投稿者: masato

  • 新人の声も市政へ 三条市議会最大会派の自由クラブ、滝沢市長に初の政策要望

    新人の声も市政へ 三条市議会最大会派の自由クラブ、滝沢市長に初の政策要望

    新潟県三条市議会の最大会派「自由クラブ」(森山昭会長、9人)は9月30日、三条市役所で滝沢亮市長に2027年度(令和9年度)の政策要望書を提出した。滝沢市長への政策要望は初めて。観光振興や道路整備、産業支援、保育、介護離職防止、財政の見える化の6分野10項目をまとめ、新年度の予算編成を前に市政への反映を求めた。

    自由クラブの森山会長から滝沢市長に要望書を手渡す
    自由クラブの森山会長から滝沢市長に要望書を手渡す

    改選で新人3人、政策担当を置いて意見集約

    自由クラブは、ことし4月の市議選を経て9人のうち3人が1期目の新人となった。森山会長は、最大会派としての責任に加え、新たに加わった議員らの意見を市政に反映したい、来年度予算の編成が始まる前にと、今回の要望を発案した。

    政策要望は森山会長の発案で、改選後から準備を進めた。会派の役員に政策担当を設け、白鳥賢、村上勝の両議員が意見の取りまとめを担った。森山会長は、議員経験の浅いメンバーもさまざまな考えを持っているとし、会派として毎年、その思いを市に届けていく考えだ。

    要望は「成長をつくる」「暮らしと仕事を守る」「都市基盤を強くする」の3つを軸に整理した。個別の施策を組み合わせ、交流人口や生産性、定住、投資余力が循環する都市経営を目指す内容とした。

    八十里越を見据えた観光改革と産業用地確保

    観光分野では、国道289号八十里越の暫定開通を見据え、三条観光協会の組織・機能改革を求めた。法人化や外部委託化を含む新たな組織への移行方針と工程を明確にし、観光マーケティングなどを担う専門人材の配置を要望。観光客数だけでなく、宿泊者数や観光消費額、市内周遊などの成果指標を設け、毎年度、成果を公表・検証する仕組みも求めた。

    道路整備では、市が進める都市計画道路の見直しを契機に、継続する路線の整備を加速するよう要望した。渋滞解消、防災、産業・物流、費用対効果などから優先順位を明確にし、国・県の幹線道路整備と連携した具体的な工程の提示や、従来以上に踏み込んだ予算化を求めた。

    産業分野では、地場企業の金属加工技術を生かし、GX(脱炭素)、ロボット、半導体・AI関連などの成長分野への参入を支える技術・設備投資支援を要望した。企業誘致や地場企業の事業拡大に備え、国道289号や三条燕インターチェンジ周辺などの交通条件、電力・水・通信の供給条件を踏まえた産業用地整備計画の策定も求めた。

    保育の選択肢を広げ、仕事と介護の両立支援を

    保育では、待機児童ゼロの維持に加え、家庭ごとに異なる働き方や生活条件に合った施設を選べる情報提供を求めた。

    子育てガイドブックに、対象年齢、開所曜日・時間、延長保育、費用、申込先などを共通項目として整理し、企業主導型保育施設についても契約手続きや無償化の適用条件などを分かりやすく説明するよう要望。妊娠・出産、転入、復職時の相談で各施設の情報にアクセスできる体制や、保育条件が合わず利用を見送った家庭などのニーズ把握も求めた。

    仕事をしながら家族の介護を担う「ビジネスケアラー」の支援では、介護離職を企業の人材確保や事業継続に関わる課題として位置付けた。福祉部局と経済部局、商工会議所などが連携し、経営者や人事担当者を含む支援網の構築を要望した。

    具体例として、介護離職防止や経営リスク対策のセミナー、初動対応ハンドブックの作成・配布、LINEなどを活用した時間外の初期相談を挙げた。意見交換では、介護現場のケアマネジャーから、企業経営者への啓発が必要との声が寄せられていることも紹介された。

    財政の投資余力を市民に分かりやすく

    財政では、国の統一的な財政指標を補う、市独自の「三条市財政持続可能性評価基準(仮)」の策定を求めた。

    ふるさと納税の経費を差し引いた財政効果や、財政調整基金の必要額・活用可能額、寄付金が減少した場合の中期的な財政見通しなどを盛り込み、市の財政状況や将来への投資余力を分かりやすく示すことを要望。過去5年間の決算分析と今後5年間の財政推計を行い、毎年度、議会と市民に評価結果を公表するよう求めた。

    滝沢市長は、要望への謝意を述べ、新年度予算の検討を進める時期に入るとして、今回の内容も含め、三条市の発展につながる予算を考えていく姿勢を示した。意見交換では、市側も課題として認識している内容があるとし、今後もさまざまな観点から意見を寄せてほしいと呼びかけた。

  • 80歳代女性のカードで200万円引き出した疑い 三条市の58歳男を逮捕

    80歳代女性のカードで200万円引き出した疑い 三条市の58歳男を逮捕

    新潟県警三条署などは1日、だましてATM(現金自動預払機)から現金200万円を盗んだ三条市に住む無職の男(58)を逮捕した。

    男は何者かと共謀し、8月27日から30日までの間、三条市内のコンビニ店に設置されたATMで、同市在住の80代女性から不正に入手したキャッシュカード1枚を複数回、使用して現金計200万円を引き出して盗んだ疑い。

  • 金属洋食器発祥の燕物産で幕開け 「燕三条 工場の祭典」過去最多157カ所 「人が、ひらく。」テーマに4日間

    金属洋食器発祥の燕物産で幕開け 「燕三条 工場の祭典」過去最多157カ所 「人が、ひらく。」テーマに4日間

    新潟県燕三条地域の工場や工房などを一斉に開放する「燕三条 工場の祭典2026」が1日、開幕した。14回目となることしは過去最多の157カ所が参加し、4日までの会期中、燕三条地域の産業の魅力を観光の視点から発信する。

    燕三条工場の祭典開扉セレモニー

    参加会場は燕市、三条市を中心に、加茂市、見附市、新潟市、田上町、弥彦村へとエリアを広げ、うち製造業は100社を数える。工場見学やものづくり体験、製品販売などを通じて、金属加工をはじめ、金型、木工、プラスチック、印刷・パッケージ、食品など、地域の幅広い産業に触れてもらう。

    年次テーマは「人が、ひらく。」。工場の扉を開くだけでなく、ものづくりを担う人と訪れる人が出会い、関係や挑戦、次の一歩をひらくとの思いを込めた。ことしは複数の工場を巡る公式バスツアーを昨年の27本から40本へ増便。参加会場のQRコードを読み取って集める「デジタル御朱印帳」も初めて導入した。

