三条編」にも取り組んだ。2025年のフェスではトリを務めた。

    会見で川後さんは、第1回のPR活動で藤田金属を訪ねたことを話し、「新潟県への愛情だったり、ものづくりへの熱量を、本当に住んでみて感じることが多かった」と振り返った。

    第1回以降も月に1、2回ほど新潟を訪れるようになった。「燕三条の魅力、新潟県の魅力を、私自身が学んだ経験を生かしながらアピールできたら」と話した。

    開催時間は両日とも午後4時開場、5時開演、9時終演予定。チケットは2日通しS席1万8000円、S席1万円、A席5000円、いずれも税込み。主催は燕三条ジャパンフェス実行委員会、企画・制作はLAND。

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  • 三条市立大学が被災者の入学検定料を全額免除 入学金、授業料も減免

    三条市立大学が被災者の入学検定料を全額免除 入学金、授業料も減免

    三条市立大学(新潟県三条市、アハメド・シャハリアル学長)は1日、災害で被災した人を対象に、入学検定料、入学金、授業料を減免すると発表した。経済的な理由などで進学を断念することがないよう支援する。

    三条市立大学
    三条市立大学

    入学検定料は全額免除。入学金と授業料は、被災状況に応じて全額または半額を免除する。

    免除措置の対象となる主な災害
    これ以外の災害でも免除措置に該当する場合がある
    災害救助法が適用された災害 法適用市町村を含む都道府県
    令和8年8月27日からの大雨に伴う災害 富山県、石川県、福井県
    令和8年7月17日から18日にかけての大雨に伴う災害 栃木県
    令和8年8月13日からの大雨に伴う災害 千葉県
    令和8年熊本地震 熊本県
    令和8年6月24日からの大雨に伴う災害 福岡県、鹿児島県

    主な対象災害は、6月24日からの大雨に伴う災害の福岡、鹿児島両県、令和8年熊本地震の熊本県、8月13日からの大雨に伴う災害の千葉県、7月17、18日の大雨に伴う災害の栃木県、8月27日からの大雨に伴う災害の富山、石川、福井3県。いずれも災害救助法が適用された市町村を含む都道府県を対象としている。

    免除措置の内容
    被災の状況よって免除措置の区分が異なる
    免除措置の対象 免除措置の区分
    入学検定料 全額免除
    入学金 全額免除又は半額免除
    授業料 全額免除又は半額免除

    このほかの災害でも免除措置に該当する場合がある。同大学では、自身が対象になるか分からない場合も相談を受け付けている。出願、受験に関する問い合わせは三条市立大学入試担当(0256-47-5121)。

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  • 住宅・店舗新築・リフォーム工事業たかはし住宅設計事務所(新潟市中央区)が事業停止 自己破産申請へ、負債約6000万円

    新潟市中央区の住宅・店舗新築・リフォーム工事業(株)たかはし住宅設計事務所(資本金100万円)は8月31日付で事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。負債は債権者約10人に対し約6000万円。

    帝国データバンク新潟支店によると、同社は1985年1月創業、2022年4月に法人改組。新潟市内を主な営業エリアとして、一般個人住宅や店舗の新築、リフォーム工事を手がけていた。

    しかし近年は、新型コロナウイルスの影響によるウッドショックなどで業績が低迷。赤字が続き、支払いが困難となったことから事業継続を断念した。

    事後処理を弁護士法人新潟シティ法律事務所(新潟市中央区)の村山雄亮弁護士ほか3人に一任した。今後、新潟地裁へ自己破産を申請する予定。

  • 宮古島の太平タクシーをLANDが取得 マルソーとの連携第1弾、モビリティや観光で新事業へ

    宮古島の太平タクシーをLANDが取得 マルソーとの連携第1弾、モビリティや観光で新事業へ

    物流・運輸のマルソー株式会社(新潟県三条市)とエンタテインメント事業の株式会社LAND(東京都渋谷区)は8月31日、新潟市内で記者会見を開き、マルソーが保有する沖縄県宮古島市でタクシー事業を運営する太平タクシー株式会社の全株式をLANDが取得することで合意したと発表した。取得額は非公開。両グループの連携強化に向けた第1弾で、宮古島を舞台にモビリティ、観光、地域創生などの新たな事業やサービスの創出を目指す。

