投稿者: masato

  • 昨年即完売の国産うなぎを200尾に倍増、価格は引き下げ1尾2,000円 SORAIRO 国上が26日の土用の丑の日限定販売

    昨年即完売の国産うなぎを200尾に倍増、価格は引き下げ1尾2,000円 SORAIRO 国上が26日の土用の丑の日限定販売

    新潟県燕市国上の「道の駅 SORAIRO 国上」は、7月26日(日)の土用の丑(うし)の日限定で、鹿児島県産の国産うなぎの蒲焼きを特別価格で販売する。昨年は100尾が完売し、購入できない人が相次いだことから、ことしは販売数を2倍の200尾に増やし、価格も税込み2,000円に引き下げて提供する。
    「道の駅 SORAIRO 国上」が土用の丑の日限定で販売する鹿児島県産の国産うなぎの蒲焼き
    「道の駅 SORAIRO 国上」が土用の丑の日限定で販売する鹿児島県産の国産うなぎの蒲焼き

    約160グラムの大ぶりな鹿児島県産うなぎを実演販売

    販売するのは、国内最大級の養殖産地として知られ、品質と価格のバランスに優れた鹿児島県産の養殖うなぎ。約160グラムと大ぶりで、スタッフが目の前で次々と焼き上げる実演販売により、香ばしい焼きたての蒲焼きを提供する。

    昨年は100尾限定で販売したところ、販売開始前から長い列ができ、完売後も購入できなかった人が多くいた。その反響を受け、ことしは販売数を200尾に増やすとともに、整理券を導入した。

    「道の駅 SORAIRO 国上」が鹿児島県産の国産うなぎ特売
    「道の駅 SORAIRO 国上」が鹿児島県産の国産うなぎ特売

    午前・午後の2回販売、整理券を配布

    混雑を避けるため、販売は午前11時と午後1時の2回に分け、それぞれ100尾を販売する。午前11時販売分の整理券は午前10時から、午後1時販売分は午前11時から配布し、いずれも予定数に達ししだい終了する。

    うなぎの販売は通常は行っておらず、土用の丑の日に合わせた季節限定イベントとして実施している。ことしで3年目となり、数量限定ながら利益よりも地域イベントとしての位置付けを重視して続けている。

    品質と価格のバランスに優れた鹿児島県産の養殖うなぎを焼きたてで販売
    品質と価格のバランスに優れた鹿児島県産の養殖うなぎを焼きたてで販売

    担当者は「国産うなぎを少しでも手に取りやすい価格で提供したい。ことしは昨年より多くの人に味わっていただけるよう200尾を用意した」と来場を呼びかけている。問い合わせは道の駅 SORAIRO 国上(電話0256-98-0770)。

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  • 庭園で平家物語に浸る 阿賀野市・5yukuriで「にわと琵琶 4 Seasons Concert」

    庭園で平家物語に浸る 阿賀野市・5yukuriで「にわと琵琶 4 Seasons Concert」

    新潟県阿賀野市天神堂の複合施設「5yukuri(ゴユクリ)」で7月18日(土)、19日(日)の2日間、四季を通して琵琶(びわ)語りを楽しむシリーズ企画「にわと琵琶 4 Seasons Concert in summer」が開かれる。佐渡市を拠点に国内外で活動する薩摩琵琶奏者・巫美麗(ウー・メイリー)さんを迎え、庭園空間と琵琶の音色を融合させた新たな演奏会を提案する。

    昼の部の会場の5yukuri Villaと摩琵琶奏者の巫美麗さん
    昼の部の会場の5yukuri Villaと薩摩琵琶奏者の巫美麗さん

    会場となる5yukuriは、造園業を営む有限会社新光園が運営する施設。四季折々に表情を変える庭園を生かし、昼の部は水辺を望む「5yukuri Villa」、夜の部はライトアップされた庭を眺める「5yukuri Cafe」で開催する。同じ演奏でも昼と夜で異なる雰囲気を味わえる。

    演奏する巫さんは台湾生まれ、日本で育ち、現在は佐渡市を拠点に活動。薩摩琵琶錦心流の伝統を基礎に、祈りや物語をテーマにした独自の表現を追求し、国内外で公演を重ねている。

    シリーズは「夏・秋・冬・春」の全4回で構成される年間企画の第1弾。「季節を楽しむ」をテーマに、庭園の景色とともに琵琶語りを一年かけて味わってもらおうという試みだ。

    夏公演では「平家物語」を中心に構成。「祇園精舎」や「船弁慶」など季節感のある演目を交え、日本の古典文学の世界を琵琶の語りで表現する。

    各日とも昼の部は午前11時開演(受付午前10時)、夜の部は午後7時開演(受付午後6時)。定員はいずれも15人。料金は前売り3,000円、当日3,500円(1ドリンク付き)。4公演すべてを鑑賞できる通し券(1万円)も用意する。

    今後も秋公演を10月3日、冬公演を12月12日、春公演を2027年4月10日に開催予定。庭園の移ろいとともに季節ごとの琵琶語りを楽しめる長期シリーズとして展開する。

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  • 7.13水害22年 三条市で追悼、W杯準決勝進出のアルゼンチンがつなぐ復興支援の記憶