    テープカット
    テープカット

    金属洋食器発祥の燕物産から幕開け

    初日の1日は午前8時半から燕市小池の燕物産で開会式が行われ、実行委員会や行政、経済団体などの関係者が4日間にわたる祭典のスタートを祝った。

    燕物産は1751年に金物商として創業。1911年に前身の捧吉右衛門商店が東京・銀座の商店から注文を受けて洋食器を製造し、日本の金属洋食器発祥の企業となった。燕の代表産業である金属洋食器製造の出発点であり、ことしの実行委員長を同社専務取締役の捧開維さんが務めることからも、祭典の原点を象徴する会場となった。

    過去に工場の祭典の事務局や実行委員として関わった佐野大輔燕市長も挨拶で、燕物産を「燕の洋食器の発祥の地、日本の洋食器のスタートの地」と紹介し、開会式にふさわしい場所で開催できることを喜んだ。

    式では来賓らがテープカットしたあと、開扉セレモニーを実施。捧実行委員長の恒例の「ひらけ!」の掛け声に、会場全体が「KOUBA(こうば)」と応えた。

    例年は工場の扉を開いて開幕を告げてきたが、ことしは燕物産のパワープレスを稼働させ、その機械音で生の製造現場を感じてもらう演出とした。同時に開催エリア各地で開幕を告げる花火が打ち上がった。

    このあと、燕物産では来賓や報道関係者を対象に工場見学やスプーン研磨のワークショップを行った。

    「人」を主語に産地の日常を未来へ

    捧実行委員長

    捧実行委員長
    捧実行委員長

    捧実行委員長はいよいよ開幕を迎えて涙をこらえて挨拶した。行政や関係者、参加企業、ボランティア、運営スタッフなどに感謝したうえで、「燕三条は技術や製品が注目される産地だが、それを生み出すのは人。ことしは、ものづくりの主語に改めて『人』を掲げた」とテーマの意図を説明した。

    燕三条 工場の祭典が第10回ジャパン・ツーリズム・アワードの観光庁長官賞を受賞したことを紹介し、「目指すのは365日いつでもものづくりに触れられる産地」と述べた。

    さらに、工場に明かりがともり、機械音が響き、職人が手を動かす日常は当たり前に残っていくものではなく、「守りたいのは工場の祭典というイベントではなく、私たちが過ごしている日常そのもの」と強調した。

    ものづくりをする人が生み出す唯一無二の風景を「MakerScape(メーカースケープ)」と呼び、10年後へつなげたいとした。来場者には製品や技術だけでなく作り手に会ってほしいと呼びかけ、安全第一で「またこの産地に訪れたい、あの職人に会いたい」と思ってもらえる4日間に期待した。

    滝沢三条市長

    滝沢亮三条市長
    滝沢亮三条市長

    共催する公益財団法人燕三条地場産業振興センター理事長でもある滝沢亮三条市長は、参加の輪を年々広げてきた実行委員会に敬意を示し、「工場の祭典は燕三条、県央地域全体の誇り」と評価した。

    来場者に働く人たちの息遣いを感じてほしいとし、来年に予定される国道289号八十里越の暫定開通にも言及。福島県側からも訪れやすくなるとして、工場の祭典の魅力がこれまで以上に国内外へ伝わり、4日間が安全で楽しく終わることを願った。

    佐野燕市長

    佐野大輔燕市長
    佐野大輔燕市長

    同センター副理事長の佐野燕市長は、2013年に始まった祭典が新型コロナ禍でのオンライン開催などの苦難を乗り越え、14回目を迎えた歩みを振り返った。

    「まちづくりも、ものづくりも、人があってこそ」と述べ、AIやDXが発展しても、ものづくりの最後には人が関わり、祭典の感動も人と人とのつながりから生まれると強調。来場者だけでなく受け入れる工場側にも楽しんでほしいとし、この日を365日続く交流のスタートにしたいと話した。

    産業観光の価値と通年化に期待

    細川燕商議所会頭

    細川哲夫燕商議所会頭
    細川哲夫燕商議所会頭

    燕商工会議所の細川哲夫会頭は、際立った観光の目玉がないと思われてきた地域で、ものづくりの現場を見せ、職人と一般の人をつなぐ発想から始まった祭典が年々拡大してきたことを評価した。

    「地方産業の一つのモデル」とし、観光庁長官賞もその点が認められたのではないかと分析。AIが主流になりつつある時代だからこそ、その対極で職人と来場者が直接つながる産地の姿に価値があるとし、大変革の時代を乗り越える一助になることを願った。

    兼古三条商議所会頭

    兼古耕一三条商議所会頭
    兼古耕一三条商議所会頭

    三条商工会議所の兼古耕一会頭は、「この地域には観光資源がないと思い込んでいたが、今や産業自体が重要な観光資源になり得ることを証明した」と述べた。全国各地にオープンファクトリーの例はあるが、毎年継続しながら規模を拡大してきた例は珍しく、他地域からも注目されているとした。

    古い歴史を大切にする一方で、工場の内部では新しい機械や製法が導入されており、地域外からの来場者だけでなく、地元住民が工場を見てまちを理解し、誇りを持って発信する契機になることを期待した。

    菊田衆院議員

    菊田真紀子衆院議員
    菊田真紀子衆院議員

    菊田真紀子衆院議員は、日常の業務を続けながら開幕へ向けて万全の準備を整えた実行委員会や関係者をねぎらった。

    全国や海外から多くの人に訪れてもらい、地域のものづくりの魅力を広めてほしいとし、自身も祭典を楽しみながら全国へ発信したいと述べた。

    国定衆院議員

    国定勇人衆院議員
    国定勇人衆院議員

    三条市長時代に工場の祭典の立ち上げに携わった国定勇人衆院議員は、祭典がこれまで紆余曲折を経てきたと振り返り、新たな運営体制による現在の「第2幕」の取り組みがジャパン・ツーリズム・アワードで正当に評価されたとした。

    一方、華やかな本祭4日間の裏には「残り361日をどうするか」という当初からの課題があると指摘。高付加価値のインバウンド向けコースなど通年の取り組みも進んでいるとし、本祭の盛り上がりが残る361日への布石になることを期待した。

    「燕三条 工場の祭典2026」は4日まで。基本の開催時間は午前9時から午後5時で入場無料。公開日や時間、予約の要否、体験料金は会場によって異なる。燕物産の一般公開は2日から4日までの午前10時から午後5時で、工場見学ツアー、カトラリーの研磨体験、製品販売などを行う。