    マルソーの渡邉会長(左)とLANDの和田代表
    マルソーの渡邉会長(左)とLANDの和田代表

    昨年6月にマルソーグループ入り

    太平タクシーは1964年設立の宮古島のタクシー事業者。2025年6月にM&Aでマルソーグループに加わった。マルソーは宮古島が物流や観光客対応、廃棄物などの課題を抱えていることから、太平タクシーを足掛かりに島の課題解決に取り組む考えで進出した。

    マルソーと宮古島をつないだ背景には、新潟県上越市板倉区出身の中村十作(1867-1943)の存在もある。中村十作は明治時代、真珠養殖を志して宮古島へ渡り、島民を苦しめていた人頭税の廃止運動に尽力した。現在も宮古島でその功績が語り継がれている。

    マルソーの渡邉雅之会長は約3年前に初めて宮古島を訪れ、中村十作を通して新潟と宮古島との深いつながりを知った。その後、何度も島を訪れるなかで地域が抱える課題に触れ、「第二の中村十作となって、この宮古島を救いたい」との思いをもつようになった。

    そのなかで太平タクシーをM&Aで取得したが、渡邉会長は「マルソーグループのノウハウだけでも宮古島の問題解決には、なかなか至ることができないと悩んでいた」と振り返った。

    3月の出会いから連携へ

    転機となったのが、ことし3月のLANDの和田直希代表との出会いだった。マルソーは、和田代表が以前、代表を務めたトキエアの株主でもあり、両者は以前から接点があった。

    和田代表によると、渡邉会長との話のなかで「新潟を代表する物流会社であるマルソーとLANDで何かできないか」と議論が盛り上がったという。

    LANDは一般消費者向けのサービスを得意とし、地域と利用者をつなぐ「スーパーアプリ」の構想も進めている。和田代表は、マルソーとの協業を具体化するうえで「一番フラッグシップになる事業が宮古島の太平タクシーなのではないか」と考え、今回の株式取得に至ったと説明した。

    渡邉会長
    渡邉会長

    渡邉会長も株式をすべてLANDへ譲渡する一方、譲渡後も太平タクシーの取締役として経営に参画する予定。両社が一緒になって宮古島での取り組みを進める。

    タクシーを起点に「新しい移動の形」

    LANDは太平タクシーが宮古島で培ってきた地域密着の事業基盤を生かしながら、マルソーの物流などのノウハウと、LANDの消費者向けサービスやデジタル分野の強みを組み合わせる。

    和田代表は、ライドシェアなど新しいサービスが登場していることに触れ、「モビリティというものはもっと民主化する」と今後の変化を見込む。

    従来のタクシー事業の枠にとどまらず、移動を中心に物流や観光などを組み合わせ、「新しい移動の形」を太平タクシーで実現したい考えを示した。

    また、会見後、タクシーの自動運転の可能性にもふれた。米国や中国ではすでにタクシーの自動運転による無人営業が始まっており、日本でもことし以降に特定エリアでの商用化や試験運行が本格化する見込みだ。

    先に記者会見で発表したパーソナル航空機「VEGA(ベガ)」でも自動操縦の導入を検討しており、その技術を自動運転に生かしたい考えも示した。

    宮古島は国内有数の観光地である一方、離島特有の物流や交通などの課題も抱える。マルソーが昨年、地域課題の解決を掲げて宮古島へ進出してから約1年。今度はLANDが太平タクシーの経営主体となり、マルソーと手を組んで地域交通を起点にした新たな事業づくりに取り組む.。

  • 神経発達症の子どもと保護者を支援 「およぐペンギン」が10月25日に子育て応援講演会

    神経発達症の子どもと保護者を支援 「およぐペンギン」が10月25日に子育て応援講演会

    神経発達症(発達障がい)や特性のある子どもとその保護者、家族を支援する「およぐペンギン」(竹石幸織代表)は、10月25日(日)午後1時半から三条市総合福祉センターで「およぐペンギン子育て応援講演会」を開く。昨年に続いて発達診療に携わる医師の和田有子さんを講師に、子どもから大人までの社会性の発達について学んでもらう。

    およぐペンギン子育て応援講演会「こどもと大人の社会性の発達のお話」
    およぐペンギン子育て応援講演会「こどもと大人の社会性の発達のお話」

    テーマは「こどもと大人の社会性の発達のお話」。赤ちゃん期から思春期、成人期までの愛着(アタッチメント)や、コミュニケーション、協調などがどのように発達していくのかについて話す。