    7.13水害22年 三条市で追悼、W杯準決勝進出のアルゼンチンがつなぐ復興支援の記憶

    2004年の7.13水害から22年となる13日、9人が犠牲となった新潟県三条市では、ことしも五十嵐川水害復興記念公園(三条市諏訪1)に献花台を設置し、堤防が決壊した午後1時15分から黙とうを行う。

    五十嵐川水害復興記念公園と現役時代のパブロ・アイマールさん
    五十嵐川水害復興記念公園と現役時代のパブロ・アイマールさん

    7.13水害の記憶を次の世代へ伝え、亡くなった9人の冥福を祈るため、毎年、発災日の7月13日に献花台を設置している。

    献花台は慰霊之碑前に午前10時から午後4時まで設置し、誰でも献花することができる。

    一方、サッカー・ワールドカップが佳境を迎えている。12日の準々決勝でアルゼンチン代表がスイス代表を破り、準決勝進出を決めた。アルゼンチン代表のアシスタントコーチを務めるのは、元同国代表MFのパブロ・アイマールさんだ。

    アイマールさんは2004年8月、新潟スタジアムで行われた当時所属していたバレンシアCF(スペイン)とアルビレックス新潟との親善試合で来県したことをきっかけに、「アイマール基金グッズ」の売り上げの一部を7.13水害と新潟県中越大震災の義援金として寄付。同年10月、三条市に103万3906円、新潟県災害対策本部に100万円を贈った。

    五十嵐川水害復興記念公園
  • 八十里越開通へ「着るPR」 三条・只見・南会津3市町が初の公認ポロシャツ 7月16日から道の駅「漢学の里しただ」で一般販売

    八十里越開通へ「着るPR」 三条・只見・南会津3市町が初の公認ポロシャツ 7月16日から道の駅「漢学の里しただ」で一般販売

    国道289号八十里越(はちじゅうりごえ)の2027年夏の開通に向けた機運醸成を図ろうと、八十里越が結ぶ新潟県三条市と福島県只見町、南会津町の3市町は合同で初となる「八十里越オフィシャルポロシャツ」を制作。7月16日(木)から道の駅「漢学の里しただ」で一般販売を始める。

    定例記者会見で「八十里越オフィシャルポロシャツ」を着た滝沢市長
    定例記者会見で「八十里越オフィシャルポロシャツ」を着た滝沢市長

    今回のポロシャツは、「越後・南会津街道観光・地域づくり事業」を進める3市町が共同で制作した初の公認グッズ。2027年夏に予定される八十里越開通に向け、普段使いできるアイテムを通じて地域内外への情報発信につなげようと企画した。

    6月に開いた「八十里越バンジーフェス」で関係者が先行着用した。日常的に着られるPRアイテムとして開通ムードを盛り上げる。

    3市町のバージョンのうち一般販売は三条市版の白鳥デザイン

    デザインは、「八十里越街道」ブランドロゴを手掛けた県央地域のデザイン会社・有限会社エムズグラフィックが担当。胸には八十里越天空大橋、左袖には八十里越街道のブランドロゴを配し、襟元には3市町それぞれの特色を表現した3種類を用意した。三条市は白鳥、只見町はイワナ、南会津町は南郷トマトをモチーフにした。

    一般販売するのは、三条市をイメージした白鳥デザインで、価格は税込み3,800円。カラーはネイビー、サイズはMから4Lまでを用意する。今後はカラーやサイズのバリエーションも増やす予定で、機運醸成イベントなどでも販売していく。

    定例記者会見で「八十里越オフィシャルポロシャツ」を着た滝沢市長
    定例記者会見で「八十里越オフィシャルポロシャツ」を着た滝沢市長

    事業者や団体向けの受注販売も開始する。追加料金でポロシャツの空きスペースに企業や団体のロゴを入れることもできる。地域ぐるみで八十里越開通を盛り上げるツールとしての活用も見込んでいる。

    毎週金曜は「三条市役所八十里越ポロシャツデー」で市職員も着用

    三条市はあわせて、毎週金曜を「三条市役所八十里越ポロシャツデー」に設定。関係部署を中心に市職員が積極的にポロシャツを着用し、開通への期待感を市役所内外に広げる取り組みを始める。

    八十里越は新潟県と福島県を結ぶ国道289号の最後の未開通区間。2027年夏の開通を予定する。3市町では観光や交流人口の拡大、沿線地域の活性化に向けた取り組みを共同で進めており、今回のオフィシャルポロシャツもそのシンボルのひとつとなる。

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  • 三条市、市税など還付金の支払いが約1カ月半遅延 539人・約1,140万円対象 処理遅滞で再発防止へ

    三条市、市税など還付金の支払いが約1カ月半遅延 539人・約1,140万円対象 処理遅滞で再発防止へ

    新潟県三条市は13日、市税や国民健康保険税などの還付金について、本来5月末に行う予定だった還付が約1カ月半遅延していたと発表した。対象は延べ539人、還付総額は1,140万1,200円。税務課では処理期限までに業務を終えられなかったうえ、組織として遅れを把握できず、予定どおり還付できなかったという。