    昨年は133の企業・団体が参加し、来場者は過去最多の6万2,060人を数えている。

    燕三条 工場の祭典2026 | 公式サイト
    https://kouba-fes.jp/

  • 傘寿と役員退任の節目に600万円 夫婦で築いたハイサーブウエノ 小越憲泰会長が三条へ恩返し

    傘寿と役員退任の節目に600万円 夫婦で築いたハイサーブウエノ 小越憲泰会長が三条へ恩返し

    業務用厨房機器の設計、製造などを手がける(株)ハイサーブウエノ(三条市福島新田)の創業者、小越憲泰会長(80)は30日、三条市の諸橋轍次博士奨学金に500万円、NPO法人新潟県フードバンク推進協議会に100万円を寄付した。ことし傘寿を迎え、この日をもって代表取締役をはじめとする同社のすべての役員を退任。人生と会社経営の大きな節目に長年、事業を続けてきた三条市へ恩返しをしたいと、教育と子どもの支援に計600万円を贈った。

    左から新潟県フードバンク推進協議会の小林事務局長、田代理事長、ハイサーブウエノの小越憲泰会長、滝沢市長、元晴社長
    左から新潟県フードバンク推進協議会の小林事務局長、田代理事長、ハイサーブウエノの小越憲泰会長、滝沢市長、元晴社長

    教育と子どもの食支援で諸橋轍次博士奨学金500万円、県フードバンク100万円

    30日、市役所で贈呈式が行われた。高額寄付でもあり、市役所玄関で市職員らが集まって小越会長と同行したその長男の小越元晴社長(53)を拍手で出迎えた。

    市長室で小越会長から滝沢亮市長に奨学金への寄付目録を手渡した。滝沢市長は「三条市の将来を担う子どもたちが安心して学業に専念できるよう、有効に活用させていただく」と感謝した。式には同協議会の小林淳事務局長も同席した。

    小越会長は、若いころにPTA活動に携わった経験などから、以前から教育や子どものために何かしたいとの思いがあった。

    小越会長と滝沢市長
    小越会長と滝沢市長

    2004年の7.13水害では、三条市から受け取った見舞金をそっくり三条市に寄付した。2020年には金婚記念で三条市にコロナ禍でのマスク寄付も行い、同じ年には会社として水害後の泥落とし用に高圧洗浄機を三条市社会福祉協議会に寄付するなど社会貢献を続けている。

    今回は小越会長が三条市へ寄付を申し出て、小越会長の思いが反映されるような形になるよう三条市と協議して寄付先を決めた。

    「ことし傘寿という大きな節目を迎え、役員も退く。何かお礼をしようと思った。三条市に少しでも寄与できれば」と、寄付に込めた思いを語った。

    元晴社長も「三条市に恩返しをしたい、教育や子どもたちのために使ってほしいという思いをずっと持っていた」と、父の思いを説明した。

    妻の百合子さんらと3人で築いた会社

    ハイサーブウエノは1969年10月設立。厨房機器や厨房システムの設計、製造、施工、メンテナンス、ステンレス板金加工などを手がける。

    市長室で歓談
    市長室で歓談

    生家はサッシなどに使う戸車を製造していた。「三条にない商売を始めたい」と考えていた小越会長は、1964年の東京五輪を見に上京したときに、これなら三条にはない業種だと、親戚の会社が手がけていた厨房機器製造の上野製作所に興味を持った。


    県立三条高校から国立長岡工業短大(今の国立長岡工業高等専門学校)を卒業すると、上野製作所で約3年間、経験を積んだが、父親の病気を機に三条へ戻り、23歳で独立した。

    修業先の名を受け継いで上野製作所として事業を始めた。その後、栄中央工業団地への移転を機にハイサーブウエノへ社名を変更。「ハイサーブ」には「より良いサービス」、「ウエノ」には修業先への恩を忘れないという思いを込めた。

    創業時は妻の百合子さん(80)、後に工場長を務めた社員と小越会長の3人で会社の礎を築いた。百合子さんは事務を担う一方、自らトラックを運転して納品にも走り、小越会長と二人三脚で事業を支えた。

    小越会長は創業当時を振り返り、「会社をつくったのは私と女房、それから工場長の3人。女房は事務をしながらトラックを運転して納品にも行った」と話した。

    小越親子
    小越親子

    今回の寄付には、夫婦で築いてきた会社のひとつの区切りに、長年にわたり支えてくれた三条市へ恩返しをしたいとの思いも込められている。

    役員最後の日に迎えた新たな節目

    小越会長は30日をもって代表取締役をはじめとするすべての役員を退任した。この日が役員として最後の日となり、傘寿を迎えた年に会社経営に一区切り。役員からは退くものの、今後も呼称は「会長」とする予定だ。

    会社への出勤も続ける考えで、「とりあえず会社には行く。これからも一人ひとりにあいさつしたい」と話した。健康のため、できるだけ歩いて通おうと考えている。

    元晴社長は、父が従業員だけでなく、郵便や荷物を届ける人にも欠かさずあいさつすることに触れ、「会社が成長しても原点を忘れないため、創業の苦労や考えをこれからも話してもらうことが大事」と述べた。

    三条市の歓迎に小越会長は「晴れがましくされると困る」と照れ笑い。それでも、傘寿と役員退任の節目に、創業から半世紀余りを支えてくれた地域への感謝を寄付という形にした。

    三条市内で約500世帯がフードバンクに登録

    小越会長と新潟県フードバンク推進協議会の田代理事長
    小越会長と新潟県フードバンク推進協議会の田代理事長

    一方、新潟県フードバンク推進協議会は、現在の登録世帯は新潟県内で1万1,000世帯を超え、三条市内でも約500世帯に上ることを話した。今回の寄付金は、それぞれの家庭の状況に応じた食料支援や、子どもたちを支える活動などに活用する。

    「厳しい状況にある子どもたちが支援からこぼれ落ちないよう、行政や社会福祉協議会、地域の企業や個人と連携して取り組みたい」と感謝した。

  • 燕三条「工場の祭典」10月1日開幕 158の工場・工房を公開、モデルコースも紹介

    燕三条「工場の祭典」10月1日開幕 158の工場・工房を公開、モデルコースも紹介

    新潟県燕三条地域の名だたる工場や工房を一般公開する「燕三条 工場の祭典2026」が10月1日(木)から4日(日)までの4日間開かれる。参加する工場や工房などは158カ所。来場者は製造現場を巡り、職人の仕事を見学したり、ものづくりを体験したりできる。

    燕三条 工場の祭典2026のモデルコース紹介
    燕三条 工場の祭典2026(画像提供・シビレ株式会社)