    和田さんは医療法人社団こども輝き「発達クリニックぱすてる」(新潟市江南区)の医師。琉球大学医学部小児科医を経て、3人の子育てのため8年間休業した。

    その後、大学講師などを経て2013年から発達診療の世界に入り、県内外で診療、講演、研修などを行って子育て支援や発達の「凸凹」の啓発、知識普及に取り組んでいる。

    2015年から相談支援ファイル「ぱすのーと」の作成、編集にもかかわっている。

    「ほしい情報が手に入らない」保護者の孤立を減らす

    およぐペンギンは、発達障がいや特性のある子ども、その保護者や家族の不安や孤立感を少しでも軽減しようと三条市を拠点に活動している団体。

    子育てのなかで「ほしい情報が手に入らない」、「同じ境遇の保護者との出会いがない」、「不安があっても情報や気持ちを共有する場がない」といった悩みを抱える保護者がいることから、2022年4月に「市長と話そう」の名称で活動を始め、2023年1月に「およぐペンギン」に改称した。

    一人ひとりのペースを大切にしながら、専門家や行政機関などとも連携して交流会や勉強会、講演会を開催。2022年度は4回、23年度は14回、24年度は16回、25年度は14回活動し、26年度も7月までに交流会3回、学習会2回、意見交換会1回の計6回を開いている。公式LINEの登録者は2026年7月現在119人。

    昨年度も専門医を招いた講演会を開催しており、ことしも神経発達症について地域で少しでも理解を広げたいとして企画した。およぐペンギンの活動は発達障がいのある子どもと家族への支援として地域でも紹介されている。

    講演会は午後4時まで。参加無料で定員100人、手話通訳もある。申し込みは以下のオンラインフォームから。締め切りは10月18日(日)で、定員に達したら早めに締め切ることがある。問い合わせはおよぐペンギン事務局、メール(takeishi2024@outlook.jp)。

    ■およぐペンギン講演会2026 参加申込み

  • 阿賀野市の石栗組が破産手続き開始決定 負債約1200万円

    一般土木建築工事業の(株)石栗組(新潟県阿賀野市、資本金2500万円、従業員3人)は8月24日、新潟地裁新発田支部から破産手続き開始決定を受けた。負債は債権者約10人に対し約1200万円。

    帝国データバンク新潟支店によると、石栗組は1971年5月創業、85年6月に法人改組した一般土木建築工事業者。旧笹神村、現在の阿賀野市を主な営業エリアに、阿賀野市や新潟県発注の土木工事をはじめ、とび工事、管工事、建築工事などを手がけていた。

    1994年ごろにはガソリンスタンドの経営も始め、2001年5月期には年売上高約6億6900万円を計上していた。

    その後、公共工事の減少による受注低迷や不良債権の発生などで資金繰りが悪化。08年2月に新潟地裁新発田支部へ民事再生法の適用を申請し、裁判所の管理下で再建を進め、11年11月に再生手続きの終結決定を受けていた。

    以後も公共工事を中心に事業を続けたが、工事量が伸び悩み、25年5月期の年売上高は約1億3000万円まで縮小。近年は欠損が続き、事業譲渡も模索したが不調に終わった。資金繰りが困難となり、25年中には実質的に営業を停止していた。

    破産管財人は弁護士法人中村・大城総合法律事務所(新潟市中央区)の中村博弁護士。財産状況報告集会は11月4日午前11時10分から。

  • 三条東高吹奏楽部が「いい湯らてい」でロビーコンサート 9月5日に2回公演

    三条東高吹奏楽部が「いい湯らてい」でロビーコンサート 9月5日に2回公演

    八木ヶ鼻温泉「いい湯らてい」(新潟県三条市南五百川)で5日(土)、県立三条東高校吹奏楽部によるロビーコンサートが開かれる。午前11時と午後1時半の2回公演で、温泉施設のロビーに高校生の生演奏が響く。

    県立三条東高校吹奏楽部ロビーコンサート in いい湯らてい
    県立三条東高校吹奏楽部ロビーコンサート in いい湯らてい

    いい湯らていは毎年、三条東高吹奏楽部の協力で館内で演奏会を開いている。ことしも地域の人たちに吹奏楽の生演奏を身近に楽しんでもらおうと企画した。

    コンサートの鑑賞は無料だが、別ぬ入館料が必要。都合により予告なく中止となる場合がある。問い合わせは、いい湯らてい(0256-41-3011)。

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