    還付が遅延した対象者数(延べ人数)と金額
    還付が遅延した対象者数(延べ人数)と金額

    市によると、還付が遅れたのは市税、国民健康保険税、後期高齢者医療保険料、介護保険料。過誤納などで還付が発生した人に対し、毎月を基本として還付を行っているが、本来5月末に支払うべき還付金の処理が滞った。

    還付が遅延した対象者は、市税104人(283万1,600円)、国民健康保険税209人(670万3,800円)、後期高齢者医療保険料112人(67万6,900円)、介護保険料114人(118万8,900円)の計539人で、総額は1,140万1,200円となった。

    対象者には速やかに還付を進めており、振込口座が確認できた人などには既に還付日を通知済み。

    担当者が期限内に処理を終えられず、それを組織として気付くのも遅れたため、予定どおり還付できなかったと言う。

    還付業務は特定の職員1人ではなく、3人で4種類の税・保険料を担当しているが、処理を期限内に終わらせることができず、周囲も気付くことができなかった。チェック体制が十分に機能しなかった。

    5月特有の業務日程も背景にあった。通常は還付決定後、翌月に支払う流れだが、5月は前年度から新年度への予算切り替え時期に当たるため、本来6月払いとなる案件も5月中に還付する必要があり、通常とは異なるスケジュールで業務が集中した。

    しかし原因は業務管理の徹底が不十分だったことで、今後は再発防止のため、業務管理の徹底に努めるとしている。

  • 雨にも負けず約1,000人が来場 ヒガサン夏祭りが三条夏まつり協賛行事の幕開け

    雨にも負けず約1,000人が来場 ヒガサン夏祭りが三条夏まつり協賛行事の幕開け

    新潟県三条市と東三条駅前から延びる東三条商店街(丸山俊雄会長)は12日、市営駐車場「東三条駅前駐車場」を会場に、夕方から夜にかけて夏の恒例イベント「ヒガサン夏祭り」を開き、あいにくの雨にもかかわらず約1,000人が来場した。

    雨のヒガサン夏祭り
    雨のヒガサン夏祭り

    2018年にオープンした東三条駅前駐車場を広く知ってもらいたい三条市と、地元を盛り上げたい東三条商店街の思いが一致し、毎年開催しているイベント。名称の「ヒガサン」は「東三条」の略称で、昨年までは七夕に合わせた「ヒガサン七夕祭り」として開いていたが、ことしは三条夏まつり協賛行事として実施した。

    かつては三条夏まつりの関連行事として市内各商店街で夜店市が開かれていたが、ことしはその流れを受け継ぐように3つの商店街でイベントを開催する。ヒガサン夏祭りがその皮切りとなり、30日に昭栄通り商店街の「サンシャインマスカット前日祭」、31日に一ノ木戸商店街の「一ノ木戸夜市」が続く。

    雨のヒガサン夏祭り
    雨のヒガサン夏祭り

    当日は雨が降り、イベント中も弱まったり小康状態になったりする時間はあったものの、ほぼ降り続くあいにくの天候となった。

    それでも傘を差した家族連れなどが次々と会場を訪れ、商店街名物の焼きそばをはじめ、キッチンカーのグルメを味わいながら、ステージイベントや子ども縁日などを楽しんだ。

    昨年は約1,700人が来場し、ことしは2,000人を目標としていた。結果は約1,000人だったが、終日雨という条件を考えれば健闘した数字で、関係者は悪天候のなか足を運んだ地域住民に感謝していた。

  • 三条市下田地域の畑に小グマの足跡

    新潟県三条市によると13日午前中、下田地域中飯田地内、民家近くの畑で小グマの足跡の痕跡が確認された。

  • 紙の母子手帳をスマホで管理 三条市が電子母子手帳アプリ「三条子育てアプリ」導入 成長記録や予防接種管理も

    紙の母子手帳をスマホで管理 三条市が電子母子手帳アプリ「三条子育てアプリ」導入 成長記録や予防接種管理も

    新潟県三条市は、妊娠期から子育て期までを切れ目なく支援する電子母子手帳アプリ「さんじょう子育てアプリ」の運用を始めた。紙の母子健康手帳の内容をスマートフォンでも管理できるほか、予防接種や健診のスケジュール管理、子育て情報の配信など、子育て世帯の利便性向上を図る。

    「三条子育てアプリ」
    「三条子育てアプリ」

    ■アプリ「母子モ」のダウンロード

    このアプリは電子母子手帳サービス「母子モ(ぼしも)」を活用した三条市版。妊婦健診や乳幼児健診の結果を記録できるほか、子どもの身長や体重をグラフで管理。初めて歩いた日や話した日などの成長記録も写真やコメントとともに残せる。

    また、複雑になりがちな予防接種のスケジュールも管理でき、接種時期が近づくと通知で知らせる機能を搭載。接種履歴もデジタルで保存できるため、接種漏れの防止にも役立つ。

    さらに、三条市子育て支援サイトや市ホームページ、SNSなど子育て関連の情報をアプリ内に集約。妊娠・出産・育児に関する行政情報へ簡単にアクセスできるようにした。

    10日の定例記者会見で滝沢市長は「保護者にとっては、これまで紙だった母子健康手帳がデジタルで見られるようになるほか、タイムリーな子育て情報を受け取れるなど利便性が向上する。育児や仕事に忙しい保護者の皆さんの利便性向上を図っていきたい。ぜひ活用していただきたい」と利用を呼びかけた。