    三条市の移住プロモーションサイト「三条で暮らす。」は、初めて訪れる人にも祭典を楽しんでもらおうと、目的別のモデルコースを紹介する記事を公開した。車を使わないコース、親子で見学と体験を楽しむコース、三条の多様な素材と技術に触れるコースの3種類を取り上げている。

    車を使わずに巡りたい人向けには、燕三条駅などを発着する無料のオフィシャルバスツアーを紹介する。ツアーは事前予約制で、ガイドとともに複数の工場を回る。開催期間中は日ごとに異なるコースが設定され、土地勘のない来場者でも参加しやすい。

    親子向けの10月3日のモデルコースでは、下村工業で家庭用包丁の製造工程を見学し、こもれび木工舎で木のネームプレート作りを体験する。最後に道の駅燕三条地場産センターを訪れ、地域で作られた包丁やキッチン用品、工具、金属洋食器などを手に取る流れを提案している。

    燕三条駅などから発着するオフィシャルバスツアー

    日別のコースでは、1日は工具、凧、段ボール、2日は包丁、六角巻凧、鎚起銅器、3日は包丁、チタン、木工、4日は鋳物、箸、爪切りをテーマに工場や工房を組み合わせた。包丁や工具だけでなく、伝統的な手仕事から機械加工まで、燕三条のものづくりの幅を感じられる内容になっている。

    工場や工房によって公開日、見学時間、予約の要否、対象年齢、アクセス方法が異なる。参加前に公式サイトで最新情報を確認する必要がある。

    関連リンク

    158カ所・4日間、どこをどう巡る?「燕三条 工場の祭典2026」を楽しむ3つのモデルコース|三条で暮らす。|まちを知る、人に出会う、暮らしを考える【新潟県三条市公式】
    https://sanjo-city.note.jp/n/nd5d1d5876767

  • 「開ける楽しみ」まで包んだ名栗包丁 地元三条の3社でジャパンスター賞

    「開ける楽しみ」まで包んだ名栗包丁 地元三条の3社でジャパンスター賞

    新潟県三条市の(株)山谷産業(山谷武範代表取締役)がアウトドアブランド「村の鍛冶屋」で販売する「名栗(なぐり)包丁シリーズ」のパッケージが、(公社)日本包装技術協会主催の「2026日本パッケージングコンテスト」で、最高賞ジャパンスター賞14件のうちのひとつ、日本商工会議所会頭賞を受賞した。山谷産業と、紙器コーディネーターのアイバコ(相場浩代表)、パッケージ印刷の(株)トキワ印刷(早川滝徳代表取締役)の三条市内にある3社の共同受賞。着物の合わせをイメージした観音開きの箱に、商品を手にするまでの楽しみを詰め込んだ。

    左からトキワ印刷の早川社長、山谷産業の山谷社長、アイイバコの相場代表
    左からトキワ印刷の早川社長、山谷産業の山谷社長、アイバコの相場代表

    9月9日に東京ガーデンパレスで表彰式が開かれた。受賞企業には一部上場企業がずらり。山谷産業の山谷社長は「本当に、ただびっくり」と驚き、喜ぶ。商品企画と図柄のデザインを担った山谷産業、箱の形状を考えたアイバコの相場浩代表、印刷や加工を担ったトキワ印刷の早川滝徳社長。それぞれの仕事を重ねて生まれた箱だ。

    「箱まで地元で」 高級包丁にふさわしい姿を

    名栗包丁は、オール三条製にこだわった。木柄には、木材の表面に凹凸の削り痕を残す伝統的な「名栗加工」を施し、刃にはSLD鋼を使った。2023年10月発売の三徳包丁に始まり、現在のシリーズは菜切、文化、牛刀、筋引、ペティナイフ、切付ペティナイフの7種類にラインナップを増やした。

    山谷社長が目指したのは、海外市場や訪日客も見据えた高級な包丁だった。これまでも包丁を販売してきたが、「自分たちで全部、パッケージまで考えてやろうというのは、これが初めて」。刃や柄だけでなく、箱まで地元の仕事で仕上げようと相場代表に相談した。

    「普通の箱って、お弁当箱みたいにパカッと開く。それも嫌だし、新しいものを考えたい」。山谷社長の思いを受け、相場代表は同社のデザイン担当社員と打ち合わせを重ねた。海外での展示も念頭に、和風の引き出し式や着物の合わせを思わせる形を検討した。

    着物の合わせに「開ける喜び」を重ねる

    黒いパッケージには下に白い紙を貼り、その上に村の鍛冶屋のロゴ、下には「名栗」。黒紋付きを連想させる。箱の左右から延びる2枚のふたを、着物の前身頃のように重ね合わせて閉じる構造だ。

    上に重なった右のふたを開き、続いて下の左のふたを反対側へ開くと、中央に収めた包丁が姿を現す。着物の合わせをほどくような動きで、包丁と対面するまでの楽しみを演出した。

    相場代表がこだわったのは、箱を開けるときの気持ちだ。「いい包丁って、人にあげたくなる」。自分で買ったものなら中身はわかっているが、贈られたものは何が入っているのかという期待から始まる。

    ふたを外して一度に中身を見せるより、順に開いて包丁が現れるようにしたかった。「開ける喜び、中身を見てわくわくする。そこはこだわりたい」。着物と同じ右前の合わせをイメージし、左右に開く形を提案した。

    そこに山谷産業の社員が帯やマークを組み合わせ、紋付きを思わせる姿にまとめた。「形に合わせてしっかりデザインしてくれた。これがあるから、また映える」と相場代表は話す。

    形が決まれば簡単に作れるわけではない。一般的なふたと身が一体となった組み立て構造。相場代表によると、紙を折り込み、かみ合わせる部分にも工夫が必要だった。

    「これ、組み立てづらいんですよ」と相場代表が明かすと、山谷社長も「めっちゃ組み立てにくい」と笑う。相場代表も提案時には迷ったが、目指す姿にするには必要な構造だった。

    白をくっきり、赤をひと差し 加工は3回

    デザインが決まればトキワ印刷の早川社長の出番だ。まずマットで光沢もある黒い紙を選んだ。黒い紙に白い文字をくっきり見せるためにも、試行錯誤があった。

    当初、一部の文字に使っていたスクリーン印刷では、求める鮮明さが十分に出なかった。そこでトキワ印刷があえてコストのかかる箔(はく)押しを提案した。

    箔押しは上のふたのほかに、下のふたに表示する名栗加工の解説文にも採用。それらは白い箔押しだが、さらに上のふたには落款を思わせる米粒ほどの小さなマークを赤い箔押しで施した。