    アプリの登録はアプリをダウンロードし、登録された郵便番号に応じて三条市版に切り替わる。

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  • 7.13水害から22年 三条市の滝沢市長「災害に強い三条市を市民とともに」 風化防止と防災意識向上を誓う

    7.13水害から22年 三条市の滝沢市長「災害に強い三条市を市民とともに」 風化防止と防災意識向上を誓う

    2004年の7.13水害から22年となった13日、新潟県三条市では五十嵐川水害復興記念公園(三条市諏訪1)に献花台が設置され、破堤時刻に合わせて午後1時15分、滝沢亮市長らが三条市で犠牲になった9人の冥福を祈るとともに、防災意識の継承と災害に強いまちづくりへの決意を新たにした。

    献花する滝沢市長
    献花する滝沢市長

    朝は22年前を思い出させる雨

    五十嵐川水害復興記念公園は、7.13水害の破堤カ所に発災から5年後の2009年に完成。建立した「慰霊之碑」の前に献花台を設置して毎年、献花を受け付けている。

    この日は朝、一時的に強い雨が降り、五十嵐川水害復興記念公園前の五十嵐川の流れが激しく、22年前を思い出させたが、黙とうが始まるまでにいったんやんだ。22年前のこの日は、明け方をピークに1日で208ミリの雨量を記録する猛烈な雨が降っている。

    破堤時刻の午後1時15分からの黙とうには、滝沢亮市長をはじめ市議、地元選出の衆院議員や県議ら十数人が参列。黙とうをささげたあと、順に献花を行った。

    黙とう
    黙とう

    その後の囲み取材で滝沢市長は、「22年前、亡くなられた皆さまのご冥福をお祈りするとともに、改めて災害に強い三条市を市民の皆さまと一緒につくっていかなければならないとお誓い申し上げた」と気を引き締めた。

    東京で知った故郷の被災「今でも衝撃が残る」

    市長自身は水害当時、大学1年生として東京で暮らしていた。

    当時を振り返り、「まさか自分のふるさとが、自分の通っていた高校をはじめ、全国ニュースになるような甚大な被害を受けるとは思ってもいなかった。その時の衝撃は今でも記憶に残っている」と振り返った。

    故郷が未曽有の災害に見舞われたことは、離れて暮らしていた滝沢市長にとっても忘れられない出来事となっている。

    囲み取材にこたえる滝沢市長
    囲み取材にこたえる滝沢市長

    災害を知らない世代が多数に 経験の継承が課題


    発災から22年が経過し、市役所職員の世代構成も大きく変わった。

    滝沢市長は「市の職員は約7割が22年前の水害を経験していない世代。大学4年生以下の人たちは経験していないことになる」。そのうえで、「市役所と市民が一緒に、防災や災害対応の意識をつくりあげていかなければならない」と、災害の記憶を風化させず次世代へ伝える重要性を強調した。

    「最後は人」 異常気象時代の防災を訴え

    近年は全国各地で豪雨や地震など自然災害が相次いでいる。滝沢市長は「異常気象がある意味、当たり前の世の中になってきている。それにかつスピーディーに対応していかなければならない」と危機感を示した。

    黙五十嵐川水害復興記念公園
    五十嵐川水害復興記念公園

    AIや各種デジタル技術など防災を支えるテクノロジーの進歩にもふれ、「さまざまな技術は発展しているが、やはり最後は人。役所もそうだし、市民と一緒に防災意識を改めて高めていかなければならないと実感した」と話し、行政と地域住民が一体となった防災力向上の必要性を改めて訴えた。

  • 全国の保育者が燕市に集結 小池保育園で「保育者の夏フェス」 未利用素材や光、映像から学び合う

    全国の保育者が燕市に集結 小池保育園で「保育者の夏フェス」 未利用素材や光、映像から学び合う

    公益財団法人ソニー教育財団が主催する乳幼児教育者向けの学びのイベント「保育者の夏フェス2026」が11日、新潟県燕市小池の社会福祉法人浄勝会小池保育園(松延毅園長)で開かれた。全国各地から保育者や教員ら30人余りが集まり、企業などで不要となった素材を活用した造形活動や、光、映像、保育実践について学び合った。

    小池保育園で開かれた「保育者の夏フェス2026」
    小池保育園で開かれた「保育者の夏フェス2026」

    年に一度、全国の会員が対面で交流

    同財団が運営する「乳幼児のための『科学する心』ネットワーク」の交流イベント。ネットワークは2020年に設立され、全国の保育者や教員ら約1,300人が加入。ふだんはオンラインを中心に情報交換している。

    夏フェスは年に一度、会員がオフラインで一堂に顔を合わせる機会として4年前に始まり、新潟では初開催。ネットワークの自主的な学習サークルで松延園長がリーダーを務めていることもあり、小池保育園が会場となった。