    箱を展開すると左右のふたが離れているため、白を2回、赤を1回と、計3回の加工を通す。黒地に映える白と、小さな赤の差し色。その見た目を実現するため、工程を重ねている。

    コストを考えればあり得ない手法だが、相場代表も「それでも白く出したいという気持ちが、そこにある」とうなずく。

    「厳しいですと言ったのは、この帯」と早川社長。箱を横切る白い帯は、黒地に印刷では鮮やかな白の表現が難しい。相談の末、別の紙を貼る方法を選んだ。

    最初はトレーシングペーパーに印刷し、切り分けてスプレーのりで1枚ずつ貼っていた。しかしありがたいことに販売数が増え、手作業では追い付かなくなった。

    「そんなに数が出るとは思っていなかった。担当も“もう限界です”となって」と山谷社長。質感をできるだけ近づけたシールに切り替えて対応した。

    開けやすさも改良 店頭で生きる仕掛け

    ふたの差し込みは、デザイン優先にしていたが、開けにくく箱を破ってしまうおそれがあったため、ここは機能性を優先して指を掛ける切り欠きを設けた。見た目と安全性、使いやすさの折り合いをつけた。

    本社に併設のショップで販売するときは、客の目の前で箱を開いて包丁を見せるようにしている。「こうやって開けて見せると、やっぱりみんな喜ぶ」と山谷社長。相場代表が思い描いた開封の楽しみは、店頭で商品を紹介する場面にも生きている。

    燕市の(株)ツボエが「irogami ひとひらのおろし金」のパッケージで2024年に同じコンテストでジャパンスター賞を受賞している。そのことが山谷社長の頭にあった。デザインを担当した社員の励みになればと、受賞できるかわからなくても、まずは出してみようと背中を押した。

    山谷産業は、名栗三徳包丁でニイガタIDSデザインコンペティション準大賞や、おもてなしセレクション最高金賞を受賞。それ以外の商品でも数多くの賞を受けている。山谷社長は「パッケージで取ったのは初めて。本当にびっくり」と喜ぶ。

    「みんなで力を合わせれば」 次は世界へ

    早川社長は、今回の仕事に燕三条の包装産業の強みを見る。地域には多くのメーカーがあり、ホームセンターなどへの販売が広がるなかで、商品を見せる箱や台紙が求められてきた。印刷会社や紙器会社が切磋琢磨し、技術や設備を磨いてきた。「この地域のパッケージの提案力はすごい」と自負がある。

    一方で、「パッケージの印刷会社だけでは、こういったアイデアはあまり出ない」とも。経験があるからこそ、初めから難しいと考えてしまうこともある。作り手の常識にとらわれない「こうしたい」という発想を受け止め、技術で形にすることが大切だという。

    相場代表も、箱だけの力で受賞したとは考えていない。「中身ありきで、その雰囲気をうまく表現できたのかな」。包丁そのものの良さに、社員のデザイン、箱の設計、印刷や加工が重なった。山谷社長も「みんなで力を合わせたからこそできた」と実感を込める。

    今回の入賞で出品資格を得た世界の包装コンテスト「ワールドスター」にも、すでに応募を済ませた。包丁を使う前から、その価値を伝えたい。三条のものづくりを包んだ箱が、今度は世界に「開ける楽しみ」を届ける。

    株式会社山谷産業|村の鍛冶屋/TSBBQ
    https://www.yamac.co.jp/

    株式会社トキワ印刷
    https://www.tokiwa-printing.co.jp/

    aibako[アイバコ]|相場紙器製作所
    https://aibako.com/

  • 住宅の車庫からタイヤ4本盗む ブラジル国籍の男を3回目の逮捕、余罪も捜査

    住宅の車庫からタイヤ4本盗む ブラジル国籍の男を3回目の逮捕、余罪も捜査

    新潟県警三条署などの合同捜査班は30日、三条市内の住宅の車庫に侵入してタイヤ4本を盗んだとして、群馬県大泉町に住む飲食業のブラジル国籍の男(43)を建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕した。

    男は8日午後8時ごろから翌9日午後6時ごろまでの間に、三条市内の一般住宅の車庫に侵入し、タイヤ4本(時価合計約8万円)を盗んだ疑い。男は「車庫に入ってタイヤを盗んだことは間違いない」と容疑を認めている。

    三条署によると、男は車でタイヤを探し、住宅の敷地内や車庫に置かれたタイヤを見つけると、近くに車を止めて持ち去っていたとみられる。

    男は9日、三条署員の職務質問を受けた際、呼気検査に応じなかったとして、道交法違反(呼気検査拒否)の疑いで現行犯逮捕された。このとき男の車内から今回の逮捕容疑となったタイヤが見つかった。男は当初、盗んだことを否認していたが、その後、盗品であることを認めた。

    警察はそれ以前から、別の一般住宅で起きたタイヤの窃盗未遂事件について、男の関与を疑って内偵捜査を進めていた。

    この事件では、男が住宅の車庫付近で住人と鉢合わせになり、そのまま車で立ち去ったという。男は呼気検査拒否事件の翌10日、この窃盗未遂事件の疑いで逮捕されており、今回が3回目の逮捕となる。

    男は三条市内に知人が住んでいることから、たびたび三条市を訪れていた。県内では三条市以外でも同様のタイヤ盗難が発生している。このため、三条、加茂、秋葉、燕の各警察署と県警本部の関係部署が合同で捜査しており、男の関与や余罪を調べている。

  • 燕三条をどれだけ知っている? 第2回燕三条検定で燕三条の魅力をWebで知る

    燕三条をどれだけ知っている? 第2回燕三条検定で燕三条の魅力をWebで知る

    株式会社燕三条(三条市)は、スマートフォンで地域について学べるサービス「ご当地検定」を開発した。「燕三条 工場の祭典2026」の開催を記念し、10月1日から11月30日まで「第2回燕三条検定」を実施する。

    「第2回燕三条検定」
    「第2回燕三条検定」

    解説を読みながら燕三条を知る

    検定は燕三条にまつわる全20問の三択形式で、所要時間は約10分。1問ごとに正解と解説が表示される。正解数に応じて級を認定し、1級は18問以上、2級は15問以上、3級は12問以上、4級は8問以上が基準となる。

    2024年に紙で実施した第1回から、今回はWeb形式に変更した。スマートフォンなどのブラウザから無料で参加でき、専用アプリやアカウント登録は不要。結果の確認とデジタル認定証の発行までオンラインで完結する。燕三条を離れて暮らす人も参加できる。

    1級の応募者には紙の認定証

    1級に認定されて応募した人には、紙の認定証を郵送する。さらに、1級の応募者から抽選で3人に「魚兵の味噌漬け 詰め合わせセット」、すべての級の応募者から抽選で5人に「燕三条 工場の祭典 軍手」を贈る。