    小池保育園の松延園長
    小池保育園の松延園長

    この日は遠くは北海道から大分県まで、県内外の保育者をはじめ燕市内の小学校長や新潟大学附属小学校の教員らも参加した。

    捨てられる素材を子どもの創造力につなぐ

    まず、ゲスト講師の東京都品川区で「こども素材センター」を運営する株式会社えんのした代表の宮里耕太さんが講演した。幼稚園教諭として計13年間、勤務して現在は企業や工場などから出る端材や未利用素材を集め、保育や教育の場につなげる活動に取り組んでいる。

    「こども素材センター」を運営する株式会社えんのした代表の宮里耕太さん
    「こども素材センター」を運営する株式会社えんのした代表の宮里耕太さん

    宮里さんは、折り紙や画用紙といった市販品、木の実などの自然素材、家庭から出る空き箱などに加え、街や工場から生まれる「未利用素材」を保育に生かす意義を紹介した。

    素材には、アクリル板の端材や規格外のばね、鉄、紙、布、わらなどがある。製品を作る過程で役目を終えたものを宮里さんは「じゃない方素材」と呼び、子どもたちが自由な発想で別のものに見立て、遊びや表現に発展させている。

    宮里さんは「問題は素材が不足していることではなく、素材と教育、保育が分断されている構造にある」と指摘。保育現場では職員が素材を探し、安全性を確認し、活動に取り入れるまでの時間を確保しにくい一方、企業では活用できる素材が大量に廃棄されており、両者を結ぶ仕組みの必要性を話した。

    分科会の紹介
    分科会の紹介

    素材を単なる物として渡すのではなく、どの工場で何を作る過程から生まれたのかという背景も伝えている。「エレベーターの製造現場から生まれた鉄だと知れば、子どもの興味は工場や社会へと広がる。素材との出会いが社会とつながるきっかけになる」と考える。

    「何かになるかもしれない」可能性

    宮里さんは、使い道があらかじめ決められていない素材を用いる「ルースパーツ」の考え方も紹介した。枝や石、端材など、動かしたり組み合わせたりできる素材が多くあるほど、子どもの創意工夫や発見の可能性が広がるという。

    竹を使った保育実践を語り合うサークル
    竹を使った保育実践を語り合うサークル

    完成品は用途が限定される一方、形や役割の定まっていない端材は「何かになるかもしれない可能性に満ちている」。「大人にはただのアクリル板に見えても、子どもが加わることで遊び心が生まれ、何にでも変わる。子どもが自分の世界をつくり出せるようになることが、豊かな未来につながる」と語った。

    参加者は全国から持ち寄られた多種多様な素材に触れ、切ったり、並べたり、組み合わせたりしながら、子どもの目線に立った造形活動を体験した。

    光で遊ぶ分科会
    光で遊ぶ分科会

    7サークルに分かれて実践的に学ぶ

    続いてネットワーク内で活動する7つの探究サークルがそれぞれワークショップを開いた。

    竹を使った保育実践を語り合うサークル、写真から子どもの興味や心の動きを読み解く「ナラティ部」、写真や動画の撮影方法を学ぶ「保育と映像」、子どもと生き物との関わりを考える講座など、多彩なプログラムを用意した。

    繭で創作
    繭で創作

    カイコの繭(まゆ)や糸を使った創作では、日本国内に多くの品種があることや糸の性質を学びながら作品を制作。ライトテーブルやOHPを使った光遊びでは、素材を透過する光や影、色の重なりを確かめ、子どもの探究心を引き出す環境づくりを体験した。

    参加者は前半と後半で異なるサークルを選び、少人数のグループで実践例や日頃の悩みを共有した。講師から一方的に知識を得るのではなく、それぞれの経験を持ち寄り、子どもの姿や保育者の関わりについて語り合った。

    子どもと生き物との関わりを考える
    子どもと生き物との関わりを考える

    最後に地元の燕市のほか参加者が持ち寄った素材でものづくりするワークショップを行った。

    松延園長は、全国の保育者が燕市に集まる貴重な機会になったとして、「ふだんはオンラインでつながっている仲間が実際に顔を合わせ、園内の環境や素材に触れながら学び合うことができた。地域にも乳幼児教育の取り組みを知ってもらえれば」と話していた。

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  • 7.13水害22年へ祈りの夜 無数のシャボン玉が三条の夜空を幻想的に彩る

    7.13水害22年へ祈りの夜 無数のシャボン玉が三条の夜空を幻想的に彩る

    2004年の7.13水害で9人が犠牲となった新潟県三条市で11日、「洪水災害メモリアル&ミズベリング三条フェス」が開かれた。ハイライトのシャボン玉パフォーマンスでは、追悼や祈りを込めた無数のシャボン玉が夜空を幻想的に彩った。

    「洪水災害メモリアル&ミズベリング三条フェス」のナイトバブル
    「洪水災害メモリアル&ミズベリング三条フェス」のナイトバブル

    13日で7.13水害から22年を迎える。毎年、この日に合わせて三条市で追悼イベントが行われており、近年は堤防が決壊した五十嵐川と信濃川の合流点にあるミズベリング三条(三条市下須頃)を会場に開催している。

    日中は、災害時の生活用水づくり、高齢者避難誘導入門、土のうづくりと防水実験、大雨体験など、防災を楽しく学べる講座や体験ブースを設置。火起こし体験やマシュマロ焼きなど、子どもも楽しめるコーナーも用意された。

    「洪水災害メモリアル&ミズベリング三条フェス」のナイトバブル
    「洪水災害メモリアル&ミズベリング三条フェス」のナイトバブル

    夜は、よさこい演舞などに続いてフィナーレを飾る「ナイトバブル」を実施。新潟を拠点に活動するシャボン玉パフォーマンス集団「AWABITO(アワビト)」の4人のパフォーマーが、大小さまざまなシャボン玉を次々と放ち、ときには空を覆うほどの幻想的な光景をつくり出した。

    光と音楽の演出がショーをさらに引き立て、シャボン玉は光を透過して七色に輝き、夜空へ向かってサーチライトのような光の柱が伸びる演出もあった。

    会場には数百人が訪れ、幻想的なショーを満喫。スマートフォンで撮影する人が目立ち、子どもたちは初めて見る光景に目を輝かせながら、舞い降りるシャボン玉に手を伸ばして歓声を上げていた。

    「洪水災害メモリアル&ミズベリング三条フェス」のナイトバブル
    「洪水災害メモリアル&ミズベリング三条フェス」のナイトバブル

    「洪水災害メモリアル&ミズベリング三条フェス」のナイトバブル
    「洪水災害メモリアル&ミズベリング三条フェス」のナイトバブル

    「洪水災害メモリアル&ミズベリング三条フェス」のナイトバブル
    「洪水災害メモリアル&ミズベリング三条フェス」のナイトバブル

  • 丸太を切って夏を熱く 第32回全日本丸太早切選手権大会が参加者募集

    丸太を切って夏を熱く 第32回全日本丸太早切選手権大会が参加者募集

    新潟県長岡市三島地域の夏の恒例イベント「第32回全日本丸太早切選手権大会」が8月11日(火・祝)、長岡市みしま体育館駐車場特設会場で開かれる。7月20日(月)締め切りで参加者を募集している。

    第32回全日本丸太早切選手権大会
    第32回全日本丸太早切選手権大会

    大会は午前8時から受け付け、9時に開会。参加費は1組1,000円で、当日、受け付けで現金で支払う。

    競技は夫婦や親子、友人同士など2人1組で丸太をのこぎりで切り、その速さを競う。力だけでなく息の合ったリズムや作業の正確さも勝敗を左右し、毎年、県内外から多くの挑戦者が集まる。

    一般、女性、小学生3部門を設け、安全を考慮して各部門とも小学生は3年生以上の参加を推奨している。

    入賞者には三島地域の特産品などが贈られるほか、参加者全員に参加賞を用意。さらに、参加条件として「ほうき1本」と「チリトリ1枚」を持参するユニークなルールもある。

    大会会場では、豪快に木くずを飛ばしながら丸太を切る参加者たちの真剣な表情や、応援する観客の歓声が一体となり、毎年、大きな盛り上がりを見せる。長岡市三島地域を代表する夏の風物詩として定着している。

    申し込みは大会ホームページの専用フォームまたは所定の申込書で受け付ける。

    8月11日の三島まつりの一環のイベントとして開かれる。三島まつりは同じ会場でステージイベントや神輿渡御、大花火大会などが行われる。

    また、実行委員会では、大会だけでなく地域イベントや学園祭などへの「丸太切り体験」の出張も実施している。のこぎりなど必要な道具は貸し出され、切った丸太は記念に持ち帰ることができる、子どもから大人まで楽しめる体験企画だ。

    公平性の観点から、大会出場に向けた練習目的での道具貸し出しは行っていない。問い合わせは全日本丸太早切選手権大会実行委員会事務局(長岡市三島支所地域振興・市民生活課内、TEL 0258-42-2249)へ。

    ■大会概要

    日時 8月11日(火・祝) 午前9時開会(受け付け午前8時〜9時)
    会場 長岡市みしま体育館駐車場特設会場
    定員 120組(先着順)
    参加費 1組1,000円
    受付期間 7月20日(月・祝)まで(定員になり次第締め切り)
    競技部門 一般の部、女性の部、小学生の部

    関連リンク

  • 三条市滝谷の五十嵐川で体長1メートル超のクマ目撃 川を渡って山中へ

    新潟県三条市滝谷地内の五十嵐川で12日朝、体長約1メートル以上のクマ1頭が目撃され、県警三条署と三条市は付近住民に注意を呼びかけるとともに警戒活動を行っている。

    三条署によると、12日午前7時55分ごろ、「ランニング中にクマを目撃した」と110番通報があった。

    目撃は同日午前7時52分ごろで、目撃者の男性が五十嵐川左岸を走っていたところ、クマ1頭が左岸から右岸へ川を渡り、そのまま山の中へ入っていく様子を確認した。クマの体長は約1メートル以上とみられる。

    現場は三条市滝谷地内の五十嵐川左岸付近で、周辺には民家が建ち並んでいることから、三条署と三条市役所は付近住民らに対して注意喚起の広報を実施するとともに、周辺の警戒活動を行っている。