    検定には何度でも挑戦できるが、認定証の郵送とプレゼントへの応募は1人1回。応募締め切りは11月30日。

    同社は「ご当地検定」を、自治体や商店街、企業などにも提供する。地域ごとの問題や解説、認定証の制作から、Webでの公開・運用まで対応する。

    第2回燕三条検定/株式会社燕三条の発表

  • 信号無視の疑いで長岡市の介護職員の30代男を現行犯逮捕

    信号無視の疑いで長岡市の介護職員の30代男を現行犯逮捕

    新潟県警西蒲署は29日、車で信号無視した長岡市に住む介護職員の男(36)を現行犯逮捕した。

    発表では、男は同日午後10時半ごろ、新潟市西蒲区南谷内の広域農道で軽乗用車を運転中、信号を無視した疑い。

  • 来年の三条夏まつりは7月末開催の方針 花火代15~20%上昇の見通し

    来年の三条夏まつりは7月末開催の方針 花火代15~20%上昇の見通し

    新潟県三条市の三条地区で夏まつりを運営する三条夏まつり協賛会(会長・兼古耕一三条商工会議所会頭)は9月29日、第22回三条夏まつりの第3回全体会議・実行委員会を開き、来年の第23回三条夏まつりを2027年7月30日(金)、31日(土)に開催する方針を了承した。

    三条夏まつりの大花火大会
    三条夏まつりの大花火大会

    例年の基準に従えば8月6、7日となるが、警備員の確保を考慮して1週間前倒しする。30日に凧と凧ばやし踊り、市民民謡踊り流し、31日に大花火大会を予定している。

    県内の祭りと重なり警備員41人を確保できず

    三条夏まつりは原則として、8月の第1土曜日を基準日に開催している。ただ、長岡まつりなど県内各地の祭りと日程が重なると警備員の確保が難しくなるため、開催日を調整してきた。

    来年の基準日となる8月6、7日は、新潟まつりと重なる可能性がある。7日には寺泊港まつりも予定されている。

    ことしの大花火大会では警備員89人を配置したが、来年8月7日の開催では、このうち41人が従事できない見込みという。このため事務局が7月30、31日への変更を提案し、出席者から異論は出なかった。

    花火代は15~20%上昇の見通し

    一方、来年の花火代金について事務局は、現時点でことしより約15~20%上がるとの話が来ていると報告した。

    ことしの花火代金は、決算見込みで約5865万円。上昇率は現段階の見通しで、来年の大会規模や予算はまだ決まっていない。

    第22回三条夏まつりの第3回全体会議・実行委員会
    第22回三条夏まつりの第3回全体会議・実行委員会

    協賛会はことし、運営費を確保するため、有料観覧席と有料駐車場を初めて導入した。観覧席は用意した190シートが完売し、駐車場は150台分のうち148台が利用された。販売収益は合わせて約97万円だった。

    来年は安全面を確認しながら、有料観覧席を240シート程度に増やすことなどを検討する。

    ことしの大花火大会には、前年より7000人多い6万7000人が訪れた。人気の高さがうかがえる一方、有料観覧席と駐車場の収益だけで花火代の上昇分を吸収するのは難しい。

    協賛者の負担を抑えつつ、来場者の理解を得られる有料サービスなど、新たな財源をどう確保するかが、来年の開催に向けた課題となりそうだ。

  • 7.13水害から続く支援の思い 三条YEG「カジレンジャー募金」熊本へ

    7.13水害から続く支援の思い 三条YEG「カジレンジャー募金」熊本へ

    新潟県三条市の三条商工会議所青年部(YEG・本間隼人会長)は29日、7月28日に発生した令和8年熊本地震の被災地を支援しようと、「カジレンジャー募金」で集まった12万0018円を三条市に届けた。地震発生からわずか6日後の8月3日には募金箱を設置し、8月末まで市内の飲食店や企業など21事業所で協力を呼びかけた。

    左から三条商工会議所青年部の柳取副会長、カジブルー、本間会長、滝沢市長、カジレッド、安田魅力発信委員会委員長
    左から三条商工会議所青年部の柳取副会長、カジブルー、本間会長、滝沢市長、カジレッド、安田魅力発信委員会委員長

    青年部から本間会長と柳取大輔副会長、魅力発信委員会の安田吉史委員長、ご当地ヒーロー「燕三条カジレンジャー」のカジブルーとカジレッドが市役所を訪れ、滝沢亮市長に目録を手渡した。集まった善意は日赤の義援金として寄付する。

    本間会長は「地域の皆様の理解と支えがあって活動できている。全国で困難に直面している地域があれば、待っているだけではなく、自分たちから何か活動しようということで取り組んだ」と話した。

    発災6日後には募金箱を設置

    募金箱には燕三条カジレンジャーをデザイン。トキワ印刷が無償で製作に協力した。カラオケスナックKIKI、吉祥、クラブパープル、三条ロイヤルホテル、諏訪田製作所、全研ビルサービス、村の鍛冶屋、ヤマトキ製作所など、青年部の活動を通じてつながりのある21事業所に設置した。

    安田委員長は、熊本地震の被災地の映像を見て「われわれに何かできることはないか」と考え、本間会長に相談した。「こういう段取りでと決めてから進めたのではなかったので、8月3日には募金箱を設置できた。それは大きかったと思う」と、発生から6日後に募金を始められたスピード感を強調した。

    「今回の災害は衝撃的だったので、皆さんも多く募金してくださったのでは」と、8月いっぱいの活動で12万円余りが寄せられたことに感謝した。

    滝沢市長と歓談

    「災害があれば、すぐ活動しよう」という文化

    青年部ではこれまでも能登半島地震など、大きな災害が発生するたびに募金活動に取り組んできた。本間会長は「青年部には災害があれば、すぐ活動しようという文化がある」と言う。

    「普通の事業なら企画書があってという流れだが、今回はそれとは別に自発的にやろうということで、早速ゴーでダッシュした」と振り返る。

    7.13水害をきっかけに誕生したカジレンジャー

    そもそも燕三条戦隊カジレンジャーの前身、職人戦隊カジレンジャーは、三条市が大きな被害を受けた2004年の7.13水害をきっかけに生まれ、10年以上にわたって青年部が活動を続けている。

    今回の募金だけでなく、地域のイベントにも無償で「出動」し、子どもたちに防災や生活上の注意などを伝えている。青年部では今後もカジレンジャーを地域の催しなどに登場させ、「子どもたちに伝えられるものがあれば」と活動を広げている。