    警察は、付近を通行する際は周囲に十分注意し、クマを目撃した場合は近づかず、安全な場所へ避難したうえで110番通報するよう呼びかけている。

  • 「自分も周りの人も大切に」三条市青少年健全育成市民大会 地域ぐるみの見守り誓う

    「自分も周りの人も大切に」三条市青少年健全育成市民大会 地域ぐるみの見守り誓う

    令和8年度三条市青少年健全育成市民大会が12日、三条市中央公民館で開かれた。約150人が出席して「あなたを 君を 自分を 僕を 私を もっと大切にしようよ」をテーマに、家庭、学校、地域、関係機関が連携し、青少年の健やかな成長を支えていくことを確認した。

    令和8年度三条市青少年健全育成市民大会
    令和8年度三条市青少年健全育成市民大会

    大会は、三条市青少年育成市民会議、三条地区保護司会、三条市自治会長協議会、三条市PTA連合会、三条市青少年指導委員会が主催、三条市教育委員会が共催した。

    7月は「青少年の被害・非行防止全国強調月間」と「社会を明るくする運動」の強調月間、再犯防止啓発月間。犯罪や非行の防止、罪を犯した人の立ち直りへの理解を広げる取り組みが全国で展開されている。

    三条地区保護司会の五十嵐会長
    三条地区保護司会の五十嵐会長

    三条市でも毎年、青少年健全育成市民大会が開かれている。開会にあたり、三条地区保護司会の五十嵐章雄会長は、保護司の役割について、罪を犯した人の立ち直りを支えることと犯罪を予防することの2つを挙げた。

    市職員による黄色い羽根の着用や市役所庁舎の黄色いライトアップなど、市内で進めている啓発活動を紹介し、更生保護ボランティアへの理解と協力を求めた。

    三条市PTA連合会の青野会長が市民憲章唱和
    三条市PTA連合会の青野会長が市民憲章唱和

    出席者全員で三条市民憲章を唱和し、主催者を代表して三条市青少年育成市民会議の韮澤正和会長があいさつした。

    韮澤会長は大会テーマについて、「どのような環境にあっても、まず自分自身を大切にし、家族や友人、地域の人たちなど周りの人も大切にしてほしいという願いを込めた」と説明。一人ひとりが自分の存在と人とのつながりを大切にすることが、希望をもって成長し、未来を切り開く力になるとした。

    三条市青少年育成市民会議の韮澤会長
    三条市青少年育成市民会議の韮澤会長

    一方で、青少年が抱える課題には大人が要因として関わっている場合もあると指摘。「子どもは大人を映す鏡。大人が変われば子どもも変わる」と述べ、地域、学校、家庭、関係機関が力を合わせ、子どもたちが健やかに成長できる環境をつくる必要性を訴えた。

    来賓の滝沢亮三条市長は、市が進める教育、保育環境の見直しにふれた。2028年4月に下田地域の5小学校を統合して飯田小学校の校舎を活用することや、2029年4月に県立新潟県央工業高校と三条商業高校が統合される計画、公立保育所の将来像を検討する「三条市未来の保育所検討委員会」の設置を紹介した。

    滝沢三条市長
    滝沢三条市長

    少子化を背景とした統合や見直しについて、「合理化や縮小のための後ろ向きな話ではない」と強調。「どうすれば子どもたちが健やかな環境で育ち、学ぶことができるのかを考える機会。少子化はピンチかもしれないが、チャンスでもある」と述べ、より良い教育、成長環境を築くため、市民とともに前向きに議論したいと協力を求めた。

    野崎久雄三条市議会議長は、国語の教科書に掲載されていた作品「虹の足」を引き合いに、身近にある幸せについて話した。青少年育成に携わる人たちの活動を「子どもたちの心に虹をつくる活動」と表現し、「三条市の子どもたちのために多くの虹をつくり、温かい心で満たしてほしい」と期待した。

    野崎市議会議長
    野崎市議会議長

    式典後は、俳優で歌手の菅田将暉さん、歌手のこっちのけんとさん、俳優の菅生新樹さんの母で、子育て講演家の(一社)ルン・レルチア代表理事の菅生好身(すごう・よしみ)さんが「菅生家流 笑いだらけの子育て、自分育て、時々夫育て」と題して講演した。

    最後に三条市青少年指導委員会の西沢信一会長が大会宣言、三条市立下田中学校生徒会副会長の山倉誉さんが青少年からの宣言を行った。大会宣言は、いじめ、虐待、引きこもり、貧困のほか、SNSを通じて犯罪や薬物などの有害情報にふれる危険性を課題に挙げた。

    三条市青少年指導委員会の西沢会長
    三条市青少年指導委員会の西沢会長

    そのうえで、温かい声掛けと見守りによる安心できる地域づくり、犯罪の危険を回避する力を身につけるための働き掛け、家庭、学校、地域、関係機関の連携、青少年が社会に主体的に参加できる活動の場の提供を誓った。

    青少年からの宣言では、地域とともに成長すること、周囲への思いやりと感謝を忘れず支え合うこと、善悪を見定めて正しく行動すること、夢に向かって挑戦し続けることを宣言して閉会した。

    下田中学校生徒会の山倉副会長
    下田中学校生徒会の山倉副会長

    また、司会は三条高校生徒会の3人が務め、看板と演題は三条東高校書道部が制作した。

  • 「今日良かったことを3つ」が育てた自己肯定感 菅田将暉さんら3兄弟の母・菅生好身さんが三条で子育て論

    「今日良かったことを3つ」が育てた自己肯定感 菅田将暉さんら3兄弟の母・菅生好身さんが三条で子育て論

    俳優・歌手の菅田将暉さん、歌手のこっちのけんとさん、俳優の菅生新樹さんの母で、子育て講演家の菅生好身(すごう・よしみ)さんが12日、新潟県三条市元町の中央公民館で開かれた令和8年度三条市青少年健全育成市民大会で講演した。演題は「菅生家流 笑いだらけの子育て、自分育て、時々夫育て」。3人の息子を育てた実体験をもとに、自己肯定感を育む家庭づくりや、子どもを信じることの大切さを語った。

    三条市青少年健全育成市民大会で後援する菅生好身さん
    三条市青少年健全育成市民大会で後援する菅生好身さん

    「今日良かったことを3つ」が人の長所を見る力に

    菅生さんは(一社)ルン・レルチア代表理事で、子育て講演家、元氣食アドバイザー、「福むすび神美カミ結びの会」代表。

    大阪府箕面市で3人の息子を育てた。近所の子どもたちが年齢を超えて遊び、年上の子が年下の子を自然に受け入れる地域環境の中で成長したという。また、3人とも自宅出産で迎えた経験から、「家族が一致団結し、命の誕生を家族みんなで見守れたことが、その後の家族の絆につながった」と振り返った。また、紙おむつでなく布おむつで育てた。

    講演で繰り返し紹介したのが、夕食時の習慣だった「今日、良かったことを3つ」。子どもが話す内容は、水たまりで遊んだことでも友達と遊んだことでも何でもいい。

    それを決して否定せず、「良かったね」「楽しかったね」と受け止めたという。さらに「家族の良いところを3つ」も言い合う習慣を続けた。

    その積み重ねが、人の長所を見つける力や、自分の感じたことを言葉で表現する力につながったと話す。

    長男の菅田さんは、作品ごとに初対面のスタッフと仕事をする俳優という仕事の中で、「どんな人にも良いところを見つけられるのは、この習慣のおかげ」と話していたという。

    一方、三男の新樹さんも、高校時代の部活動で試合後の反省や目標を自分の言葉で話せたことを紹介。「家庭で自由に話せる環境があったからこそ、自分の考えを伝えられるようになったのでは」と分析した。

    失敗を叱るより挑戦を認める

    三条市青少年健全育成市民大会で後援する菅生好身さん
    三条市青少年健全育成市民大会で後援する菅生好身さん

    講演では、3歳だった三男が牛乳瓶を運ぼうとして落として割った「牛乳瓶事件」も披露。玄関いっぱいに牛乳が飛び散り、一瞬、怒りが込み上げた。

    しかし、「せっかく自分から手伝おうとしてくれた気持ちをつぶしたくなかった」と怒るのをやめ、けががないことを確認したうえで、「次はこう持とうね」と運び方を教えた。

    「失敗だけを責めれば、二度と自分から『やる』と言わなくなるかもしれない」。結果よりも挑戦する気持ちを認めることの大切さを訴えた。

    家庭では掃除や水まきも命令ではなく、「手伝ってくれるかな」とお願いした。思うようにできなくても「ありがとう」「助かったよ」と感謝を伝えることで、子どもたちは喜んで手伝うようになったという。

    苦しい時こそ弱音を吐ける家庭に

    次男のこっちのけんとさんが社会人になって心身の不調を抱えた経験も話した。弱々しい声で電話をかけてきた息子を大阪の実家へ戻し、家族で見守った。

    当時、父親が掛けた「お前、死ぬなよ」という言葉を、本人は後に「死ななければいいんだと思えた」と語っているという。

    菅生さんは「苦しい時に弱音を吐ける家庭であることが大事」と強調。「普段から何でも話せる関係をつくっていたからこそ、助けを求める電話をかけてきてくれた」と振り返った。

    「大好き」を伝え続けた3年間の手紙

    自身が長男と末っ子に目が向きがちで、次男への関わりが薄くなっていたことを反省した。中学3年間、毎日、弁当に短い手紙を入れ続けた。

    「笑顔で起きてきてくれてありがとう」「あなたのことが大好き」など、愛情を伝える言葉を書き続けた。卒業の日、次男は友人たちの前でその手紙を読み、友人たちもそれぞれ親への感謝を語り合ったという。

    「愛情は思っているだけでは伝わらない。言葉や行動にして伝えることが大切」と語った。

    子どもを信じることが未来を開く

    講演の最後には、親が「うちの子は大丈夫」と信じることの大切さも強調した。

    「心配や不安ばかりでは子どもの前に逆風を吹かせてしまう。根拠がなくても『大丈夫』と信じることが、子どもの背中を押す追い風になる」と話し、「勉強してほしいなら、まず親が学ぶ姿を見せてほしい」と呼び掛けた。

    約1時間半の講演は、3兄弟の幼少期から現在までのエピソードをユーモアたっぷりに紹介しながら進み、会場は何度も笑いに包まれた。一方で、子どもを認め、信じ、愛情を言葉で伝え続けることの大切さを実感させる内容に、熱心にメモを取る参加者の姿も多く見られた。