    本間会長は「引き続き、地域をしっかり盛り上げていく活動をしていきたい」と話し、滝沢市長は「青年部の皆さんが地域の皆様のご好意を届けてくださった。三条市としてしっかり届けたい」と感謝した。

    SANJO YEG Official
    https://sanjo-yeg.org/syeg/

  • 燕市も窓口受付を午前9時~午後4時半に 県央では三条・加茂に続き、2027年1月から試行

    燕市も窓口受付を午前9時~午後4時半に 県央では三条・加茂に続き、2027年1月から試行

    新潟県燕市は、2027年1月4日から市役所1階の市民課と会計課の窓口受付時間を、平日の午前9時から午後4時30分までに短縮する。現在の午前8時30分から午後5時15分までと比べ、開始を30分遅らせ、終了を45分早める。6月30日まで試行し、市民への影響などを検証したうえで、2027年7月1日からの本格運用を予定する。

    県央では三条市が2024年、加茂市が2025年に先行

    自治体の窓口受付時間を短縮する動きは各地で進んでいる。人口減少による職員不足や採用難、残業削減や働き方改革、窓口利用者の減少、窓口DXとセットの業務改革、職員を相談業務などに振り向けることなどが背景にある。

    県央地域でも、三条市は2024年4月に市民総合窓口などの通常受付を、加茂市は2025年12月に市民課・税務課・会計課の受付を、それぞれ午前9時から午後4時30分までに短縮した。燕市は三条市から約2年9カ月、加茂市から約1年1カ月遅れて試行に入る。

    来庁者減少を受け、空いた時間を業務改善に

    29日の記者会見では、住民票などのコンビニ交付や市税のキャッシュレス納付が広がり、来庁者が減少傾向にあることが示された。佐野大輔市長は、市民課の年間来庁者が2020年度の6万2929人から2025年度には5万6360人に減ったと述べた。

    短縮する朝と夕方の時間帯に訪れる人は、市民課の1日の来庁者の計8.5%という。市は短縮で生まれる時間を、職員間の情報共有や業務改善に充てる。

    水曜夜間・休日窓口は継続、春の繁忙期も検証

    ただし、水曜の延長窓口と休日窓口は継続する。水曜日は市民課の延長窓口を午後4時30分から7時30分までとし、収納課の延長窓口は従来どおり午後5時15分から始める。

    第2日曜と第4土曜の休日窓口は、開始を午前9時に変更して正午まで開く。市民課と会計課以外の部署の受付時間、職員の勤務時間、電話の受付時間は変えない。

    試行期間には転入・転出が増える春も含まれる。市は利用者への影響や他部署への波及を確かめ、本格運用を判断する。

  • 燕市、企業と障がい福祉事業所をつなぐ作業マッチングシステム 10月1日から運用

    燕市、企業と障がい福祉事業所をつなぐ作業マッチングシステム 10月1日から運用

    新潟県燕市は29日の定例会見で、企業などが依頼したい作業と障がい福祉サービス事業所などが受けられる作業をオンラインで結ぶ「作業受委託マッチングWEBシステム」を10月1日から導入すると発表した。県内初の取り組みで、市内の事業所で働く障がいのある人の工賃向上を目指す。

    業受委託マッチング WEBシステムの概要のイメージ図
    作業受委託マッチング WEBシステムの概要のイメージ図

    佐野大輔市長は、取引のない企業にとっては「どうやって頼んだらいいのか」が分かりにくかったと説明。ウェブ上に窓口を設け、仕事を発注する際のハードルを下げたい考えだ。

    企業が案件を登録、福祉事業所が応募

    企業は作業内容や数量、単価、時期などを登録する。障がい福祉サービス事業所などが公開案件を確認して応募し、企業が内容を確認する流れ。事業所側から受注したい仕事や対応できる作業を発信する機能もある。

    これまでは市が委託した担当者が受発注の連絡や調整を担っていた。新システムでは発注内容と事業所の回答、問い合わせなどを一元化し、双方が必要な情報を確認できるようにする。システムの構築は外部に委託し、運営は市が担う

    受注機会を増やし工賃向上へ

    工賃向上の仕組みについて佐野市長は、企業が気軽に仕事を依頼でき、その情報が各事業所に速やかに届くことでマッチングを増やすのが狙いと説明した。9月24日時点で5社が登録を希望しているとも述べた。

    利用登録と企業向け説明会

    成約事例や福祉事業所の一覧などは誰でも閲覧できるが、仕事の依頼にはログインが必要。利用を希望する企業は市のフォームから申請する。市が内容を確認した後、ログインIDと初期パスワードを送る。

    10月8日(木)午後3時から燕市役所で企業向け操作説明会を開く。オンライン配信も用意する。参加希望者は専用フォームか電話で申し込む。問い合わせは市社会福祉課障がい福祉係、電話0256-77-8172。

    案内と申し込み

    ・燕市作業受委託マッチングWEBシステム/燕市(市の案内)

    ・燕市作業受委託マッチングWEBシステム(システム本体)

    ・【企業向け】作業受委託マッチングWEBシステム登録フォーム(利用登録)

    ・【企業向け】作業受委託マッチングシステム操作説明会参加申し込みフォーム(説明会申し込み)

  • 燕市、障がい者就労の受発注をウェブで結ぶ 窓口時間短縮など12件発表 佐野市長9月定例会見

    燕市、障がい者就労の受発注をウェブで結ぶ 窓口時間短縮など12件発表 佐野市長9月定例会見

    佐野大輔燕市長は9月29日、市役所で定例記者会見を開き、障がい福祉サービス事業所と企業を結ぶ作業受委託マッチングWEBシステムの導入や、市民課・会計課の窓口受付時間の見直しなど12件を発表した。ジャパン・ツバメ・インダストリアルデザインコンクール50回記念の企画展や、地域おこし協力隊の採用も紹介した。

    9月29日の定例会見

    福祉事業所と企業の受発注をオンライン化

    市は10月1日、市内の障がい福祉サービス事業所と仕事を発注したい企業を結ぶ「作業受委託マッチングWEBシステム」を導入する。市によると県内初の取り組み。企業の発注依頼や作業内容、事業所側の問い合わせや受注希望をシステム上にまとめ、受発注を進めやすくする。障がいのある人の工賃向上につなげる狙いがある。

    これまで受発注の連絡や調整は市が委託した事業者が担っていた。会見で佐野市長は、企業が仕事を依頼しやすくなり、事業所に案件の情報が届きやすくなる効果に期待を示した。企業向けの操作説明会は10月8日午後3時から市役所で開く。

    市民課・会計課の窓口、来年1月から短縮を試行

    市民課と会計課の窓口受付時間は、2027年1月4日から平日午前9時~午後4時30分に変更する。6月30日まで試行し、7月1日の本格運用を予定する。住民票のコンビニ交付やキャッシュレス納付の普及で来庁者が減っていることを踏まえ、利用の少ない朝夕の受付時間を見直す。

    水曜延長窓口は午後4時30分から、休日窓口は午前9時からとなる。電話受付と職員の勤務時間は変えない。短縮した時間は課内の情報共有や業務改善に充てる。質疑で市は、現時点で他の部署へ対象を広げる予定は決まっていないと説明した。

    介護職員への感謝メッセージ、蓮池薫さんの講演会も

    市は勤続10年以上の介護職員等をたたえる11月11、12日の表彰式に向け、感謝メッセージを10月1~30日に募集する。寄せられたメッセージは市のホームページや表彰式で紹介し、11月4日からの「介護・福祉学びの収穫祭」でも展示する。

    拉致問題をテーマにした人権講演会は11月28日午後2時から分水公民館で開く。講師は蓮池薫さんで、演題は「夢と絆」。参加無料で定員80人、申し込みは10月1日から受け付ける。

    市内企業の経営者らを対象に、人材活用とDXをテーマとするセミナーも11月25日午後6時から燕商工会議所で開催する。市内企業の実践例を紹介し、人材不足などの経営課題を考える。

    デザコン50回、歴代の受賞製品を展示

    「ジャパン・ツバメ・インダストリアルデザインコンクール2027」は50回目を迎え、10月1日から11月30日まで出品を受け付ける。グランプリの賞金は50万円。審査委員長にはデザインスタジオRKDS代表の小関隆一さんが就任する。

    これに合わせ、燕市産業史料館では歴代の受賞製品を紹介する企画展を10月14日から11月23日まで開く。11月22日午後2時には審査委員で「飯田屋」代表の飯田結太さんによるトークショーもある。定員60人で予約優先、トークショーの参加費は無料だが入館料が必要。

    子ども向け催し、協力隊の活動、車両デザイン募集

    「つばめスポーツキッズフェスタ」は10月12日、吉田総合体育館で開催する。未就学児から中学生までを対象に、カーリンコンやアクティブ・チャイルド・プログラムなどを体験できる。参加は無料。

    市内の小学5、6年生19人による「子ども記者」15期生は、10月21日に終了式を迎える。3チームで制作した「広報つばめ」子ども版は11月1日に発行し、同月号に折り込む。

    市はシティプロモーションを担当する地域おこし協力隊を初めて採用した。9月18日に着任した村岡泰翔さんは、デザイナーと移住者の視点で燕のものづくりや地域の魅力を発掘し、SNSなどで発信する。11月1日には、地域おこし協力隊の青池さんが中心となった「燕でチャレンジマルシェ」をJR燕三条駅で開く。

    予約制乗合ワゴン「おでかけきららん号」では、更新する6台のラッピングデザインを10月1日から11月30日まで公募する。最優秀作品を全車両に採用し、賞金10万円を贈る。新車両は2027年度上半期からの運行を予定する。

    市議選や就任1年についても質疑

    会見後の質疑では、10月の任期満了に伴う市議選についても問われた。佐野市長は、燕市の将来を見据えた議論や投票率の向上に期待を示した。就任約1年を振り返っては、地域に足を運んできたことを挙げ、2年目は職員も地域に入り、必要な施策を進めたいと述べた。

    発表項目

    1. 県内初!障がい者就労施設と企業をつなぐ作業マッチング WEB システムを構築
      -効率的な仕組みで工賃アップにつながる取引を推進します-
    2. 介護の現場で働く人へのメッセージを募集します
      -11 月「介護・福祉学びの収穫祭」各講座の受付も開始-
    3. 市民課・会計課の窓口受付時間を見直します
      -平日「午前 9 時から午後 4 時 30 分まで」に短縮-
    4. 蓮池薫氏を講師に迎え人権講演会を開催
      -拉致問題を始めとする、人権問題への意識啓発を進めます-
    5. 人材活用と DX をテーマに企業向けセミナーを開催
      -「今、経営者はどう取り組むべきか」-
    6. 第 50 回の節目に自慢の新製品を募集します
      -「ジャパン・ツバメ・インダストリアルデザインコンクール 2027」受付開始-
    7. 産業史料館「ジャパン・ツバメ・インダストリアルデザインコンクール展」を開催
      -デザコン 50 回目を記念し、歴代の受賞製品を一堂に紹介します-
    8. つばめスポーツキッズフェスタを開催!
      -スポーツを始めるきっかけづくりを応援します-
    9. 子ども記者 15 期生の終了式を開催
      -完成した紙面で子ども記者が燕市の魅力を発表します-
    10. 燕の魅力を発掘・発信する地域おこし協力隊が始動
      -デザイナー×移住者の視点で魅力を伝え「燕市のファン」を増やします-
    11. 「燕でチャレンジマルシェ」を燕三条駅で開催!
      -地域おこし協力隊の縁から始まる、地域と人が繋がる交流イベント-
    12. 「おでかけきららん号」車両ラッピングデザインを募集
      -思わず写真を撮りたくなる「走る街のシンボル」を目指します-

    2026年9月29日 定例会見/燕市
    https://www.city.tsubame.niigata.jp/houdou/23049.html

  • 加茂市議補選は11月1日告示、8日投開票 現職3人の死去で欠員が定数の1/6超える

    加茂市議補選は11月1日告示、8日投開票 現職3人の死去で欠員が定数の1/6超える

    新潟県加茂市選挙管理委員会は28日、加茂市議会議員補欠選挙を11月1日(日)告示、8日(日)投開票の日程で行うと決めた。選挙すべき議員の数は3人。

    市議会では、安武秀敏氏と樋口博務氏が任期中に死去し、欠員が2人となっていた。さらに佐藤俊夫氏が9月20日に死去し、欠員は3人に増えた。

    市議会の定数は15人。公職選挙法では、欠員が定数の6分の1を超えた場合、50日以内に補欠選挙を行うと定めている。

    投票は11月8日午前7時から午後8時まで。開票は同日午後9時から加茂市産業センターのホール(幸町2丁目2番4号)で行う。期日前投票は11月2日(月)から7日(土)までの午前8時半から午後8時まで、市役所別棟の選挙管理委員会事務室で受け付ける。投票所の一覧は市のホームページで確認できる。

    立候補予定者説明会は10月14日(水)午後2時から、立候補の届け出は告示日の11月1日午前8時半から午後5時まで、いずれも市役所3階の会議室で行う。